月別アーカイブ: 2019年1月

JENESYS2018で韓国水原市から大学生20名が訪日

JENESYS2018で韓国水原市から大学生20名が訪日

対日理解促進交流プログラムJENESYS2018の一環として、1月10日から19日まで韓国水原市の大学生ら20名が訪日する。一行は訪日中、静岡県、山梨県、神奈川県に滞在し、津波対策施設の視察、伝統文化体験、ホームステイ、学生交流等を通じて対日理解を深める。

テルモ 中国エッセン・テクノロジー社の買収手続き完了

テルモ 中国エッセン・テクノロジー社の買収手続き完了

テルモ(本社:東京都渋谷区)は1月7日、2018年7月に発表した中国医療機器企業、エッセン・テクノロジー社の買収手続きが12月29日に完了したと発表した。
買収金額は一時金約8億8,000万元(約139億円)で、今後将来の業績に応じたマイルストーン払いが発生する。エッセン・テクノロジー社は、薬剤溶出型冠動脈ステント専業の企業。
テルモは中国でカードワイヤーやバルーンカテーテルなどを中心に高成長を続けているが、これまでステントは販売していない。

クボタ工建 カンボジアの上水道配水管敷設工事を受注

クボタ工建 カンボジアの上水道配水管敷設工事を受注

クボタ工建(本社:大阪市浪速区)は、カンボジアのシェムリアップ上水道拡張整備事業のうち、パッケージ2(配水管敷設工事)をシェムリアップ水道公社より約21億円で受注した。
これは2012年3月、日本政府とカンボジア政府が調印した約72億円の円借款事業の一環。同工事は、配水管を約166kmにわたり敷設するもので、工期は36カ月の予定。

障がい者支援のスワンがベトナムにカフェ&ベーカリー店展開

障がい者支援のスワンがベトナムにカフェ&ベーカリー店展開

ヤマトホールディングスの特例子会社で、障がい者支援のスワン(本社:東京都中央区)はこのほど、ベトナムの365 Trading Logistics Joint Stock Company(本社:ホーチミン市、以下、365社)と加盟店契約を締結。1月7日にホーチミン市内に海外初のフランチャイズ店となるスワンカフェ&ベーカリーを2店舗(グエンチャイ点、レロイ店)をオープンした。グエンチャイ店の座席数73席(店舗面積153平方㍍)、レロイ店の座席数28席(同71平方㍍)。
ベトナムの365社は、グフループ内で経営するベトナム料理レストランで、毎週日曜日に近所の貧しい人々に昼食を提供している。また、障がいのある子どもたちへ奨学金を給付するなど社会的弱者の支援活動をしている。

関空 高波想定見直し護岸のかさ上げへ 台風21号教訓

関空 高波想定見直し護岸のかさ上げへ 台風21号教訓

関西空港を運営する関西エアポートは、25年前の開港当初に決めた護岸の高さの基準となる「50年に1度」とされる高波の想定を、最新の気象データも反映させて見直し、護岸のかさ上げ工事を進めることになった。
これは2018年9月の台風21号で、まさに想定を超える高波で、関西空港が大規模な浸水被害を受けたため。専門家による分析で、沖合では5㍍を超える非常に高い高波が発生し、護岸を超えて流れ込んだことが判明している。
これらのことを踏まえ、関西エアポートでは過去20年余の空港周辺での風速や波の高さなど最新の気象データも反映させ、新たに「50年に1度」とされる高波の想定を見直す作業に入っている。

バングラデシュに無償資金協力 零細農家支援など

バングラデシュに無償資金協力 零細農家支援など

バングラデシュの首都ダッカで1月6日、日本の泉泰裕駐バングラデシュ大使と、リチャード・フェンスターマッハ・レーガン国連世界食糧計画(WFP)バングラデシュ事務所長との間で、供与額5億5,700万円の無償資金協力「バングラデシュ小規模農家への生計工場支援およびミャンマーからの避難民への食糧支援計画」に関する書簡の交換が行われた。
バングラデシュの貧困層(約4,000万人)のうち約1,100万人を占める小規模農家は、換金用のみならず自らの食用にも十分な生産量を確保できていないのが現状。このため自給自足に必要な稲作以外の換金作物の栽培を通じた現金収入確保による小規模農家の生計向上が必要となっている。
また、2017年8月以降、同国南東部コックスバザールにはミャンマー・ラカイン州から避難民の大規模流入が発生し、現在約100万人もの人々が避難生活を余儀なくされている。同避難民のうち約54%の人々の食生活は貧困レベルまたは貧困ライン以下とされている。

「はやぶさ2」2月後半に小惑星「リュウグウ」着陸へ

「はやぶさ2」2月後半に小惑星「リュウグウ」着陸へ

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月8日、小惑星「リュウグウ」の上空で、着陸に向けた準備を進めている日本の探査機「はやぶさ2」が、2月後半に初めての着陸を試みる予定だと発表した。
はやぶさ2は2018年6月、地球からおよそ3億km離れたリュウグウの上空に到着。当初同年10月の着陸を予定していたが、リュウグウの表面が予想以上に岩に覆われていることが分かり、着陸時期を延期して着陸適地の場所の選定などを進めていた。

明治機械 台湾へ石臼製粉機を出荷 海外初輸出

明治機械 台湾へ石臼製粉機を出荷 海外初輸出

明治機械(本社:東京都千代田区)は1月7日、子会社の柳原製粉機(本社:長野県)が台湾へ、業務用として初の海外輸出となる石臼製粉機を出荷したと発表した。
今回輸出した製品はIU-540型。大型店舗・製粉工場向けの石臼製粉機で、出荷先は台湾の菓子・健康食品メーカー、福義軒食品(所在地:台湾・嘉義縣)。

関西3空港国内線の年末年始の利用者前年並みの約76万人

関西3空港国内線の年末年始の利用者前年並みの約76万人

航空各社のまとめによると、12月28日から1月6日までの年末年始の期間中に、大阪、関西、神戸の3つの空港を発着する国内線の利用者は前年同期並みのおよそ76万人だった。
空港別では大阪空港が49万人、関西空港が18万人、神戸空港が9万人で、北海道や沖縄方面の路線が比較的好調だった。

二ホンウナギの国際取引規制 5月会議では回避

二ホンウナギの国際取引規制 5月会議では回避

EUが規制につながる動きを見せていた二ホンウナギについて、野生生物の保護を図るワシントン条約に基づく国際取引の規制が、今年5月に開かれる同条約の締約国会議では見送られることになった。
二ホンウナギを巡っては5年前に国際機関が絶滅危惧種に指定したほか、EUが不透明な国際取引の実態調査を求めるなど規制につながる動きを見せ、早ければ5月の締約国会議で規制の導入が決まる可能性があった。二ホンウナギの輸入に依存する日本はこの規制に反対していた。
水産庁などによると、5月の会議で規制の導入を検討すべきだという提案は、昨年12月下旬の期限までにEUをはじめ、いずれの国や団体からも出なかったという。これにより、5月の会議での規制はいったん回避された形となった。
ただ、ワシントン条約の事務局は昨年、二ホンウナギの密漁や密輸が相次いでいるとの報告をまとめており、5月の会議では二ホンウナギの流通の透明性の改善を求める決定がなされる見通しで、改善がみられなければ、その次の締約国会議で規制が提案される可能性がある。