月別アーカイブ: 2018年7月

エバラ食品 シンガポールに東南ア地域の経営戦略拠点

エバラ食品 シンガポールに東南ア地域の経営戦略拠点

エバラ食品(本社:横浜市西区)は7月13日、将来的な東南アジア地域全体の経営戦略の拠点として現地での迅速な意思決定と管理体制の強化を図るため、シンガポールに新たに子会社を設立し、荏原食品香港有限公司のシンガポール支店の業務を移管すると発表した。これに伴い、同支店は閉鎖する予定。
新会社「EBARA SINGAPORE PTE.LTD.」の資本金は65万シンガポールドル(予定)で、エバラ食品工業が全額出資する。調味料の販売および貿易事業を手掛ける新会社を8月に設立する。

近畿の18年上半期の倒産1060件と4.3%減少

近畿の18年上半期の倒産1060件と4.3%減少

帝国データバンクのまとめによると、近畿2府4県の2018年上半期(1~6月)に1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は、1060件と前年同期比4.3%減少した。一方、上半期の負債総額は981億9100万円で前年同期比13.8%減少した。
超低金利の貸出などを背景に、多くの業種で倒産件数が減少した。ただ、人手不足や人手確保のため賃上げしたことによる人件費上昇の影響で、建設や飲食・サービスで倒産件数が増加した。
今後の見通しについて、帝国データバンクでは「中国・四国地方に工場や取引先を持つ製造業を中心に、今回の豪雨による影響が懸念される」としている。

外国人の新たな在留資格 来年4月から運用開始 介護も対象

外国人の新たな在留資格 来年4月から運用開始 介護も対象

菅義偉官房長官はこのほど、外国人労働者の受け入れを拡大していくために設ける新たな在留資格について、2019年4月の運用開始を目指す方針を表明した。7月中に関係閣僚会議を立ち上げ、具体的な協議に着手する計画も明らかにした。
新たな在留資格は就労を目的としたもの。深刻な人手不足の緩和につなげるのが狙いで、介護も対象の分野に含まれる。

京都・壬生寺で新選組隊士・幕末志士の慰霊祭

京都・壬生寺で新選組隊士・幕末志士の慰霊祭

新選組とゆかりの深い京都市中京区の壬生寺で7月16日、幕末の動乱で命を落とした隊士や志士の慰霊祭が行われた。
7月16日は新選組が尊王攘夷派を襲撃した「池田屋事件」が起きた日。そのため壬生寺で、毎年この日に慰霊祭が行われている。この日は全国から近藤勇、土方歳三、沖田総司らの熱烈な新撰組ファン200人余りが集まった。彼らをはじめとする参列者は、僧侶が読経する中、焼香して静かに手を合わせ、幕末に思いを馳せ祈りを捧げていた。
壬生寺は、新選組の屯所が近くにあった縁で、隊士らが境内で武芸の稽古などに励んだことから、新選組のゆかりの寺として知られている。

ネパールの「人材育成奨学計画」への無償資金協力の書簡交換

ネパールの「人材育成奨学計画」への無償資金協力の書簡交換

ネパールの首都カトマンズで7月13日、日本の西郷正道駐ネパール大使とネパールのラジャン・カナル財務省次官との間で、2億8200万円を供与限度額とする無償資金協力「人材育成奨学計画」に関する書簡の交換が行われた。
これはネパールにおけるガバナンス強化および民主主義の基盤制度づくりの一環として、ネパールの若手行政官らが日本の大学院で学位(修士)を取得することを支援するもの。これにより、最大20名のネパールの若手行政官が日本の大学に留学することになる。この協力を通じて育成された人材が、将来ネパールの各分野で同国の開発課題の解決に貢献することが期待される。

