月別アーカイブ: 2019年5月

クラウドエース 3社合弁でバンコクにタイ法人設立

クラウドエース 3社合弁でバンコクにタイ法人設立

クラウドエース(本社:東京都千代田区)は5月7日、Google Cloud Platform(GCP)のグローバル展開の一環としてタイ・バンコクに3社合弁で現地法人Cloud Ace Ltdを設立したと発表した。
タイ法人の資本金は200万タイバーツで、出資比率は吉積ホールディングス49%、YC Capital Co.,Ltd48%、Toyo Business Capital Co.,Ltd3%。
成長を続けるクラウド市場においてGCPの利活用推進、技術者育成などをはじめ、自社開発のAI・機械学習総合プラットフォーム「GennAI」の提供をアジア・太平洋地域へ広く展開するのが目的。

介護医療院の療養床数3月末時点で1万床突破

介護医療院の療養床数3月末点で1万床突破

厚生労働省がこのほど公表した介護医療院の2019年3月末時点の開設状況は、施設数で2018年12月末時点と比べ37施設増の150施設、総療養床数で前回比2,614床増の1万28床となった。
施設類型別の内訳はⅠ型92施設(24施設増)、Ⅱ型55施設(12施設増)、Ⅰ・Ⅱ型の混合施設3施設(1施設増)。総療養床の内訳はⅠ型6,858床(2,186床増)、Ⅱ型3,170床(428床増)となった。
都道府県別集計で療養床数が多かったのは福岡県931床、北海道761床、山口県622床、富山県598床、静岡県552床などだった。

橋本左内「啓発録」の活字本 福井・あわら市で発見

橋本左内「啓発録」の活字本 福井・あわら市で発見

幕末、大老・井伊直弼がらつ腕を振るった「安政の大獄」で散った福井藩の若き英才、橋本左内(1834~59年)が著した「啓発録」の、1889(明治22)年に出版された活字本が福井県あわら市内の民家で見つかった。
国立国会図書館の蔵書履歴によると、今回見つかったものは啓発録の活字本では最も早い出版とみられる。縦19cm、横12.5cmで38ページ。漢字カナ交じり文で書かれている。巻末には編集・発行は鹿児島県士族 山本忠輔と記載がある。
啓発録は、左内が幼少期から人生の目標や規範を書き記したもの。

北大阪急行の延伸 開業目標を3年延期し23年度に

北大阪急行の延伸 開業目標を3年延期し23年度に

大阪府などが出資する第3セクターと箕面市は5月7日、千里中央駅から北へ2.5km延伸する工事が、設計や工事の工程の見直しが必要になったとして、開業目標を3年延期し2023年度とすると発表した。これは、用地をめぐる交渉が長期化したことによる着工の遅れや、撤去が必要なコンクリートの擁壁が見つかったことなどのため。
同工事は千里中央駅から北へ延伸し、箕面市内に2つの駅を新設するもので、当初2020年度の開業を目指していた。なお延伸にかかる総事業費は、当初の予定通りおよそ650億円の見込み。

荏原傘下のエリオットがインド・バンガロールに新工場増設

荏原傘下のエリオットがインド・バンガロールに新工場増設

荏原製作所の米国の全額出資子会社で、コンプレッサ・タービン事業を担うエリオット(所在地:ペンシルベニア州)グループはこのほど、2月にインドのバンガロールのサービスセンターに新工場を増設し、操業を開始したと発表した。
今回の新工場増設により、中小型蒸気タービンの生産を開始するとともに、アフターサービスを拡充し、インドを中心とする東アジアにおけるコンプレッサ・タービン事業を幅広く展開する中心拠点としていく。増設工場への投資額は非公表。

トランス・コスモス マレーシアで海外多言語広告運用サービス開始

トランス・コスモス マレーシアで海外多言語広告運用サービス開始

トランス・コスモス(本社:東京都渋谷区)は5月7日、マレーシア子会社、TRANSCOSMOS(MALAYSIA)SDN BHD(本社:クアラルンプール、以下、トランス・コスモスマレーシア)が、イーエムネットジャパン(本社:東京都新宿区)と業務提携し、海外多言語広告運用サービスを開始したと発表した。
両社はインバウンド向けデジタル広告・海外人材採用広告サービスなどの販売を強化する。

ニュアンス 印インターネットカーに会話型AIをMGモデルに搭載

ニュアンス 印インターネットカーに会話型AIをMGモデルに搭載

ニュアンス・コミュニケーションズ(本社:米国マサチューセッツ州、以下、ニュアンス )は5月7日、上海汽車(SAIC)のインド子会社MGモーター・インドと提携し、ニュアンスの会話型AIを搭載したモビリティ・アシスタントを、インド初のインターネット対応自動車「MG Hector」および今後、全世界で発売予定のMGモデルに搭載すると発表した。
MG Hectorに搭載されたMGモーターの新しいコネクテッドカー向け車載プラットフォーム「iSMART Next Gen」は、ニュアンスのモビリティ・アシスタント・プラットフォームを採用している。ニュアンスの最新技術により、ドライバーは音声による車載システムの操作と対話が可能になる。
ニュアンスはコグニティブAI技術のリーディングプロバイダーで、日本支社(ニュアンス・コミュニケーションズ・ジャパン)の所在地は東京都千代田区。

安倍首相「条件つけず」日朝首脳会談の早期実現目指す

安倍首相「条件つけず」日朝首脳会談の早期実現目指す

安倍首相は5月6日、北朝鮮の金正恩委員長との日朝首脳会談について、これまでの方針を転換し、前提条件をつけずに会談の早期実現を目指す考えを示した。
同首相は「拉致問題を解決するために、あらゆるチャンス逃さない。条件をつけずに、私自身が金正恩委員長と向き合わなければならない。この決意で問題の解決にあたっていく」と語った。
これまで同首相は「日朝首脳会談を行う以上は、拉致問題の解決に資する会談としなければならない」とし、拉致問題の進展が会談を行う前提条件だとの考えを繰り返し強調してきた。

100万種の動植物が絶滅の危機 国連の科学者組織が警告

100万種の動植物が絶滅の危機 国連の科学者組織が警告

国連の科学者組織がこのほど報告書「生物多様性と生態系サービスに関する政府間パネル」をまとめた。この中で「世界で100万種の動植物が絶滅の危機に直面し、人の活動がかつてない速度で世界の生態系を脅かしている」とし、「生物多様性が失われると、人の暮らしを支える生態系の様々な機能が失われる」と警告している。
同組織は報告書で、過去1,000万年の歴史に照らすと、10倍から100倍もの速度で生態系の喪失が進んでいると指摘している。

近畿大病院に最新鋭のひざ関節手術支援ロボ

近畿大病院に最新鋭のひざ関節手術支援ロボ

大阪狭山市の近畿大学病院が4月から国内で初めて、ひざの関節を人工関節に置き換える手術を支援する最新のロボットを導入した。同病院が導入したのは米国製の手術支援ロボット「NAVIO」。
これを使うと関節リウマチやけがなどで傷ついた患者のひざの関節を赤外線を使って3次元で測定し、ロボットが誤差1ミリの精度で器具を制御して、正確に骨を削ることができるため、これまでの手術では切り取る場合が多かったひざのじん帯も残すことができ、患者への負担が少なくて済むという。また、患者ひとり一人の関節の形にあわせて人工関節を取り付けることができることから、従来よりも手術後の違和感や痛みが少なくなるとしている。