月別アーカイブ: 2017年2月

富士通F ジャカルタで中古車オークションシステム

富士通F ジャカルタで中古車オークションシステム

富士通フロンテック(東京都稲城市)はこのほど、インドネシア・ジャカルタで中古車オークション事業を開始するPT.Bayauc Nasmoco Investindo(ベイオーク ナスモコ インベストインド、以下BNI)向けに、オークション全般を管理する業務用システムと、一般向けに出品車両情報などを公開するWEBサービスシステムを提供した。
BNIはベイオーク(大阪市住之江区)とインドネシアNasmocoグループとの合弁会社で、インドネシアで中古車オークション会場を初開設し、2016年12月から稼働開始している。
今回提供したシステムは、日本国内32会場で稼働している富士通フロンテックのオークション会場システムの開発および運用実績のノウハウを活かして開発したもので、インドネシア語と英語に対応する。

中国 南シナ海人工島に20基超のミサイル格納施設

中国 南シナ海人工島に20基超のミサイル格納施設

中国が南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島に造成した人工島に、長距離地対空ミサイルの格納施設とみられる構造物を20基以上建造し、完成間近だという。ロイター通信が、複数の米政府当局者の証言として伝えた。
コンクリート製の格納施設はスービ(渚碧)礁、ミスチーフ(美済)礁、ファイアリークロス(永暑)礁で建造されている。高さ約10㍍、長さ約20㍍で開閉式の屋根を備えているという。
この報道について、中国外務省は「中国は自国の領土に必要で適度な防衛施設を建造している。これは国際法に定められた主権国家の正常な権利だ」と反発している。

清水建設 ジャカルタの超高層アストラ・タワー上棟

清水建設 ジャカルタの超高層アストラ・タワー上棟

清水建設(東京都中央区)と地元インドネシア企業との共同企業体(JV)により、ジャカルタ最大のビジネス街、スディルマン地区で建設が進められている、同国最高層を競う高さ261.5㍍の超高層「アストラ・タワー」がこのほど上棟した。上棟式は現地で、発注者のアストラ・インターナショナルのプリヨノ社長らを迎え、執り行われた。
アストラ・タワーは、アストラ・インターナショナルの本社ビルとして計画され、高さ261.5㍍、地上47階+塔屋3階、延床面積165万平方㍍。超高層ビルが軒を並べるジャカルタ市の目抜き通り、スディルマン通り沿いに位置しながら、その群を抜く高さにより、すでにランドマーク的な存在になっている。
同社がインドネシア最大の民間建設会社Total Bangun PersadaとのJVで特命で受注。現時点の請負金額は約221億円、契約工期は2014年9月~2018年3月。契約工期を前倒しして、2017年9月の竣工を目指す。

旭硝子 ビニタイ社買収手続き完了 取得価額335億円

旭硝子 ビニタイ社買収手続き完了 取得価額335億円

旭硝子(東京都千代田区)は2月22日付で、Vinythai Public Company Limited(ビニタイ社)の株式6億9651万1059株(持株比率58.77%)を取得し、買収手続きを完了したと発表した。
今回の譲渡契約に基づく株式の取得価額は約104億4800万タイバーツ(約335億円)となった。

スカイディスク 台湾Kiwitec社とIoTの研究開発で合意

スカイディスク 台湾Kiwitec社とIoTの研究開発で合意

スカイディスク(本社:福岡市)は、台湾のKiwi Technology Inc(本社:台湾省新竹県、以下Kiwitec)との間で、IoT向け次世代通信規格「LoRa WAN」を使用したIoT関連製品・サービスの研究開発、ビジネス展開を共同で行うことで合意した。
両社は2016年9月から、すでにスカイディスクのワンストップIoTソリューション「IoTスターターキット(LoRa model)」を共同開発しており、今回の提携を機にそれぞれの得意分野を活かし、共同で事業領域の拡大と新市場の創出を目指す。スカイディスクはこれを足掛かりに、アジア地域へのサービス展開も開始する。

デュアルタップ シンガポールDWG 不動産事業で提携

デュアルタップ シンガポールDWG 不動産事業で提携

不動産事業を手掛けるデュアルタップ(東京都港区)は、シンガポールのDennis Wee Realty Pte Ltd(Dennis Wee Group、以下DWG)と業務提携したと発表した。
不動産販売事業および海外不動産事業における、相互的な協力および継続的な情報交換を目的としたもの。デュアルタップが日本国内で開発・供給する不動産の情報をDWGに優先的に提供し、DWGは海外投資家へ国内不動産を紹介する。一方で、デュアルタップはDWGが保有する海外不動産情報の提供を受け、国内投資家へ海外不動産を紹介する。
DWGはシンガポール国内の2016年不動産仲介業者ランキングで所属エージェント数1249名で第6位。

