全国のリンゴ病、マイコプラズマ肺炎の患者数がこの時期として最多となっている。国立感染症研究所によると、12月15日までの1週間に全国およそ3,000の医療機関から報告されたリンゴ病患者数は1医療機関あたり0.94人と前の週を0.02人上回り、この時期としては過去10年で最も多くなっている。都道府県別にみると、埼玉県が3.77人と最も多く、次いで青森県が3.03人、東京都が2.84人、千葉県が2.31人と続いている。
また、子どもに多いマイコプラズマ肺炎の流行も続いており、12月15日までの1週間に全国およそ500の医療機関から報告された患者数は1医療機関あたり1.81人と前の週から0.48人減ったものの、いぜんとして高水準で、この時期としては過去10年で最も多くなっている。
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「防災庁」出先機関の地方設置を検討 石破首相が表明
25年万博 紙の入場券販売低調 2カ月間でまだ5,000枚
日本国際博覧会協会(万博協会)によると、10月に発売された2025年大阪・関西万博の紙の入場券の販売枚数が2カ月間でまだ5,000枚程度にとどまっている。紙の入場券は事前予約が不要で購入も簡単なことから約200万枚の販売が見込まれているが、出足は極めて低調なことが分かったもの。
万博の入場券は2023年11月、専用サイトで購入できる電子チケットの販売が始まった。だが、事前に来場予約が必要で、購入手続きが複雑だとの声が上がり、大阪府の吉村知事らが予約不要の紙チケットの導入を提案。混雑が予定される4,5月の大型連休や閉幕直前などを”入場除外日”とし、10月からコンビニエンスストアなどで取り扱いが始まっている。
11月宿泊者数 前年度比6.7%増の延べ5,812万人で過去最多
金融庁 イオン銀に業務改善命令マネロン疑い取引を放置
金融庁は12月26日、マネーロンダリング(資金洗浄)対策で不備があるとして、イオン銀行に対し、銀行法に基づく業務改善命令を出したと発表した。同庁はイオン銀行に、2025年1月末までに業務改善計画を提出するよう求めた。マネーロンダリングを巡っては、国際機関から日本の取り組みが不十分と指摘されたことを受け、金融機関に検査や実施を求めてきたが、イオン銀行は取引を監視するシステムで異常を検知した取引の少なくとも1万4,639件について、マネーロンダリングの怖れがある”疑わしい取引”かどうかを判定せずに放置していた。また、疑わしい取引を同庁に届け出ておらず、必要な人員も配置していなかった。マネーロンダリングを巡る、金融機関に対する一連の検査を通して銀行に行政処分を出すのは初めて。
JAL, 三菱UFJ銀にサイバー攻撃「DDoS」でシステム傷害
年末年始 ANA, JALとも国内・国際線予約好調 9連休で
東洋エンジ インドネシア・パトハ地熱発電所建設P受注
DMMビットコイン482億円被害 北朝鮮のサイバー攻撃と特定
住友重工, 藤田医科大など次世代放射線技術を共同開発
住友重機械工業(本社:東京都品川区)は12月25日、藤田医科大学(所在地:愛知県豊明市)と次世代の放射線治療技術を共同開発すると発表した。
がん粒子線治療技術の一つ「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)」に関する技術で、従来よりがん細胞を攻撃する能力が高い新規薬剤も同時に開発する。膵臓(すいぞう)がんなど、難治性がんの治療法につなげる。住友重工、藤田医科大やアトランセンファーマ(本社:大阪市)、ステラファーマ(本社:大阪市)、フジタ(本社:東京都渋谷区)の各社がこのほど、BNCTの研究開発推進に向けて覚書を締結した。
BNCTは、がん細胞がホウ素を取り込む性質を利用し、ホウ素と中性子の核反応でがん細胞を破壊する。陽子線や重粒子線といった従来の放射線治療と違い、1回の照射で治療が完了する。