「介護」カテゴリーアーカイブ

待機児童2,944人で最少を更新 5年連続減少 厚労省

厚生労働省は8月30日、保育所の「待機児童」が4月1日時点で2,944人となり、5年連続で減少したと発表した。1年前より2,690人少なく、過去最少を更新した。受け皿となる保育施設の整備が進んだことと、新型コロナウイルス禍による利用控えや子ども減少の影響もあった。1994年の調査開始から初めて3,000人を下回った。直近のピークだった2017年の2万6,081人から88.7%減少した。この結果、全国1,741の市区町村のうち1,489(85.5%)で待機ゼロとなった。

大阪司法書士会が7カ所で相続や遺言の無料相談会

大阪司法書士会は8月14日から28日まで府内7カ所で、相続や遺言に関する無料相談会を行う。
高齢化が加速する中、最近の相談で増えているのが空き家の相続に関する案件。総務省のまとめによると、空き家は全国で849万戸に上り、この20年間でおよそ1.5倍に増えている。これらの中には所有者がわからないまま放置されている空き家や土地も少なくない。令和6年をめどに相続する際の登記が義務化されることから、相談会ではこうした案件の相談も受け付けている。

ホンダなど ドライバーの認知機能と運動能力を共同研究

ホンダ、エーザイ、国立大分大学、一般社団法人臼杵医師会は8月12日、高齢ドライバーの認知機能や日常の体調変化と、運転能力との関係性について検証するための共同研究契約を締結したと発表した。実証実験は2022年9月1日〜2023年3月31日。対象者は大分県臼杵市に居住する65歳以上の方(100名)。
運転能力、体調/健康変化をモニタリングすることで、一人ひとりに合わせた安全運転のアドバイス、健康促進のアドバイスを行う。

エーザイとライフネット生命 医療・介護で提携

エーザイ(本社:東京都文京区)とライフネット生命(本社:東京都千代田区)は8月9日、日本の高齢化社会における生活者の医療・介護に係る負担の軽減に貢献することを目指して、認知症領域等での協業に向けた資本業務提携を締結したと発表した。
エーザイの創薬活動や疾患啓発活動の経験知やネットワークと、ライフネット生命が持つ保険商品・関連サービスで培ってきたノウハウや技術等を相互に活用し、新たな保険商品・サービスを開発する。今回の契約に基づき、エーザイはライフネット生命の普通株式3億円相当を取得する予定。

特定技能 11分野で受け入れ数見直す 総数は維持

日本政府は外国人の就労拡大のための在留資格「特定技能」に関し、対象14分野のうち11分野で受け入れ見込み数の上限を見直す。ただ、上限総数34万5,150人は維持したうえで、この間の新型コロナウイルス禍で起こった需要変動似合わせて分野ごとに見直す。
出入国在留管理庁によると、2021年3月末時点の受け入れ数は14業種合わせて2万2,567人で充足率はわずか4.5%にとどまっている。ちなみに受け入れ数の多かった業種の動向を見ると、介護が6万人の受け入れ計画に対し1,705人、外食業が5万3,000人に対し1,150人、建設業が4万人に対し2,116人、ビルクリーニングが3万7,000人に対し281人、農業が3万6,500人に対し3,359人、飲食料品製造が3万4,000人に対し8,104人、宿泊業が2万2,000人に対し83人、素形材産業が2万1,500人に対し1,669人となっている。

5月の生活保護申請2万件超え 5カ月ぶり増加

厚生労働省のまとめによると、5月の生活保護の申請件数は全国で2万353件となり、前年同月比1,953件(10.6%)増えた。
また、5月に新たに生活保護の受給を開始したのは1万7,039世帯で前年同月より1,432世帯(9.2%)増えた。4月までは4カ月連続で前年の水準を下回っていたが、増加に転じた。

最低賃金の引き上げ額 過去最大の31円,平均961円に

今年度の最低賃金(時給)について、労使の代表者らが協議する中央最低賃金審議会は8月1日、引き上げ額の目安を31円(3.3%)と決めた。目安通りに改定されれば全国加重平均は961円(現在は930円)となる。過去最大の引き上げ幅で、円安やウクライナ危機による物価高騰を考慮した。

新型コロナ関連破綻 累計4,000件に 平均1日4.5件

東京商工リサーチのまとめによると、2022年8月2日13時時点で企業の新型コロナウイルス関連破綻件数が累計4,000件(倒産3,850件、準備中150件)に上った。内訳は負債1,000万円以上が3,801件、負債1,000万円未満が199件。
この間の経過をみると、2020年2月25日に経営破綻第1号が判明。約1年後の2021年2月に1,000件、同年8月に2,000件、2,022年3月に3,000件に達した。第1号判明から3,000件まで約2年だったが、3,000件から4,000件まではわずか約150日で到達したことになる。単純計算では1日約4.5件のコロナ破綻が発生している。

技能実習制度 本格見直しへ 古川法相表明

古川禎久法相は7月29日、外国人技能実習制度の本格的見直しに乗り出す考えを表明した。実習先で技能実習生が暴行を受けるなど人権被害が跡を絶たないといった問題点を挙げ、「人づくりによる国際貢献という制度の目的と、実習生を人手不足を補う労働力として扱う現場の運用実態が乖離しており、目的と運用が整合することが必要」だと強調した。政府は年内にも有識者会議を設け、具体的な制度改正に向けた議論を進める方針。

花王など 日常モニタリング応用し将来のフレイル予測

花王パーソナルヘルスケア研究所と国立研究開発法人 国立長寿医療研究センターは7月29日、日常歩行モニタリングが将来のフレイル進行の推定に応用できる可能性があることを確認したと発表した。
今回の知見を、地域や企業への健康支援サービスのさらなる向上などへ応用し、歩行支援によるフレイル予防などを通して、健康寿命延伸へと貢献していく。両者は日常歩行をより正確にモニタリングできる歩行専用高感度活動量計を用いて疫学研究を行った。
今回の研究成果は、国際学術誌「Scientific Report」に掲載された。