「槻の木の広場」の飛鳥寺西方遺跡で新たな建物跡

「槻の木の広場」の飛鳥寺西方遺跡で新たな建物跡

奈良県明日香村教育委員会は2月23日、同村の石敷き遺構「槻(つき)の木の広場」があったとされる飛鳥寺西方遺跡で、7世紀後半のものとみられる1棟の建物跡が見つかったと発表した。同遺跡で出土した初めての本格的な建物跡とみられ、専門家は「日本書紀」に記録された、辺境の人々をもてなした饗宴施設などの可能性を指摘している。
今回の調査地は寺の西門跡から南西約120㍍の遺跡の南端にあたり、柱の穴(一辺約1.2㍍、深さ約90㌢)9個を確認した。村教委によると、少なくとも東西11㍍、南北6.5㍍の常設の高床式の建物があった可能性があるという。
槻の木の広場は、後の大化改新の立役者・中大兄皇子(後の天智天皇)と中臣鎌足が蹴鞠(けまり)を通じて初めて出会った場所とされている。

古代の巨大ペンギンはティラノサウルスら恐竜と共存

古代の巨大ペンギンはティラノサウルスら恐竜と共存

ドイツ・フランクフルトのゼンケンベルク研究所の鳥類学者、ゲラルト・マイヤー氏らは、ニュージーランドで発見された巨大ペンギンの足の骨の化石から、ペンギンの祖先が恐竜と同じ時代に地球上に存在していたことが分かった-との研究結果を発表した。この論文は科学誌サイエンス・オブ・ネイチャーに掲載された。
約6550万年前に起きた小惑星の衝突で非鳥類型恐竜が絶滅する以前、超大型のペンギンが角竜類のトリケラトプスや肉食のティラノサウルスといった恐竜と同じ空気を吸っていたことになる。
足の化石はニュージーランドのワイパラ川近くでアマチュア化石収集家により発掘された。ただ、この8㌢の骨の年代はティラノサウルス・レックスなどが姿を消してからずっと後の約6100万年前のものだった。しかし、この周辺では過去に別の巨大ペンギンの化石が見つかっており、これが決定的な証拠となり、2羽の共通の祖先がその何百年も前に生きていたことが示された。
ゲラルト・マイヤー氏は「この2羽のペンギンは全く同じ場所から発掘されたが、形態学的にはかなり異なる。これは両者の最後の共通の祖先がずっと昔、恐竜が繁栄していた時代に生息していたことを示している」と説明している。
このペンギンの祖先は子孫である2羽よりも500万~1000万年前に生息していたとみられ、恐竜の繁栄が続いていた白亜紀後期にはすでに存在していたことになるという。

東急不動産 インドネシアのマンション販売でVR導入

東急不動産 インドネシアのマンション販売でVR導入

東急不動産(東京都港区)は、子会社の東急不動産インドネシア(ジャカルタ特別州、以下TLID)を通じ分譲中の高層タワーマンション「BRANZ SIMATUPANG」で、VR(バーチャルリアリティ)技術を使った手法での販売をマーケティングギャラリー内で開始した。
新たな試みとして、最新のヘッドマウントディスプレイ「HTC VIVE」を活用した体験システムを導入。購入を検討する来場者がHTV VIVEを装着すると、建設中のエントランスやホール、ラウンジなど室内空間の共用部をはじめ、3層吹き抜けの開放感あるグランドロビーやプール付きガーデンテラス、大型の車寄せなどが仮想空間に映し出される。これにより、購入予定者にとってはよりリアルな臨場感と体験を可能にした。

ジャカルタMRT トンネル掘削完了 2年後開業へ前進

ジャカルタMRT トンネル掘削終了 2年後開業へ前進

清水建設は2月23日、インドネシアの首都ジャカルタで日本の大手ゼネコンを中心とした共同企業体(JV)で建設作業を進めてきた都市鉄道「MRT(大量高速輸送システム)南北線」について、地下鉄部分のトンネル掘削作業が終了、地下鉄区間の建設工事の進捗率が75%に達したと発表した。駅舎建設などを経て、2019年3月の開業を目指す。ジョコ・ウィドド大統領らが同日、現場を視察に訪れた。
MRT南北線はジャカルタ市内の慢性的な交通渋滞緩和を目的に計画された総延長23.8㌔㍍の路線.全6工区を清水建設、大林組ほか、インドネシア国営のウィジャヤ・カルヤ、ジャヤの4社のJVが受注している。トンネルが貫通したのは、このうち6駅を結ぶ地下鉄部分の3工区(5.9㌔㍍)で、2013年8月から着工していた。