京都大病院は4月16日、人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)からつくった神経細胞をパーキンソン病の50〜69歳の患者男女7人の脳に移植した治験結果を発表した。このうち6人で治療効果を調べたところ、4人で症状の改善がみられ、介助が要らなくなった人もいた。この結果を踏まえ、今回の治験に協力した住友ファーマなどは、年度内にも国に細胞製品の製造販売について承認申請する見通しだ。
パーキンソン病は、脳内で運動の調節に関わる物質ドーパミンをつくる神経細胞が減少して発症する難病。手の震えや歩行困難になったりする。根本的な治療法はなく、ドーパミンの分泌を促す薬で症状は抑えられるが、進行を止めるのは難しいとされる。国内患者数は推計29万人、世界では1,000万人を超える。50歳以上で発症することが多い。
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「消えたコメ」不安払拭へ ためらわず備蓄米放出を
コメの価格高騰が一向に収まりを見せず、国民の間に不満が溜まっている。農林水産省は3月10〜12日と26〜28日に備蓄米を放出した。だが、一向に値下がりの兆しがないため、備蓄米を4月下旬に追加放出することを決めた。そして7月まで毎月、追加で放出することも予定する。
しかし4月14日の発表では、スーパーで販売されるコメの平均価格は14週連続で値上がりし、前年同期の2倍の高水準となっている。
価格が下がらないのは備蓄米を小出しに放出する農水省の対応のまずさにあり、流通業者の不安を払拭できていないからではないのか。農水省が行った「消えたコメ」を巡る調査からも。関連業者の不安や思惑が伺われる。そのため、生産者、卸売り、小売り、外食の各段階が疑心暗鬼で、それぞれが多めに確保する動きが広がり、在庫が分散しているのだろう。
政府はこの際、ためらわず思い切って市場の予測よりドカンと多めに放出するアナウンスをし、実施してはどうか。そうすれば先行き需給不安の懸念は薄れ、各段階が保有する在庫が市場(小売り)店頭に出てきて価格が下がり、落ち着くのではないか。国民の主食であるコメを投機の材料にしてなならない。農水省は流通業者などが過度に在庫を溜め込まぬように要請を強化してもらいたいものだ。