月別アーカイブ: 2018年9月

日立化成 マレーシアにプリント配線板「技術センタ」開設

日立化成 マレーシアにプリント配線板「技術センタ」開設

日立化成(本社:東京都千代田区)は10月、マレーシア・ジョホール州の子会社Hitachi Chemical(Johor)Sdn.Bhd.(以下、HCJH)内に、感光性フィルム(同社商品名「フォテック」)を用いて形成したプリント配線板の回路形状の確認や回路幅の測定など各種特性評価、およびプリント配線板の不良原因分析を行う「技術センタ」を開設する。
これにより、東南アジア各国をはじめ、アジアの顧客企業のプリント配線板の開発期間の短縮や、プリント配線板の回路を形成する工程の歩留まり改善策のタイムリーな提供が可能となる。

パナソニック 中国で2社と協業し建築ソリューション事業

パナソニック 中国で2社と協業し建築ソリューション事業

パナソニックは、中国の建築設計ソフトウエア最大手のグロードン社(本社:北京市)、バッテリーメーカーのリンクデータ社(本社:北京市)と建築業界向けソリューション事業で協業することで合意した。
3社は建築現場作業員向け集合住宅の開発、販売、レンタル事業への参入や、建物利用者の健康や快適性を考慮した高機能空間設計ソフトウエアを開発するほか、大規模都市開発プロジェクトに参画する。

円借款のベトナム・ダナン~クアンガイ高速道路が全線開通

円借款のベトナム・ダナン~クアンガイ高速道路が全線開通

日本の円借款などで敷設工事が進められていたベトナム南北高速道路のうち最優先整備路線の一つ、中部ダナン市と南方のクアンガイ省を結ぶ高速道路(ダナン~クアンガイ高速道路)が9月2日、全線開通した。
同高速道路、全線139kmのうち第1期でダナン~クアンナム省タムキー市の65kmは2017年8月2日に開通。今回の第2期でタムキー市からクアンガイ省の74kmが開通したことで全線開通となった。総工費は34兆5000億ベトナムドン(約1657億円)で、国際協力機構(JICA)の円借款、世界銀行の融資およびベトナム政府予算で賄われた。
開通式には梅田邦夫駐ベトナム大使らが出席し、ベトナム政府から出席したチン・ディン・ズン副首相が日本からの支援に感謝の意を表した。

朝日生命が要支援2から保障する「要支援保険」発売

朝日生命が要支援2から保障する「要支援保証」発売

朝日生命保険は2018年10月2日から、公的保険制度の要支援2から保障する「要支援保険」を発売する。要支援2~要介護5までの幅広い保障範囲で、介護費用をサポートする。
要支援保険は、要支援2と認定されたときに一時金が支払われる点で業界初となる商品。軽度の介護状態に備えてもらうとともに、重症化予防に積極的に取り組んでもらう商品としている。

パラマウントベッド 介護用に使える電動ベッドのセミダブル発売

パラマウントベッド 介護用に使える電動ベッドのセミダブル発売

パラマウントベッド(本社:東京都江東区)は9月18日から、必要時には介護用ベッドになる一般家庭向け電動ベッド「INTIME(インタイム)1000シリーズ」にセミダブルサイズを追加販売する。
同シリーズセミダブルサイズは、マットレス幅が120㌢(従来品のマットレス幅は91㌢)の一般家庭向け電動ベッド。介護が必要になったときにサイドフレームのカバーを裏返して装着することで、手すりやベッド柵など様々なオプション類の取り付けが可能だ。(特許出願中)
希望小売価格は19万3000~28万3000円(税抜き)。マットレスは別売り。

三菱重・JAXA 9/15「こうのとり」7号機打上げ発表

三菱重・JAXA 9/15「こうのとり」7号機打上げ発表

三菱重工業および国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9月13日、宇宙ステーション補給機「こうのとり」7号機を搭載したH-ⅡBロケット7号機を9月15日(土)、5時59分14秒(日本標準時)に打ち上げると発表した。打上げ予備期間は9月16~10月31日。

関空第1ターミナル9/21に全面再開 石井国交相

関空第1ターミナル9/21に全面再開 石井国交相

石井国土交通相は9月13日、復旧作業が急ピッチで進められている関西空港第1ターミナルの北側エリアについても、21日には全面的に運用が再開できる見通しとなったことを明らかにした。
また、9月中の運行再開を見込んでいた空港に向かう鉄道(JR・南海)についても、連絡橋の橋げたに問題がないことが確認されれば、同様に21日に運転再開される見通しになったと語った。

関空第1ターミナル9/14から一部で運用再開

関空第1ターミナル9/14から一部で運用再開

関西空港を運営する関西エアポートによると、台風21号で被害を受け地下が浸水し閉鎖されていた関西空港第1ターミナルが、9月14日から一部、南側エリアで運用が再開され、国内線36便、国際線79便併せて115便が運航される予定だ。
午前7時すぎ最初の便、羽田空港への国内便が出発した。

藤原宮跡「大極殿院」の北門跡を確認 奈文研

藤原宮跡「大極殿院」の北門跡を確認 奈文研

奈良文化財研究所の発掘調査によると、飛鳥時代の都、藤原宮跡(奈良県橿原市)で、天皇が儀式を行った「大極殿院」の北門の跡が確認された。9月15日午後1時半から現地説明会が開かれる。
大極殿院の北側に柱を立てた跡とみられる穴が23カ所、東西に並んで確認された。穴の中には柱の基礎となる、こぶし大の石が複数置かれていて、穴の位置などから大極殿を取り囲む屋根がついた廊下「回廊」の跡とみられている。中央付近には柱と柱の間隔が広くなっている場所があり、ここに天皇が大極殿で儀式を行う際に出入りしたとされる「北門」があったとみられるという。
藤原宮跡はおよそ1300年前の飛鳥時代、日本で初めて置かれた本格的な都の中心。その大極殿院は天皇が重要な儀式を執り行った大極殿を含む一角。

三菱地所G 初の中国の複合開発プロジェクトに参画

三菱地所G 初の中国の複合開発プロジェクトに参画

三菱地所(本店:東京都千代田区)は、中国大手デベロッパー、万科企業と共同で、中国江蘇省杭州市でオフィスを核とする大規模複合開発事業「奥体万科中心」プロジェクトに参画することで、9月11日付で合意した。
三菱地所グループとして、南通市、無錫市のそれぞれ住宅開発事業に続く3件目のプロジェクトだが、中国における初のオフィス開発事業への参画となる。今回で3件目のJV事業のパートナーの万科企業は、年間売上高2429億元(約4兆円)の中国大手デベロッパー。
今回のプロジェクトはオフィス・賃貸住宅・ホテル・飲食店舗からなる複合開発で、2018年8月にすでに着工しており、2021年3月に竣工の予定。