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水素からナフサ生産する技術は貢献できるか

川崎重工業は5月12日、決算説明会で、世界的な原油調達難を受け、取っておきの天然ガス由来の水素からナフサ(粗製ガソリン)を生産する独自技術のアピールを始めた。橋本康彦社長は「水素を使ってガソリンやナフサをつくれると知らない人がまだ多い。いろいろな方に紹介し、期待を寄せられている」と話した。
ナフサは原油から製造するのが一般的だ。だが、中東情勢の悪化でホルムズ海峡の事実上の封鎖が続き価格が急上昇し、先行きが見通せない。この長期的な原油調達難で産業界だけでなく、一般生活者の暮らしにも大きな影を落としている。
同社の独自技術で、天然ガス由来の水素などを活用すれば、経済安全保障に貢献できるはずだ。同社は天然ガス由来の水素などからガソリンを製造するプラントをトルクメニスタンで納入した実績があるという。この種の商業プラントは世界でも珍しい。

ミュトス対策で金融庁が作業部会 30超の団体

金融庁は5月12日、金融システムへの大きな脅威となり得る新型AI(人工知能)「クロード・ミュトス」に対応するため、金融機関などでつくる官民連会会議の作業部会を14日に立ち上げると発表した。
作業部会には三菱UFJ、三井住友、みずほの3メガバンクほか、全国地方地方銀行協会、生命保険協会、日本損害保険協会、日本証券業協会など計30を超す団体・企業の実務者で構成する。

首相 ミュトス対策でサイバー攻撃対応指示

高市首相は5月12日、米アンソロピックが開発した「クロード・ミュトス」などの高性能の新型AI(人工知能)が、重要インフラへのサイバー攻撃に悪用されかねない問題で、担当閣僚らに対応を指示した。政府は近く関係省庁会議を開き、対応策を取りまとめる。
ミュトスは、システムの弱点を見つける能力を劇的に高めたとされる。このため、悪意ある個人や組織が使えるようになれば、金融システムなど重要インフラへのサイバー攻撃に使われるリスクがある。

環境省 25年度クマ出没5万776件と過去最多

環境省は5月11日、2025年度の全国のツキノワグマの出没件数が5万776件(速報値)に上ったと発表した。記録が残る2009年度以降で最も多く、2024年度の2万513件の約2.5倍に急増した。
ツキノワグマが生息していない北海道と九州7県、沖縄県を除いた都府県別の出没件数は秋田が1万3,592件で最も多く、次いで岩手の9,739件だった。
ヒグマを含むクマ捕獲数も全国で1万4,720頭(暫定値)と過去最多だった。都道府県別で最も多い秋田では2,690頭に上った。

全国の農地の2割「所有者不明・不在」拡大

農林水産省によると、2025年3月末時点で全国の農地の2割、106万haが所有者不明・不在の状態だった。8年前の2017年3月末に比べ、持ち主が分からなかったり、遠方に住んでいて所有者不在の農地が、14%増えていることがわかった。
これにより、各地で進められつつある、農地を集約して生産性を高める取り組みの障壁となっている。また、その結果として将来、耕作放棄地になる可能性もあるという。

ソフトバンク 韓国新興と提携, 蓄電池開発

ソフトバンクは5月11日、韓国の新興COSMOS LAB(コスモス・ラボ)などと組み、2025年に取得したシャープ堺工場(所在地:大阪府堺市)の跡地で、リチウムなど希少金属をを使わず、発火リスクの低い蓄電池の開発を進めると発表した。2027年度に製造開始する予定で、2030年度に売上規模で1,000億円超を目指す。
電極は亜鉛やハロゲン化物でつくり、電解質には真水を使う。蓄電池を制御するシステムの開発では、韓国新興のEeltaX(デルタエックス)と提携している。

NPB 危険スイングに罰則 即退場も 5/12から

日本野球機構(NPB)は5月11日、危険が及ぶスイングをした打者に警告や退場の処分を科すことを決めた。プロ野球で打者が手放したバットが球審の頭部を直撃して負傷した事故を受けた措置。この日のセ・パ12球団実行委員会実行委員会で承認され、12日の試合から適用される。
打者がバットを投げた場合は、危険スイングと判断される。バットがベンチやスタンドのほか、審判員や両チームの選手らに当たらなかった場合は「警告」。2度の危険スイングで「退場」となる。バットが他者の体に直接当たったり、ボールデッド区域に入ったりすれば「即退場」となる。

ソニーG 台湾TSMCと画像センサーで提携検討

ソニーグループの半導体子会社、ソニーセミコンダクタソリューションズは5月8日、台湾積体電路製造(TSMC)と、次世代画像センサーの開発・製造に関する戦略的提携に向けた法的拘束力のない基本合意書を結んだと発表した。ソニー側が過半数の株式を保有する合弁会社の設立を検討している。

テスラ 米工場でヒト型ロボット生産に転換

米電気自動車(EV)大手のテスラは5月9日、人工知能(AI)関連事業増強戦略の一環として、7月下旬にもヒト型ロボットの生産を始めると発表した。この方針人基づき、カリフォルニア州の工場の高級EV2車種の生産を終了した。今回、生産終了したのはカリフォルニア州フリーモント工場でのセダン「モデルS」と多目的スポーツ車(SUV)「モデルX」。同社は1月末に今回の生産終了を発表していた。