月別アーカイブ: 2018年12月

インドネシア津波の死者373人に 避難者5,000人以上

インドネシア津波の死者373人に 避難者5,000人以上

インドネシア国家防災庁(BNPB)によると、12月22日にスンダ海峡で発生した津波で、確認された被害者がさらに増え373人になった。行方不明者128人、けがをした人1,459人などとなり、避難者は5,000人を超えているという。
被災地では食料や薬などの支援物資が届いていない地区もあり、地元政府などが物資の調達や輸送手段の確保など対応を急いでいる。

8年ぶり「関西3空港懇談会」役割分担など協議

8年ぶり「関西3空港懇談会」役割分担など協議

関西・大阪・神戸の3つの空港の役割分担などを関係機関が話し合う「関西3空港懇談会」が大阪市で8年ぶりに開かれた。3空港の自治体や国、経済団体、3空港を運営する関西エアポートの代表などが出席した。
座長を務める関経連の松本会長によると、今後①関西空港のさらなる機能強化②神戸空港の運用時間の延長と発着枠の拡大、国際チャーター便、プライベートジェットの緩和③大阪空港の国際チャーター便の緩和や遅延便の対応-などについて、意見集約を進めることになった。

2023年に「空飛ぶ車」実用化へ官民協が工程表

2023年に「空飛ぶ車」実用化へ官民協が工程表

日本政府はこのほど、人を乗せて空を移動する次代の物流・交通手段として期待される「空飛ぶ車」に関する官民協議会の第4回会合を東京都内で開いた。その結果、実用化に向けた工程表を取りまとめ、2023年に人やモノを乗せた移動の実用化を目指す目標を掲げた。このため、必要な制度や試験飛行の拠点の整備を進め、技術の確立を急ぐ。

大塚家具 中国の家具大手と業務提携 資本提携も検討

大塚家具 中国の家具大手と業務提携 資本提携も検討

大塚家具(本社:東京都江東区)は、中国の北京居然之家云地氾零●●●有限公司(以下、Easyhome)との間で業務提携すると発表した。また、資本提携についても今後検討していくことで合意している。
Easyhomeは中国の家具販売大手で、2017年時点で中国本土に223の実店舗を運営しており、年商600億元(約9,780億円)を超える有力企業。

荏原 ミャンマーのヤンゴン技術科学大学にポンプ寄贈

荏原 ミャンマーのヤンゴン技術科学大学にポンプ寄贈

荏原製作所(本社:東京都大田区)はこのほど、技術指導を通した国際協力活動の一環として、ミャンマーのヤンゴン技術科学大学にポンプを寄贈した。ポンプに触れることで、ポンプの構造や制御方法への理解を深めてもらうことを目的としている。
ミャンマーでは水インフラ整備が喫緊の課題だが、上下水道をはじめ排水施設などのポンプ施設を計画できる技術者が不足していて、大学では人材の育成に力を入れている。こうした動きをサポートしようというもので、同社はこれまでに同国で10回以上のポンプのセミナーを開催している。

ピーチ 19年 札幌ーソウル線就航 沖縄ー香港線再開

ピーチ 19年 札幌―ソウル線就航 沖縄―香港線再開

ピーチアビエーション(所在地:大阪府泉南郡田尻町)はこのほど、2019年サマーダイヤ期間の新規就航や増便計画などを発表した。これによると、国際線で札幌(新千歳)―ソウル(仁川)線を4月25日から週7便で新規就航するほか、沖縄(那覇)―香港線を6月28日から週7便で運航再開する。
このほか、日本各地と台湾・台北(桃園)線を大幅に増便する。仙台―台北線を4月25日からこれまでの週4便から7便に、札幌(新千歳)―台北線を4月26日からこれまでの週3便から7便に、大阪(関西)―台北線を4月25日からこれまでの週14便から21便に、そして6月29日から28便に、沖縄(那覇)―台北線を6月28日からこれまでの週14便から21便にそれぞれ増便する。

NEC インドネシアの広域防災システムの構築を完了

NEC インドネシアの広域防災システムの構築を完了

NECはこのほど、2017年3月から進めていたインドネシアの広域防災システムの構築を完了し、同国の気象気候地球物理庁(BMKG)に納入したと発表した。
このシステムはインドネシア国内の計93カ所に新設した地震計および加速度計から得られる震度や地震波形などの情報を、衛星通信(VSAT)を介して、BMKGの本部ジャカルタのサーバへリアルタイムに集約するもの。
このプロジェクトには、日本政府の防災・災害復興支援無償資金協力が活用されている。

外国人介護の受け入れ人数に上限 常勤日本人職員と同数以下

外国人介護の受け入れ人数に上限 常勤日本人職員と同数以下

改正入管法に基づき年度内にまとめられる、介護分野の受け入れ人数に関わる厚生労働省の方針の一部が分かった。
厚労省は、新在留資格「特定技能1号」で介護分野に従事する外国人労働者について、事業所ごとに受け入れる人数の上限を設定する。すなわち、常勤で働く日本人の介護職員の総数を上回ってはならないというもの。
外国人介護職は即戦力化が難しいだけに、短期的にはそうした事態は起こらないとみられるものの、中長期的にも既存従業員の雇用維持を前提とし、また日本人の雇用が奪われるのではないかとの国内の雇用環境への影響に配慮したものとみられる。

快慶の一番弟子・行快作の仏像「木造阿弥陀三尊像」発見

快慶の一番弟子・行快作の仏像「木造阿弥陀三尊像」発見

京都国立博物館の調査によると、京都市の聞名寺が所蔵する木彫りの仏像について、鎌倉時代の仏師、快慶の一番弟子で現存する作品の少ない行快が手掛けたものであることが分かった。
今回、行快作と判明したのは「木造阿弥陀三尊像」で、高さがそれぞれ80㌢の1体と60㌢の2体の木彫りの仏像。像を台座に固定するためのほぞに、墨で行快の署名が見つかった。行快は現存する作品が少なく、貴重な発見だという。

大阪メトロ 300億円投じ御堂筋線などの15駅をリニューアル

大阪メトロ 300億円投じ御堂筋線などの15駅をリニューアル

大阪メトロはこのほど、御堂筋線と中央線の計15駅を2024年度までに順次、大改装する計画を発表した。総額300億円を投じ、各駅を地域の特色に合うコンセプトを設定、そのイメージにつくり変える。
対象となる駅は御堂筋線と9駅と中央線の6駅。例えば新大阪駅のコンセプトは「近未来の大阪」、淀屋橋駅は「歴史」、心斎橋駅は「テキスタイル」、動物園駅は「アニマル」、弁天町駅は「弁財天」など。