AGC(本社:東京都千代田区、旧旭硝子)は9月12日、中国江蘇省蘇州工業園区に、大型3D・複雑形状の車載ディスプレイ用カバーガラスの生産拠点を建設すると発表した。各種光学薄膜コーティングから装飾印刷、複雑曲面の一体成形に至るまで、最先端技術を導入した一貫生産ラインを備え、すでに受注が決定している複数の車種向けに2022年に販売を開始する予定。これにより、既存の国内2拠点に加え、第3の生産拠点となる。
月別アーカイブ: 2019年9月
JR西日本 香港の旅行予約サイト「KLOOK」と提携、インバウンド対応強化
タイの日本食店21.1%増の3,637店、地方の伸びがけん引
NEDO タイ工業省 タイで電気・電子機器廃棄物のリサイクル実証事業
NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)は9月13日、タイ工業省工業局(DIW)と電気・電子機器廃棄物(WEEE)リサイクルの実証事業を実施することに合意し、基本協定書(MOU)を締結したと発表した。この実証事業は「アジア省エネルギー型資源循環制度導入実証事業」のテーマの一つとして、2019年度から2年間の予定で実施する。 委託先はアビヅ、サイト企業はHidaka Yookoo Enterprises Co.,Ltd. 実証場所はHidaka Yookoo Gateway工場。WEEEの破砕後に排出されるミックスメタル(プラスチック、ガラス、金属などの混合物)の粒度・比重選別を行うことで、有価物(銅、ステンレス、アルミニウム、貴金属)を効率よく回収する自動リサイクルシステムを導入し、その有効性を検証する。また、タイ国内で処理できない貴金属(金、銀など)と有害廃棄物(鉛、亜鉛など)の混合物を、日本で再資源化することで国際資源循環を実現し、タイをはじめとするアジア諸国におけるリサイクルモデルの確立を目指す。
ナガオカ ベトナムに第3の製造拠点設立 東南アの需要増大に対応
水やエネルギーなどライフラインを支える製品を手掛けるナガオカ(本社:大阪市中央区)は9月12日、ベトナム・フンイエン省に現地法人「NAGAOKA VIETNAM CORPORATION(仮称)」を設立すると発表した。新会社の資本金は1億円の予定で、同社が全額出資する。取水用スクリーンの製造および販売を手掛ける。2019年12月に設立する予定。同社は現在、同社のコア技術を用いた「ナガオカスクリーン」を日本(兵庫県姫路市)と中国(遼寧省大連市)の2拠点で製造・販売している。ベトナムやマレーシアなど東南アジアの顧客企業の需要が増大しており、これらの供給要請に応え今回、ベトナムに第3の製造拠点を立ち上げることを決めたもの。
“やりまわし”に歓声 大阪・岸和田「だんじり祭」
待機児童解消へ京都市で保育園の就職フェア 学生ら160人参加
乳がんを高精度で発見 神戸大G が装置開発,2年後実用化めざす
神戸大学などのグループが、「マイクロ波」と呼ばれる微弱な電波を発して高い精度で乳がんを発見できる世界初の装置を開発した。すでに協力企業から20億円の出資を受けて、2年後の実用化を目指すとしている。この装置に接続された5cmほどの大きさのセンサーを乳房に当ててマイクロ波を発信する。すると、センサーが跳ね返ってくる電波を検知し、コンピューターで解析するとがんの位置や大きさが立体的な画像となって瞬時に表示される仕組み。 従来、乳がんの検診で行われている「X線マンモグラフィー」は、胸を圧迫するため痛みを伴ううえ、乳腺や乳房を支えるじん帯の密度が高い体質の人は、がんが隠れて画像に写りにくく、発見が難しいという欠点が指摘されていた。これに対し、マイクロ波は乳腺やじん帯を通り抜けるため、がんを鮮明に識別でき、痛みも感じないという。
世界の子ども6人に1人が学校へ通えず、緊急な対策を ユネスコ
ユネスコ(国連教育科学文化機関)の調査によると、貧困などを理由に学校に通えない子どもが、世界で6人に1人に上ることが明らかになった。これは世界各国の6歳から17歳までの子どもを対象に調べたもので、2018年、学校に通っていない子どもの数は、世界全体でおよそ2億5,840万人に上り、これは全体の6人に1人にあたるという。また、15歳から17歳までの子どもで高等教育を受けられない人の割合は、先進国ではおよそ8%なのに対し、発展途上国ではおよそ61%に上っている。大きな経済格差があることが改めて浮き彫りになった。さらに小学校に一度も通えない男の子の数はおよそ300万人なのに対し、女の子の数はおよそ900万人と3倍に上るという。ユネスコは9月13日発表した報告書で、男女間の教育格差もいぜんとして残っていると指摘。そして、こうした世界の子どもの就学状況は10年以上改善されていないと、各国へ緊急の対策を取るよう訴えている。