月別アーカイブ: 2018年11月

スズキ パキスタンで四輪車累計生産200万台を達成

スズキ パキスタンで四輪車累計生産200万台を達成

スズキのパキスタンにおける四輪車、二輪車の生産販売子会社パックスズキモーター社(パックスズキ社)は、2018年8月に四輪車の累計生産200万台を達成した。これを記念し11月26日、パキスタンのアブドゥル・ラザク・ダウード首相顧問らを迎えて、スズキの鈴木修会長出席のもと、パックスズキ社の工場で記念式典を執り行った。
スズキは1975年にパキスタンの国営企業を通じてスズキ四輪車初の海外生産をパキスタンで行い、1982年にはパキスタン自動車公団との合弁会社パックスズキ社で「フロンテ」の生産を開始した。以後、36年間で200万台の累計生産を達成した。この間、生産したのは「フロンテ」「キャリイ」「ジムニー」「アルト」「ワゴンR」などをベースに800cc~1000ccエンジン搭載のモデル中心。
2017年度のパキスタン自動車市場におけるスズキ車のシェアは約55%。2019年春に660ccエンジン搭載の軽自動車をパキスタン市場に投入する計画。

「特定技能2号」移行前に帰国の措置を検討 技術移転の趣旨確保

「特定技能2号」移行前に帰国の措置を検討 技術移転の趣旨確保

法務省は技能実習から新たな在留資格「特定技能1号」に移行した人が、さらに「特定技能2号」を取得する場合、いったん帰国させることを検討している。長期の滞在が続けば「母国への技術移転」という技能実習制度の趣旨を損ないかねないと判断した。

惑星誕生の謎に迫れるか 火星に米探査機「インサイト」着陸

惑星誕生の謎に迫れるか 火星に米探査機「インサイト」着陸

米国NASA(アメリカ航空宇宙局)の探査機「インサイト」が日本時間の11月27日午前5時前、火星への着陸に成功した。火星の内部を詳しく調べることで、地球がどのようにできたのか、惑星の誕生の謎に迫ることができると期待されている。
インサイトはこれから2年間にわたり、火星で起こる地震の揺れの大きさや伝わリ方を観測するほか、深さ5㍍の穴を掘って地下深くから伝わる熱を計測する。
インサイトは5月に打ち上げられておよそ7カ月間、4億8,000万㌔㍍余を飛行して、日本時間の27日、火星の大気圏に突入した。そしてパラシュートなどを使って、火星の赤道のやや北にある「エリシウム平原」と呼ばれる比較的平らな地表に無事着陸した。

JICA ミャンマーの国立口蹄疫センターの能力強化を支援

JICA ミャンマーの国立口蹄疫センターの能力強化を支援

国際協力機構(JICA)はこのほど、ミャンマーの首都ネピドーで同国政府との間で、技術協力プロジェクト「口蹄疫対策のための組織能力強化プロジェクト」に関する討議議事録に署名した。
この案件はヤンゴンで製造される口蹄疫ワクチンの生産強化と、適正かつ正確な口蹄疫診断および疫学調査の実施を支援することにより、口蹄疫防疫システムの強化を目指すもの。実施期間は2019年5月~2024年4月。対象地域は国立口蹄疫センター(ヤンゴン)、マンダレー獣医診断センターなど。実施機関は農業畜産灌漑省畜産獣医局。

安倍首相 大阪万博の協力を確認 松井知事ら決定を報告

安倍首相 大阪万博の協力を確認 松井知事ら決定を報告

安倍晋三首相は11月26日、首相官邸で大阪府の松井一郎知事、大阪市の吉村洋文市長、経団連の榊原定征名誉会長・誘致委会長、関経連(関西経済連合会)の松本正義会長らと会い、2025年国際博覧会(万博)の大阪開催決定の報告を受けた。これを受け、同首相は、オールジャパンで万博の成功に向けて引き続き協力することを確認した。

アシックス バンコクとKLに相次ぎ直営店オープン

アシックス バンコクとKLに相次ぎ直営店オープン

アシックスはこのほど、タイとマレーシアに相次いで直営店をオープンした。タイのバンコクに11月9日、「ASICS ICON SIAM(アシックスアイコンサイアム)」を、マレーシアのクアラルンプールに11月17日、「ASICS PAVILION KL(アシックスパビリオンKL)」を開業。
バンコク店はタイ国内最大規模の複合施設「アイコンサイアム」に入居。KL店はクアラルンプールの繁華街ブキッビンタンを代表するショッピングセンター「パビリオン クアラルンプール」に入居している。

3大都市圏で15年間に単身高齢者2倍に 最多の大阪20万人

3大都市圏で15年間に単身高齢者2倍に 最多の大阪20万人

国勢調査のデータをもとに日本経済新聞が行った分析によると、2000年から15年間で65歳以上の単身高齢者が2倍以上増えた自治体は首都圏、近畿圏、中京圏に集中していることが分かった。単身高齢者が最も多かったのは、大阪市の20万1,000人だった。以下、横浜市、名古屋市、そして札幌市もそれぞれ10万人を超えている。
2000年から15年間で3大都市圏(1都2府5県)で2.1倍の289万人に達した。社会保障費の膨張で財政運営が厳しくなる懸念が強まるだけに、在宅を軸に自立した生活を支える「地域包括ケアシステム」の構築が急務となる。

オリエンタルコンサル ミャンマー・マンダレー港開発で」契約調印

オリエンタルコンサル ミャンマー・マンダレー港開発で契約調印

オリエンタルコンサルタンツグローバル(本社:東京都新宿区)はこのほど、パシフィックコンサルタンツ(本社:東京都千代田区)との共同企業体により、日本の無償資金協力事業、マンダレー港開発計画(贈与限度額60億3,300万円)のコンサルティングサービスを受注した。
マンダレー港は、同国第一の都市ヤンゴンと同国北部に位置する第二の都市マンダレー間を内陸水運でつなぐ交通・物流の拠点。

体内に埋め込む医療機器の健康被害10年で8万3,000人

体内に埋め込む医療機器の健康被害10年で8万3,000人

世界各国のジャーナリストでつくる団体が、ペースメーカーや人工関節など体内に埋め込む医療機器の不具合などによって引き起こされる健康被害の実態について、世界規模で調査を行い、その結果を11月26日から公表し始めた。
これによると、医療機器の不具合などが原因で死亡したと思われる人が、世界で過去10年間におよそ8万3,000人に上ることが判明したとしている。
調査を行ったのは米国に本部があるICIJ(国際調査報道ジャーナリスト連合)。今回ICIJは36カ国の250人以上のジャーナリストと連携して調査にあたった。日本からもNHK、朝日新聞、共同通信が参加した。
ペースメーカーや人工関節、輸液ポンプなど体内に埋め込む医療機器は様々な国で同じ製品が販売されているが、国によって認可の制度が異なり、不具合や事故などが起きても、十分にそれらの情報が共有されていない。

大阪市 大阪万博会場「夢洲」基盤整備に140億円の補正

大阪市 大阪万博会場「夢洲」基盤整備に140億円の補正

大阪市は、2025年大阪万博会場となる夢洲(ゆめしま)の基盤整備を早急に進める必要があるとして、総額約140億円規模の補正予算案開会中の市議会に提案する方針を固めた。11月末にも上程し年内の可決を目指す。
内訳は大半が埋め立て造成費。残りはインフラ関係で、下水道設備や会場周辺のアクセス道路の調査、地下鉄延伸の調査費などが含まれる。