月別アーカイブ: 2018年7月

JR九州とアリババグループが戦略的提携 中国人客誘致

JR九州とアリババグループが戦略的提携 中国人客誘致

JR九州とアリババグループ(阿里巴巴集団)は7月23日、戦略的に提携し、中国人インバウンド客の送客と九州域内消費の拡大を通じて、九州地域経済の活性化に貢献すると発表した。
この提携ではアリババグループのデータテクノロジーを活用し、1日平均1000万人以上が訪問する旅行サイト「Fliggy(フリギー)」で、九州の魅力的な観光地、温泉、食、文化を集中的に紹介し、効果的な誘客を実施するだけでなく、中国でも6億人以上が日常的に利用する「Alipay(アリペイ)」の利用環境を整備することで、中国人訪日観光客の消費の拡大を図る。
2023年度に中国から九州へ100万人(うちアリババグループから50万人)送客を実現する。2018年10月~2019年3月はアリババグループから5万人送客を実現する。

NEC 台湾のセブン‐イレブンの無人コンビニに顔認証・POSシステム

NEC 台湾のセブン‐イレブンの無人コンビニに顔認証・POSシステム

NECは、台湾セブン‐イレブン(統一超商股份有限公司、本社:台湾・台北市)が開設した未来コンビニ「X-STORE」にNECの最先端AI技術群「NEC the WISE」の一つであり、世界N0.1の認証精度を有する顔認証AIエンジン「NeoFace」を活用した顔認証システム、および画像認識を活用したPOSシステムを提供した。
X-STOREは、今年1月から台湾セブン‐イレブンの本社ビル内に社員限定利用として開設され、6月25日から一般消費者向けの利用が開始された。わずか3週間で3000名を超え、7月18日には台北市の信義区に2号店(必成店)を開設した。
NECの顔認証システムは、利用者の入退店と決済(現在、本社社員限定)に採用され、無人店舗におけるセキュリティの向上とFace in、Face pay、Face goという利用者の新しい購買フローを実現する。

京都・祇園祭 後祭で10の山・鉾が巡行

京都・祇園祭 後祭で10の山・鉾が巡行

京都の夏を彩る祇園祭の後祭(あとまつり)の山鉾巡行が7月24日、京都市中心部で行われた。
後祭の山鉾巡行は、その数は山鉾合わせ10基で、17日に行われた前祭の際の23基と比べると半分以下だが、豪華に飾り付けられた山・鉾が”コンチキチン”の祇園囃子の音色が響く中、ゆっくりと都大路を進むさまは、遠目には17日の再現ビデオを見ているような気分になる。
そして、大きいものでは10㌧もの重量を超える山や鉾が交差点で、車輪の下に竹を敷いて豪快に90度方向を変える「辻回し」を披露すると、沿道で見守る人たちから大きな拍手や歓声があがるさまも前祭と変わらない。
京都市は11日連続で猛暑日となっており、気象台の観測からは8月初めまで異常な暑い日は続きそうだが、京都の夏恒例の熱い大イベントは終わりを告げた。

2017年の日本人の平均寿命 男女とも過去最高

2017年の日本人の平均寿命 男女とも過去最高

厚生労働省の調査によると、2017年の日本人の平均寿命は男性81.09歳、女性87.26歳で、いずれも過去最高を更新したことが分かった。
前年からの延びは男性0.11歳、女性0.13歳で、男性は初めて81歳を超えた。過去最高の更新は男性が6年連続、女性が5年連続。
主な国・地域との比較では、女性は香港に次ぐ2位、男性は香港、スイスに次ぐ3位。前年は男女とも2位だった。

近畿の上半期の貿易収支7期連続黒字 輸出は過去最高

近畿の上半期の貿易収支7期連続黒字 輸出は過去最高

大阪税関が発表した近畿2府4県の2018年1~6月の貿易概況(速報)によると、輸出額は前年同期比9.5%増の8兆6311億円、輸入額は同7.7%増の7兆5976億円で、貿易収支は差し引き同25.5%増の1兆335億円の黒字となった。半年間として黒字は7期連続。
輸出はとりわけ好調で、スマートフォンやタブレット端末に使われるフラッシュメモリーの中国向けの伸びが大きく貢献、上半期としては比較可能な統計のある昭和54年以降で過去最高となった。

