月別アーカイブ: 2019年5月

シライ電子工業 中国の孫会社の敷地内に新工場建設

プリント配線板を手掛けるシライ電子工業(本社:京都市右京区)は5月20日、中国にある孫会社、白井電子科技(珠海)有限公司(所在地:広東省珠海市)の敷地内に新工場を建設すると発表した。新工場の延床面積は1万7,600㎡で、投資総額は約29億円。2021年1月ごろ操業開始の予定。今回の投資により、一部既存設備の更新を含めた生産体制の効率化で、生産能力は約20%程度の増強を計画している。また今後、市場環境を見極めながら第二期投資を検討する予定。二期投資まで完了した場合、生産能力は現在の月産約10万㎡から、最大同15万㎡まで拡大する見込み。

NTT東日本 農業×ICTで地域活性化・街づくり目指す

NTT東日本は5月22日、農業とICTの融合による地域活性化や街づくりを目指し7月1日付で「NTTアグリテクノロジー」(本社:東京都新宿区)を設立すると発表した。新会社ではIoT/AIを活用した高度な環境制御や、環境・生育データ分析による収量予測等を実現する「次世代施設園芸」の拠点を自ら整備しノウハウを蓄積していくことで、農業生産者の方々に次世代施設園芸のトータルソリューションを提供していく。これにより地域社会、経済の活性化につなげていく。

「大坂夏の陣図屏風」など大阪城天守閣で企画展

大阪城天守閣で5月22日から、「サムライたちの躍動」と銘打った重要文化財の屏風などを展示する企画展がスタートした。7月17日まで。同展では大阪城天守閣で収蔵しているコレクションの中から屏風や甲冑(かっちゅう)など合わせて71点展示されている。中でも目を引くのが重要文化財「大坂夏の陣図屏風」で、慶長20(1615)年の大坂夏の陣の戦いを描いたもの。屏風は左右一対で、右側には徳川家康率いる徳川連合軍と真田幸村らが主導した豊臣軍が激突する様子が躍動感あるタッチで描かれ、左側には民衆たちが川を渡って逃げ惑う様子が描かれている。6月28、29日、日本で初めて開催される「G20大阪サミット」に合わせて、これから一段と増加が見込まれる訪日外国人にもサムライ文化の一端を紹介しようと企画されたもの。

グリットG ミャンマーの銀行とMOU締結しフィンテック事業に参入

グリットグループホールディングス(本社:東京都新宿区)は5月20日、ミャンマー企業のShin Ye Htut Group of Companiesと共同で、ミャンマーの銀行でUnited Amara Bankと、決済に関するブロックチェーンシステムを活用したミャンマー観光客専用のデジタルトラベラーズチェック(FT pay)の開発プロジェクトに関するMOU(了解覚書)を締結したと発表した。2019年10月にサービス開始を予定。2022年までに取扱高4000億円を目指す。

新たな才能発掘「関西演劇祭」9月に大阪で開催

新たな才能を発掘しようと関西にゆかりのある劇団を集めて演劇を披露する「関西演劇祭」が、今年9月21日から29日まで大阪市中央区の大阪城公園内の「クールジャパンパーク大阪」で開かれることが5月20日、同実行委員会から発表された。参加劇団の応募は6月16日まで受け付けている。この催しは、これまで多くの人気劇団を輩出した関西で、再び演劇の魅力を広め、新たな才能を発掘しようと初めて開かれるもの。事前審査で通った10劇団が公演し、優秀な公演には賞が贈られるという。

4月訪日外客数0.9%増の292万7,000人、伸び鈍化

日本政府観光局(JNTO)の推計によると、2019年4月の訪日外客数は前年同月比0.9%増の292万7,000人となり、前年同月を約3万人上回り、単月として過去最高を記録した。ただ、全体の伸びは鈍化した。また、1~4月累計で1,098万1,000人となり、1,000万人を超えた。4月の訪日外客数を市場別でみると、タイ、フィリピン、ベトナム、インド、カナダ、英国、フランス、イタリア、ロシアで単月として過去最高を記録したほか、中国、オーストラリア、米国、ドイツ、スペインで4月として過去最高を記録した。

大陽日酸 中国のAlly Hi-Techと事業提携

大陽日酸(本社:東京都品川区)は5月20日、中国の水素製造装置メーカー、Ally Hi-Tech Co.,Ltd.(以下、Ally社)と、資本・事業提携契約を締結したと発表した。Ally社と戦略的なパートナー関係を構築し、水素製造装置を事業ポートフォリオに加え、今後世界各国に拡大しているグループの販売網を通じて、水素需要の取り込みを強化する。とくに鉄鋼、化学、ガラスなどの基幹産業に向けたオンサイト供給での存在感を高め、安定的な収益基盤の確立に向け取り組んでいく。

大正製薬 ベトナムのDHG社を連結子会社化 

大正製薬(本社:東京都豊島区)は5月20日、ベトナムのDuoc Hau Giang Pharmaceutical JSC社(以下、DHG社)を連結子会社化するため、3月18日から実施した公開買付けの結果、発行済み株式総数の15.78%の応募を受け公開買付けを行い、DHG社の発行済み株式総数の50.78%を保有することになったと発表した。またその後、既存株主からDHG社の0.23%の株式を取得した結果、大正製薬はDHG社の発行済み株式総数の51.01%を保有、DHG社を連結子会社化した。 

東京都 ジャカルタ特別市と相互観光PRを実施

東京都はこのほど、アジア観光促進協議会の共同事業の一環としてジャカルタ特別市との相互観光PRを5月から8月にかけて実施すると発表した。東京都営地下鉄浅草線、大江戸線などで5月20日から6月18日、ジャカルタ特別市の観光PRポスター(中吊り・駅貼り・窓上)を掲出する。これを受けて、ジャカルタ特別市では7月1日から8月31日、東京都観光PR映像を市内全7カ所の大型スクリーンや、全10台のバス車体後部スクリーンで放映する。

春の叙勲 近畿で535人が受章

今年の春の叙勲の受章者が発表された。近畿2府4県では各界で功労のあった535人が受章する。府県別にみると、大阪府が173人、兵庫県が136人、京都府が87人、奈良県が55人、和歌山県が43人、滋賀県が41人だった。瑞宝章が401人、旭日章が134人。