第一稀元素化学工業 ベトナム連結子会社を増資

第一稀元素化学工業 ベトナム連結子会社を増資

第一稀元素化学工業(本社:大阪市住之江区)は、連結子会社Vietnam Rare Element Joint Stock Company(以下、VREC)の増資を引き受けることを決めた。VRECの所在地は、ベトナム・バリアブンタオ省。
増資額は約24億円(5028億6800万ベトナムドン)。増資後のVRECの資本金は7093億1200万ベトナムドンとなる。これにより、第一稀元素化学工業の出資比率は99.99%となる。

京急電鉄 インドネシア大規模複合開発に参画 海外で初分譲

京急電鉄 インドネシア大規模複合開発に参画 海外で初分譲

京浜急行電鉄(本社:東京都港区)は、インドネシア・ジャカルタ首都特別州南ジャカルタ市の大規模複合開発に参画し、日本国内で展開している住宅ブランド「PRIME」を採用した29階建タワーマンション「SOTHGATE PRIME TOWER」(189戸)を分譲する。
住宅総床面積2万416平方㍍。2018年夏着工し、同年秋から販売開始、2021年度引渡しの予定。
同事業をを行うにあたり、同国の不動産開発・住宅分譲で実績のある伊藤忠商事および伊藤忠都市開発からなるPT JCREAL(以下、JCREAL社)と、インドネシアの不動産デベロッパー大手の一つ、Sinarmas Land社傘下のPT Duta Semesta Mas(以下、DUTA社)と共同で現地プロジェクト会社「PT Keikyu Itomas Indonesia」を設立している。
京急電鉄は、創立120周年の節目に初めて海外での分譲マンション事業に進出する。

ソネック ベトナム・ハノイに駐在員事務所開設

ソネック ベトナム・ハノイに駐在員事務所開設

ソネック(本社:兵庫県高砂市)は7月12日、ベトナム・ハノイに駐在員事務所を開設した。
同社は昨年から、建築・土木工事の現場に従事するベトナム人技術者を雇用し、海外人材の本格活用を開始している。今後は日本での海外人材の活用のみならず、駐在員事務所でベトナム国内、近隣ASEAN諸国などの市場調査を進め、海外進出の拠点として活動することを検討していく。

京都・祇園祭「宵山」に”コンチキチン”の祇園囃子と人の波

京都・祇園祭「宵山」に”コンチキチン”の祇園囃子と人の波

京都の祇園祭は7月16日、最大の見せ場となる「山鉾巡行」を翌日に控える宵山を迎え、まさに人の波が押し寄せたような、大勢の見物客でにぎわった。
17日の「前祭(さきまつり)」の山鉾巡行で都大路を練り歩く23の山や鉾が建ち並ぶ四条通と周辺の路地は、午後6時から歩行者天国となり、車両を締め出したこの空間は、引いた構図でみると、豪華に飾られた山や鉾が提灯の明かりで幻想的に照らし出され、別世界のよう。そうした中、”コンチキチン”の祇園囃子が鳴り響く。
3日続けて日中の気温が38度を超える猛暑に見舞われた京都。歩行者天国となった時点でもまだ35度近い、うだるような暑さの中、大勢のうちわを手にした浴衣姿の女性や家族連れなどが宵山の雰囲気を楽しんでいた。

フジオフードシステム フィリピンで「鶴丸饂飩本舗」展開へ

フジオフードシステム フィリピンで「鶴丸饂飩本舗」展開

フジオフードシステム(本社:大阪市北区)は7月12日、Cabalen Management Co.,Ltd.(以下、CMCI)との間で、フィリピンでうどん専門店「鶴丸饂飩本舗」ブランドを展開するためにライセンス契約を締結したと発表した。
同社はCMCIとのパートナシップのもと、フィリピン全土でうどん専門店、鶴丸饂飩本舗の本格展開を進めていく。
CMCIはレストラン事業を展開する企業で、1986年以来フィリピン料理を中心にタイ料理やスペイン料理を含む9ブランドを持ち、同国内で60店舗を展開している。