「歴史くらぶ」カテゴリーアーカイブ

フィリピンに新たなキリシタン大名・高山右近像

戦国時代のキリシタン大名で、篤い信仰のために国外追放された高山右近の像が、その生涯を終えたフィリピンの首都マニラ市で新たに建てられ12月21日、披露された。
高山右近は戦国時代、高槻城主も務め、織田信長や豊臣秀吉にも仕えたが、キリスト教の信仰を、ほぼすべてのキリシタン大名が改宗した中、棄てなかったため、徳川幕府から国外追放され殉教、1615年フィリピン・マニラで亡くなった。
今回地元の団体が製作した右近像が、400年以上前から続くサンミゲル教会に建てられた。高さ1mのこの像、正面に大きな十字架を両手で抱え、力強い姿が表現されている。
マニラにはこの像の他に、横浜市と大阪・高槻市によって建てられた、敬虔なキリスト教殉教者・右近像もあり、日本とフィリピンの歴史をつなぐ架け橋として市民に親しまれている。

DMV運行1周年 12/24,25 四国南岸で記念イベント

四国南岸、徳島県海陽町と高知県の東洋町、室戸市を結んで運行する「DMV(デュアル・モード・ビークル)」が2021年12月25日、世界初の営業運転を始めて1年となる。DMVはマイクロバスを改造して道路と線路の両方を走る珍しい乗り物。運営する第三セクター、阿佐海岸鉄道が本社を置く徳島県海陽町を舞台に24、25の両日、運行開始1周年を記念したイベントを開く。
24日の前夜祭は宍喰(ししくい)駅周辺でマジックショーや駅舎のライトアップ、打ち上げ花火などが予定されている。25日は始発・終着駅の阿佐海南文化村で、同地域の観光大使を務める俳優、赤井英和夫妻によるトークショーや海南太鼓の演奏会などが企画されている。

高野山・金剛峯寺で「空海の世界展」写真・絵画・書

弘法大師・空海が拓いた高野山をテーマにした写真、絵画、書などのおよそ50点を集めた展示会「空海の世界展」が和歌山県の高野山・金剛峯寺で開かれている。17日まで。
写真家の永坂嘉光さんが撮影した「初冬の御影堂」、「樹間を行く僧列」などに足を止め見入る人や、絵画の前で足を止める人が少なくない。初冬の御影堂は、建物の周辺にうっすらと雪が降り積もった幻想的な風景を収めたもの。樹間を行く僧列は、杉木立の中を進む修行僧たちの姿を切り取ったショット。

民間初月面着陸目指す 宇宙船打ち上げ成功

宇宙ベンチャー、ispece(マイスペース、所在地:東京都)は12月11日、独自開発した月面着陸船を搭載した米スペースXのファルコン9ロケットが、米フロリダ州ケープカナベラル宇宙基地から打ち上げられたと発表した。ロケットから切り離された月面着陸船は予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。月面への到着は約5カ月先で、成功すれば民間企業として世界初の快挙となる。

山形大 ドローン,AI活用し「ナスカの地上絵」168点

山形大学は12月8日、坂井正人教授の研究グループが世界遺産「ナスカの地上絵」で知られる南米のペルーのナスカ大地とナスカ市街地付近で、人間や鳥などの新たな地上絵168点を見つけたと発表した。
調査にはドローンや人工知能(AI)を活用した。現地の考古学者らとの共同調査で2019〜2020年に発見した。168点のうち約3割は人の形をした絵で、ネコ科動物やヘビも見つかった。グループはこれまでも新たな地上絵を見つけており、今回で計358点になったという。

坂口安吾 幻の「探偵小説」発見 全集未収録 短編

『堕落論』『白痴』などで知られる作家、坂口安吾(1906〜1955年)が、デビュー間もない20代半ばに執筆した「探偵小説」が見つかった。この小説は『盗まれた一萬圓(まんえん)』と題した、400字詰めの原稿用紙30枚ほどの短編。
『坂口安吾大事典』編集者の一人で、千葉大学教授(日本文学)の大原祐治さんが、都内の古書店で購入した『東京週報』の合冊本の中から発見された。戦前のタブロイド紙に発表していたが、全集などには未収録で、長らくその存在は知られていなかった。

京都・千本釈迦堂で3年ぶりに「大根だき」実施

京都市上京区の千本釈迦堂で12月7、8日、2020、2021年と新型コロナで中止されていた、無病息災を願う「大根だき」が、3年ぶりに行われた。境内には直径およそ1mの大きな釜が用意され、昆布出汁で大根と油揚げを一緒に炊き、訪れた参拝客に振る舞う伝統行事。一杯1,000円で、2日間で7,500杯ほどが用意され、振る舞われた。

アマゾン熱帯雨林 1年間で1万k㎡超が消失 火災などで

ブラジル国立宇宙研究所(INPE)は11月30日、アマゾン地域の熱帯雨林の面積が2021年8月から2022年7月までの1年間で推定1万1,568k㎡消失したと明らかにした。前年度から1割強の減少で、高水準の消失が続いている。森林火災に加え、農牧地開発のための違法伐採が響いているとしている。

民俗芸能「風流踊」ユネスコ無形文化遺産に決定

北アフリカのモロッコの首都ラバトで開かれているユネスコ(国連教育科学文化機関)の政府間委員会は11月30日、日本の民俗芸能「風流踊(ふりゅうおどり)」を無形文化遺産に登録することを決めた。この登録対象は盆踊り、念仏踊りなどお囃子に合わせて踊る伝統行事。全国の24都府県の合わせて41件をまとめたもの。

京都・南座で「顔見世興行」前に「まねき上げ」

京都・南座(所在地:京都市東山区)で11月25日、京都に年の瀬の訪れを告げる歌舞伎公演「吉例顔見世興行」を前に、出演俳優の名前を書いた看板を劇場正面前に掲げる「まねき上げ」がが行われた。看板は長さ1.8m、幅約30cmのヒノキ板。すき間を極限まで少なくし、太く丸みを帯びた「勘亭流」の書体で俳優の名が書き込まれた54枚の看板が、午前9時からスタートし、掲げられていく。公演は12月4〜25日(12日と19日は休演)。