月別アーカイブ: 2018年3月

JBIC 三井住友と中小企業の海外展開支援で投資クレジット

JBIC 三井住友と中小企業の海外展開支援で投資クレジット

国際協力銀行(JBIC)はこのほど、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)のシンガポール現地法人(SMFLS)との間で、日本の中堅・中小企業の海外展開支援を目的とした投資クレジットライン(融資枠)設定のための一般協定を締結した。融資金額は2100万米㌦(JBIC分)を限度とする。
これは、日本の中堅・中小企業の海外現地法人がベトナム等で行う事業のために、SMFLSが設備等のファイナンス・リース等を提供する際の必要資金を対象としたクレジットラインを設定するもの。

太陽の塔内部 耐震工事終わり3/19から一般公開

太陽の塔内部 耐震工事終わり3/19から一般公開

1970年の大阪万博のシンボル「太陽の塔」(大阪府吹田市)の内部の耐震工事が終わり、3月19日から一般に公開されるのを前に18日、関係者が出席して記念式典が行われた。
同式典には大阪府の松井知事や、大阪にゆかりのあるドリームズ・カム・トゥルーなどが出席し関係者らがテープカットして、党の内部の公開を祝った。この後、関係者らは塔の内部に入り、生物が進化していく過程を表現した高さ41mの「生命の樹」や、古代の「三葉虫」などの色とりどりの模型を興味深そうに眺めていた。
一般公開は事前の申し込みが必要で、大阪府によると4月末~5月初旬の大型連休まですでに予約で埋まっているという。

103年ぶりの新種の桜「クマノザクラ」現地説明会

103年ぶりの新種の桜「クマノザクラ」現地説明会

森林総合研究所多摩森林科学園の勝木俊雄チーム長と和歌山県林業試験場などのグループは3月18日、国内では103年ぶりに見つかった新種の桜「クマノザクラ」の自生地の一つ、和歌山県古座川町で現地説明会を開いた。
クマノザクラは紀伊半島南部に自生している。約70人の参加者を前に、ヤマザクラなどよりも開花時期が早いことや、花がついている枝の「花序柄」と呼ばれる部分が短いことなど、ソメイヨシノなど他の桜との違いが説明された。参加者らは「これまでヤマザクラで早咲きと遅咲きがあり、不思議に思っていたが、早咲きが新種だと分かり、とても驚いた」などと話していた。

JICA フィリピン初の首都地下鉄に1045億円の円借款

JICA フィリピン初の首都地下鉄に1045億円の円借款

国際協力機構(JICA)は3月16日、フィリピンの首都マニラで同国政府との間で、「マニラ首都圏地下鉄事業(フェーズ1)(第一期)」を対象として1045億3000万円を限度とする円借款貸付契約に調印した。
この事業は、マニラ首都圏で北部ケソン市と南部パラニャケ市を結ぶフィリピン初となる地下鉄(地下13駅、約25km)を整備することにより、増加する輸送需要に対応、マニラ首都圏の深刻な交通渋滞の緩和に寄与するもの。
今回の貸付金は①駅舎や駅間の地下トンネル、車両基地等に係る土木工事②鉄道システム・車両の調達③コンサルティングサービス等に充当される。

NTN 桑名製作所の近隣に企業内保育所開園

NTN 桑名製作所の近隣に企業内保育所開園

NTNは従業員が働きながら安心して子育てできる環境づくりを支援するため、桑名製作所(所在地:三重県桑名市)の近隣に企業内保育所「ベアキッズらんど桑名」を4月に開園する。
NTNの企業内保育所としては、2009年4月に開園した磐田地区(静岡県磐田市)に続き、国内2カ所目となる。
ベアキッズらんど桑名は、桑名製作所から徒歩7分の距離に建設されており、保育所への送迎時間の短縮・育児負担の軽減に貢献する。保育所は月極め保育のほか、延長保育による時間外勤務にも対応する。

トリドールHD「丸亀製麺」が世界13の国・地域で1000店舗達成

トリドールHD「丸亀製麺」が世界13の国・地域で1000店舗達成

讃岐うどん専門店丸亀製麺」等を世界で展開するトリドールホールディングス(本社:神戸市中央区)は3月16日、丸亀製麺ブランドの「世界1000店舗」を達成したと発表した。
同ブランドは日本以外に世界12の国・地域に208店舗を展開する人気業態となっている。同社は今後も引き続き世界を舞台に新たな店舗を展開し、2025年までのグループ売上高5000億円、世界の外食企業トップ10入りを目指す。

テクノプロHD 技術者派遣事業のシンガポール企業を子会社化

テクノプロHD 技術者派遣事業のシンガポール企業を子会社化

テクノプロホールディングスは、シンガポールをを拠点にアジア3カ国で技術者派遣事業を展開しているHelius Technologies Pte Ltdの発行済み普通株式の51.0%を取得し、子会社化する。
Helius Technologiesは約600名のエンジニアを擁し、シンガポール、インド、マレーシアを拠点にIT技術者を中心とする派遣事業を展開している。こうした事業を通じて①ハイレベルな技術者をインド等のアジア各国から迅速に採用・配属するケイパビリティ②技術者派遣と就労施設提供を組み合わせた独自のビジネスモデル③金融機関のデジタル化支援業務等での豊富な実績を持つ-などが、テクノプロHDの事業要件と合致した。

中国 国家副主席に王岐山氏を選出 異例の要職に復帰

中国 国家副主席に王岐山氏を選出 異例の要職に復帰

中国の全国人民代表大会(全人代)は3月17日の全体会議で、今後5年間の国家主席と副主席を選出した。習近平国家主席(64)が全会一致で再選され、副主席には習主席の信頼が厚く、右腕といわれた王岐山・前政治局常務委員(69)が選ばれた。党の要職を退いた人物が副主席に就くのは異例。事実上のNo.2として習主席の2期目を支える見通しとなった。

九州電力 見守りサービスの実証実験に地元企業が参加

九州電力 見守りサービスの実証実験に地元企業が参加

九州電力(本店:福岡市中央区)が福岡市で実施しているIoT技術を活用した見守りサービス「Qottaby(キューオッタバイ)」に関する実証実験に西日本シティ銀行が参加し、基地局の設置やこの実証実験のPRなど共同で実施する。
福岡市立千早小学校校区、同室見小学校校区の児童および高齢者を対象とする、この実証実験はIoTを活用した見守りサービスを展開するottaとの共同案件として2017年12月に福岡市実証実験フルサポート事業に採択され、福岡市および福岡地域戦略推進協議会の協力のもと実施している。実施期間は3月1日~6月末まで。
この実証実験はピーコン(電波発信機)を搭載した専用見守り端末を携帯する小学生や高齢者などの位置情報を、保護者などがスマートフォンやパソコンで確認することができるサービスを提供している。

「JR総持寺」駅が開業 大阪府茨木市

「JR総持寺」駅が開業 大阪府茨木市

大阪府茨木市で3月17日、JR東海道線に新しい駅「JR総持寺」駅が開業し、記念の式典が行われた。同駅はJR西日本と茨木市がおよそ66億円をかけて整備を進めてきたもので、東海道線の「茨木」駅と「摂津富田」駅の間に新設された。
駅の周辺ではマンション開発も進められていて、JR西日本では1日あたりの利用者を1万9000人と見込んでいる。