月別アーカイブ: 2019年7月

ユニ・チャーム 認知症予防に取り組む自治体、非営利団体を支援

ユニ・チャーム(本社:東京都港区)は7月23日、公益財団法人 認知症予防財団と共同で認知症予防『ソーシャル・ウォーキング(R)サポートプログラム』を開始すると発表した。これは同社の考え方に賛同し、体験イベントを開催してみたいいう自治体や非営利団体を応援する新しい事業。こうしたイベントに参加することで、一人ひとりがそれぞれの生活の中で認知症予防に取り組むきっかけづくりとなることが期待される。               同社は、高齢化の進行に伴う「閉じこもり」や認知症など社会問題の改善に寄与するため、目的を持って社会と触れ合う認知症予防プログラム「ソーシャル・ウォーキング(R)」を2016年に考案し、心と体の健康をサポート。これまで参加者人数は延べ1,572人に上っている。

ニプロ バングラデシュの医療機器製造販売企業を子会社化

ニプロ(本社:大阪市北区)は7月22日、バングラデシュの医療機器製造販売会社、JMI Syringes & Medical Devices Limited(本社:ダッカ、以下、JSMD)が実施した第三者割当増資を引き受け、同社を子会社化したと発表した。JSMDが7月3日に実施した第三者割当増資で発行した1,110万株を引き受け、同社議決権の50.2%を保有することになった。これにより同社をニプロの連結子会社とする予定。

日本 フィリピンの水環境汚染対策に 20億円の無償資金協力

日本政府はフィリピンの「メトロセブ水道区汚泥管理計画」に供与限度額20億5,200万円の無償資金協力する。フィリピンの首都マニラで7月23日、日本の羽田浩二駐フィリピン大使とフィリピンのテオドロ・L・ロクシン・Jr外務大臣との間で、これに関する交換公文の署名および書簡の交換が行われた。                                                                       フィリピン中部に位置するメトロセブ地域は、セブ市を含む7市6町で構成されるフィリピン第2の都市圏で、人口約255万人を擁する経済の中心地。同地域では約90%の家庭が汚泥腐敗槽を保有しているとみられる。そして、これらはいずれも適切に管理が行われておらず、環境汚染を引き起こしている。今回の無償資金は同地域の水・衛生環境の改善に充てられる。

奈良「吉野離宮」遺跡で新たに2棟の建物跡

奈良県吉野町と奈良県立橿原考古学研究所の発掘調査によると、「吉野離宮」とされる吉野町の遺跡で、新たに2棟の建物の跡が見つかった。吉野町の国の史跡「宮滝遺跡」では2017年、大型の建物跡が見つかり吉野離宮の中心的な建物「正殿」の跡ではないかとみられている。今回見つかったのは、この正殿の北側。南北6m、東西7.5m以上の大きさがある。正殿の後部に建てられた「後殿」とみられる。また今回、正殿と目される建物跡の南西側からは、南北5.4m、東西3m以上の大きさの建物跡が見つかった。吉野町などはこれら2つの建物は、正殿の両脇に建てられた「脇殿」とみている。   奈良時代、吉野離宮には女帝の元正天皇や聖武天皇などがたびたび訪れている。

UDトラックス・日通・ホクレンが北海道で自動運転トラックの実証実験

ボルボ・グループのUDトラックス(本社:埼玉県上尾市)、日本通運(本社:東京都港区)、ホクレン農業協同組合連合会(本社:北海道札幌市、以下、ホクレン)は、農産品の輸送力確保、トラックドライバー不足の解消に向け、北海道庁の協力のもと、「レベル4」技術を用いた自動運転の共同実証実験を行うと発表した。                                                     3社は8月の約1カ月間にてん菜集荷運搬コースを想定した実験用のルートで、UDトラックスの大型トラック「クオン」をベースとした、「レベル4」自動運転技術を搭載した車両1台を使用し、自動運転の走行実験を行う。実験には安全確保のため、ドライバーが乗車する。

ダイハツと関西学院大「ハニカム型水素安全触媒」開発、廃炉へ前進

ダイハツ工業と関西学院大学の研究グループは7月22日、福島第一原発廃炉のプロセスにおける課題の一つ、水素安全の確立のため、自動車触媒を応用した実用性の高い「ハニカム型水素安全触媒」を開発したと発表した。この結果、福島第一原発の廃炉の際に、燃料デブリ等を安全に搬出・輸送し、長期間にわたり安全に保管することが可能になるという。ガソリン自動車用ハニカム型触媒を応用し、密閉された保管容器内で発生した水素と酸素を容器内で安全な水に戻す。今後、実用化に向けたステップへ移行する。

NTTグループ121社で最大15万人がテレワーク、混雑緩和に協力

NTTはこのほど、グループのうち121社で最大約15万人の社員を対象に7~9月中に在宅勤務や時差出勤に取り組むと発表した。7月22日から9月6日を強化期間として推進する。2020年の猛暑が予想される時期の東京オリンピック・パラリンピックを約1年後に控え、日本政府や円滑な運営を願う東京五輪関係者らが呼び掛ける民間企業への交通機関の混雑緩和要請に応える。

大阪ガス,LNG事業拡大へシンガポールのAGP IHに100億円出資

大阪ガス(本社:大阪市中央区)は7月22日、国際協力銀行(所在地:東京都千代田区、JBIC)と共同で液化天然ガス(LNG)基地建設などを手掛けるシンガポールのエンジニアリング会社、AGPインターナショナルホールディングス(AGP IH)に総額約100億円を出資したと発表した。また、同社と天然ガスバリューチェーンに関する戦略的協業契約を締結した。東南アジア、インドにおけるLNG基地開発などLNG事業を拡大する。

ダイエーがレジなし決済の実証実験、昭和女子大で

ダイエー(本社:東京都江東区)は7月22日から、昭和女子大学(所在地:東京都世田谷区)と連携し、レジを通しことなく、キャッシュレス決済が可能な「ウォークスルー決済」の実証実験を開始した。実施期間は7月22~31日。実施場所は同大学8号館1階学ホール内。売場面積約2坪。対象商品は菓子類約50品目。                                                  これは売場内に設置されたセンサーとカメラで人の動きを管理し、デジタル陳列棚の重量センサーで顧客が手に取った商品を認識することで、商品を持って当該売場から出ると自動的にクレジットカードで決済される仕組み。顧客はスマートフォン専用アプリをかざして入店し、欲しい商品を手に取って退店するだけ。レジ精算やバーコードのセルフスキャンなどの作業を一切行うことなく、買い物を完結することができる。クラスメソッド(本社:東京都千代田区)が開発した「ウォークスルー決済」を活用する。

下地島空港に初の国際定期便 香港-下地島線週3便就航

下地島エアポートマネジメント(以下、SAMCO)が運営する「みやこ下地島空港ターミナル」に7月19日、香港を拠点とする航空会社、香港エクスプレスによる香港-下地島線が就航した。この路線は宮古圏域に就航する初めての国際定期便となる。香港エクスプレスは同路線を毎週火・金・日の週3便運航する。