マレーシアで海外最大規模3万5000人の盆踊り大会

マレーシアで海外最大規模3万5000人の盆踊り大会

マレーシアの首都クアラルンプール近郊の会場で7月21日、海外では最大規模といわれる、およそ3万5000人による盆踊り大会が開かれ現地で暮らす日本人とマレーシアの人たちがともに、日本の”夏の風物詩”を楽しんだ。
会場では日本人学校に通う子どもたちとともに、髪を隠すヒジャブと浴衣に身を包んだイスラム教徒の女性らが櫓(やぐら)の周囲に集まり、東京音頭や花笠音頭に合わせて踊った。盆踊りを初めて体験するマレーシアの人たちも多く、見よう見まねで踊りを楽しむ姿も数多く見られた。
この盆踊り大会は、日本の伝統の盆踊りを通じて日本企業の駐在員など現地で暮らす日本人とマレーシアの人たちとの交流を深めようと、40年余り前から日本人会などの主催で毎年開かれている。

2020東京五輪マスコット「ミライトワ」「ソメイティ」に決定

2020東京五輪マスコット「ミライトワ」「ソメイティ」に決定

2020年東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会は7月22日、大会マスコットを発表した。日本国内や海外の日本人小学校計1万6789校が参加し、投票の結果、オリンピックは「ミライトワ」(IRAITOWA)、パラリンピックは「ソメイティ」(SOMEITY)に決まった。
ミライトワは「未来」と「永遠」という言葉を掛け合わせた。「素晴らしい未来を永遠に」との願いを込めた。ソメイティは桜を代表する「ソメイヨシノ」と力強いという意味の「so might」から生まれた。桜を愛でる日本の心とパラリンピックアスリートの素晴らしさを印象付ける狙いがある。

イニエスタとトーレス J1デビュー戦飾れず

イニエスタとトーレス J1デビュー戦飾れず

サッカーのスペイン代表としてともに活躍し、ヴィッセル神戸に加入したアンドレス・イニエスタ選手と、サガン鳥栖に加入したフェルナンド・トーレス選手が7月22日、そろってJ1デビューした。ただ、いずれも加入チームは敗戦、デビュー戦は飾れなかった。
ヴィッセルのイニエスタ選手は、ホームで行われた湘南ベルマーレとの試合で後半14分から途中出場した。ゴール前の選手に鋭い縦パスを出したり、コーナーキックのボールを直接シュートしたりするなど、積極的に攻撃に絡んだが、得点につなげることはできず、皮肉にも3連勝だったチームも0対3で敗れた。
サガンのトーレス選手はホームで行われたベガルタ仙台との試合で、後半5分から途中出場した。鮮やかなパス交換からゴール前にボールを運びシュートを打ったり、狙いすました縦パスでチャンスメークしたりするなど、多くの見せ場をつくった。元スペイン代表のストライカーとしての存在感は示したが、得点につなげられず、0対1で敗れた。

マックスバリュ西日本 中国・青島の食品スーパーを清算

マックスバリュ西日本 中国・青島の食品スーパーを清算

マックスバリュ西日本(本社:広島市)は7月19日、連結子会社、食品スーパーの永旺美思佰楽(青島)商業有限公司(所在地:山東省青島市)を解散および清算することを決めた。
同子会社は2013年1月に設立して以来、収益安定のため様々な取り組みや、増資による経営基盤の強化を図ってきたが、収益確保が難しい状況が続いていることから、事業継続を断念した。同子会社の株主構成はマックスバリュ西日本89.60%、永旺(中国)投資有限公司5.20%、青島永旺東泰商業有限公司5.20%。

ヒューマンHD ITエンジニアの来日就労でインド2私大と協定

ヒューマンHD ITエンジニアの来日就労でインド2私大と協定

ヒューマンホールディングス(本社:東京都新宿区)は、インドの2つの私立大学とIT分野を専攻する学生向けの日本語講座開講と、日本でのITエンジニアとしての就労で、連携して取り組むための協定書を締結した。
協定書を交わしたのはインドのソナ工科大学(所在地:タミルナドゥ州セーラム県)とクマラグル工科大学(所在地:タミルナドゥ州コインバートル県)の2校。これを機に日本で活躍できるITエンジニアを育成、卒業後は同社グループが正社員として採用し、国内企業にITエンジニアとして派遣する取り組みを強化。ITエンジニア大国として知られるインドからの人材獲得により、日本国内のIT人材不足の解消に寄与する。
すでに、日本国内でITエンジニアとしての就労を希望している両校の卒業予定者19名(ソナ工科大学14名、クマラグル工科大学5名)の採用を決定。7月18、19日に現地で内定セレモニーを執り行っている。
ヒューマンホールディングスは2021年3月期までに海外ITエンジニア1000名体制を目指す。