月別アーカイブ: 2017年6月

日米韓の防衛相「北朝鮮は喫緊の脅威」3氏が初会談

日米韓防衛相「北朝鮮は喫緊の脅威」3氏が初会談

稲田朋美防衛相、米国のマティス国防長官、韓国の韓民求(ハン・ミング)国防省の3氏は6月3日、訪問先のシンガポールで会談した。会談後共同声明を発表し、核・ミサイル開発を強行する北朝鮮を強く非難するとともに、「地域と世界の安全保障に対する喫緊の脅威である」との認識で一致した。このため、北朝鮮に対し日米韓が連携して圧力を強化していくことを再確認した。
日米韓の防衛相会談は2016年6月以来。この間、米国はトランプ政権、韓国は文在寅(ムン・ジェイン)政権に代わり、3氏の会談は初めて。

寺田屋事件で龍馬かくまった薩摩藩伏見屋敷の絵図発見

寺田屋事件で龍馬かくまった薩摩藩伏見屋敷の絵図発見

江戸時代末期、現在の京都市伏見区にあった薩摩藩伏見屋敷の絵図が見つかった。屋敷は1868年、常宿としていた船宿・寺田屋で、幕府の奉行所の役人に襲撃され深手を負い、瀕死の坂本龍馬(1836~1867年)がかくまわれたことで知られる。所在地はこれまで確認されていたが、同屋敷の図面が見つかったのは初めてという。同区の神社、城南宮が6月3日、発表した。
絵図は縦99㌢、横128.2㌢。「天明六年」(1786年)と書かれている。屋敷の建物の配置や間取りを示し、東側には川から上がるための板橋も描かれている。屋敷の規模は南北99㍍、東西64㍍で、敷地面積は4973平方㍍と推定されるという。
同屋敷は1868年、鳥羽・伏見の戦いで会津藩に焼かれた。

アイリス 韓国・仁川広域市に家電製品の工場新設

アイリス 韓国・仁川広域市に家電製品の工場新設

アイリスオーヤマグループのIRIS KOREA CO.,LTD(本社:京畿道軍浦市)は、韓国・仁川広域市に家電製品の生産工場となる「松島工場」を新設することを決めた。
これは販売好調で、今後も一層の拡大が見込まれる韓国国内における家電製品の生産・供給体制の強化と、販売先、配送先が韓国全域にに広がるインターネット通販に対応するため。

花王 比にフローラル系香料の生産設備を新設

花王 比にフローラル系香料の生産設備を新設

花王は、ケミカル事業の新たな設備投資としてフローラル系香料(以下、HCA=ヘキシルシンナミックアルデヒド)の生産設備を、フィリピンのピリピナス花王(ハサーン工場、PKI)に新設することを決めた。新設する生産設備は年間生産能力5000㌧で、伸長著しいアジア市場のHCA需要に応える。2018年秋の完成目指す。
HCAはジャスミンに代表される華やかで、清潔感のあるフローラル系香料で、洗剤・柔軟剤・クリーナーなどのファブリック&ホームケア製品から石鹸・ボディソープなど家庭用品に幅広く使用されている。

日立 中国・広州市の超高速EVで分速1260m計測

日立 中国・広州市の超高速EVで分速1260m計測

日立製作所は、中国・広州市の超高層複合ビル「広州州大福金融中心」向けに納入する超高速エレベーターの速度試験で分速1260m(時速75.6km)を計測した。
分速1260mは2017年6月現在稼働しているエレベーターで世界最高速に相当するスピード。エレベーターの公的認証機関、国家電梯質量監督検験中心(広東)から正式な速度認定を受けた。
なお、広州周大福金融中心では実運用時は分速1200mでの運転となる。

アド・アジアHD 香港に現法設立し事業開始

アド・アジアHD 香港に現法設立し事業開始

アジアでAI(人工知能)を活用したインターネット広告事業を展開するアド・アジアホールディングス(本社:シンガポール)は、香港に現地法人を設立し、5月31日から事業を開始した。
2017年中にスタッフ20名体制とし、香港証券取引所への上場準備を進めていく。また、香港におけるアドアジアデジタルプラットフォームの導入企業社数100社を目指す。

ロート製薬 医薬卸のインドSastaSudarと業務提携

ロート製薬 医薬卸のインドSastaSudarと業務提携

ロート製薬(本社:大阪市生野区)は、インドで医薬卸業のSastaSudar Healthbuddy Limitedと資本業務提携した。同社へ500万米㌦出資するとともに、子会社のロート・ファーマ(インディア)社は、SastaSudar Healthbuddy Limitedのプラットフォームを活用し、インド市場でOTC点眼薬をはじめとするロート製品を拡販する。
インド市場において急成長する医薬品コマース企業に出資することで、新しいヘルスケアプラットフォームを支援し、ロートのインドでの事業展開に新しいビジネスモデルを構築していく。

高山右近の高槻城 堀、大規模改修工事の痕跡見つかる

高山右近の高槻城 堀、大規模改修工事の痕跡見つかる

高槻市教育委員会は6月1日、高山右近が城主を務めた高槻城(大阪府高槻市)で、織田信長も攻めるのに手を焼いたとされる右近が築いた堀や、江戸幕府が西国大名への備えとして行った大規模な改修工事の痕跡が新たに見つかったと発表した。
今回見つかった堀は幅約9㍍で、江戸時代の二の丸と三の丸の間の約75㍍の内堀の下にあった。2010年には今回の調査地の南でも幅約19㍍の戦国時代の堀が見つかっている。
右近は1578年、信長に謀反を起こした主君の荒木村重に従い、一時織田軍に包囲された。まもなく右近は降伏したが、広大な水堀と城壁で守られた城を、織田軍は攻めあぐねたと外国人宣教師が記録している。
1573~1585年、右近が城主を務めた高槻城はその後、豊臣家を経て徳川家の直轄地となり、大坂夏の陣の2年後の1617年、幕府が全面改修。明治の廃城後に堀は埋められ、現在は公園になっている。

伊藤忠ロジ インドネシアで第二物流センター

伊藤忠ロジ  インドネシアで第二物流センター

伊藤忠ロジスティクス(東京都港区)のインドネシア現地法人PT.ILC LOGISTICS INDONESIA(以下、PT.ILC)は、インドネシア・スルヤチプタ工業団地(西ジャワ州カラワン県チアンぺル)内、既存の第一物流センターに隣接して、床面積6541平方㍍の第二物流センターを新たに建設する。
第二物流センターは2017年10月の完成、営業開始を予定している。これにより、既存の第一物流センターと合わせ、インドネシア国内物流拠点は3万7000平方㍍を超える規模となる。

タイ高速鉄道 新幹線専用レールのフル規格で合意

タイ高速鉄道 新幹線専用レールのフル規格で合意

日本、タイ両政府は、タイが日本の新幹線の導入を前提に建設を計画している高速鉄道について、すべての区間で専用のレールを使ったフル規格の新幹線を採用することで合意、今週覚書を交わす見通しとなった。
タイが建設計画している高速鉄道は、首都バンコクから北部の観光都市チェンマイを結ぶおよそ700㌔㍍の路線。このうちバンコクからおよそ400㌔㍍離れた中間地点のピサヌロークまで第1区間として工事を始め、この区間を先に開業させる予定。