1966年におきた静岡県一家4人殺害事件で、強盗殺人罪などで死刑が確定した袴田巌さん(88)を再審無罪(求刑・死刑)とした静岡地裁判決について、検察当局は10月8日、控訴を断念したと発表した。逮捕から58年を経て、袴田さんの無罪が確定した。
ただ、検察当局は同日、異例の検事総長談話を発表。静岡地裁判決の「証拠捏造」の認定への強い不満をにじませ、「判決は到底承服できないもので、控訴して上級審の判断を仰ぐべき内容だ」とした。だが、再審手続きに40年超を要している状況を重くみて、「撤退」を判断した。
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8月の実質消費支出1.9%減 2カ月ぶりマイナスに
8月実質賃金0.6%減 3カ月ぶりマイナス ボーナス効果剥落
大阪 年間”真夏日”95日で過去最多に 近畿各地も記録更新
神戸市 脱炭素へ使用済み食用油回収 SAFに活用の実証実験
食品9社 チルド配送で連携 商慣習見直し, 24年問題対応
明治、日本ハム、伊藤ハムなど食品メーカー9社は10月7日、加工肉や乳製品などチルド食品の放送効率化に向け連携していくと発表した。冷蔵保存が必要なハムや牛乳、ヨーグルトなどのチルド食品は物流網にかかる負担が大きい。ドライバー不足による物流の停滞が懸念される「2024年問題」への対応は個別企業では限界がある。このため、「チルド物流研究会」を発足させ、小売りや物流など関連団体とも協議し、課題解決を図る。
メーカーが見直しを求める商習慣の一つに、食品の納入期限を「賞味期限の3分の1以内」とする「3分の1ルール」がある。チルド食品はほかの食品に比べて賞味期限が短く、納入期限はさらに短い。そのため、発注や納品の頻度も多く、物流網への負担の軽減が課題となっている。
9社は連携して小売業界と協議することで、納品期限を「賞味期限の2分の1以内」に緩和することなどを求めていく方針。
関西の24年上半期倒産21.9%増の1,259件 3年連続更新
帝国データバンク大阪支社のまとめによると、2024年度上半期(4〜9月)の関西2府4県の倒産件数(負債額1,000万円以上)は前年同期比21.9%増の1,259件で、上半期としては3年連続で前年度を上回った。9業種すべてで件数が増え、飲食店を含むサービス業が前年同期比32.9%増の460件に上り、最多だった。不動産業も同86.4%増の41件だった。コロナ禍からの業績回復途上に、原材料価格や人件費の高騰に見舞われ、行き詰まったケースがケースが多かった。
一方、負債総額は同82.1%減の1,331億6,300万円。これは前年同期に負債額が500億円を超える大型倒産が2件あり、その反動で大幅減少したもの。
「中国 祖国になり得ない」台湾記念日で頼総統が演説
丸紅新電力 中国のGHREと再エネ電力調達の協業拡大で覚書
丸紅は10月7日、連結子会社の丸紅新電力(本社:東京都千代田区)が、Shanguhai Ghrepower Green Energy Co.,Ltd.(本社:中国・上海市、以下、GHRE)と、風力発電所の開発を通じた再生可能エネルギー電力の普及に向けて協業拡大を目的とした覚書を締結したと発表した。
これに伴いGHREおよびGHREが提携する開発会社が開発する風力発電所を発電事業者に譲渡し、その風力発電所の再エネ電力を丸紅新電力が最大5万KW(一基あたり500KW)、発電開始日から20年間引き取る取引について、2026年12月まで独占的に交渉する。
丸紅新電力は再エネ電力の取扱高を2030年、500万KW程度を目標として段階的に増やしながら、再エネ電力を広く顧客へ提供していく。