関西エアポート(所在地:大阪府泉佐野市)は10月23日、深圳航空が10月27日に関西-南昌線を新規就航し、毎日運航を開始すると発表した。機材仕様はエアバスA320で、座席は158席(ビジネスクラス8席、エコノミークラス150席)。 深圳航空は、広東省深圳市に本社を置く航空会社で、今回の就航により関西国際空港発着路線は深圳、無錫、北京、南通に加え5路線を運航することになる。南昌市は江西省の省都で、工業都市として発展しており、さらなる需要の取り込みが期待されている。
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未来のモビリティ体験エリア新設、東京モーターショー開幕
北陸新幹線16年前倒しの経済効果4.3兆円、金沢-新大阪間
関西と北陸の経済連合会および大阪商工会議所はこのほど、北陸と大阪を結ぶ北陸新幹線について、想定より16年間前倒しして2030年に全線が開業した場合、およそ4兆3,000億円の経済効果が見込まれるとの試算をまとめた。この根拠は関西と北陸の移動時間が大幅に短縮されることで、観光やビジネスなどによる人の行き来が増えるほか、沿線の地域で企業誘致や宿泊施設の建設が進むことで、前倒しした分の16年間で延べおよそ4兆3,000億円の波及効果があるとしている。このため、これらの経済団体は早期の開業に向けて、国への働きかけを強めていく考えを示している。 金沢から福井県敦賀を経由し、新大阪との間を最短で1時間20分で結ぶ北陸新幹線は、既存計画では2046年ごろの全面開業を目指すとしている。
「命のビザ」,発給でリストラに 杉原千畝の履歴書見つかる
第2次世界大戦中の1940年、赴任先のリトアニアでナチスの迫害を逃れるため、ビザを求めるユダヤ人に日本の通過ビザを発給し続けて、およそ6,000人の命を救ったとされる日本の外交官・杉原千畝氏(1900~1986年)の履歴書が新たに見つかった。これによると、杉原氏は1947年4月の帰国後に外務省を辞め、NHKや商社などを転々としたが、1949年2~10月に参院資料課で主事として勤務したことが新たに判明した。外務省では杉原氏の退職理由について「不明」としているが、同氏が参院に提出した履歴書では「1947年3月の行政整理に際し被整理者に予定せられたる」と記載しており、人道的立場から、いわば省命に背き行った「ビザ発給」後、同氏は懲罰的に帰国前の段階でリストラ対象者とされていたと判断される。
阪大G iPS細胞の「心筋シート」使い初の心臓病治療治験申請へ
タベルモ ブルネイにスピルリナの生産能力拡張へ新工場建設
産官連携で出産・育児を支援、松本市・病院・森永乳業
天皇陛下 即位を国内外に宣言 2,000人を前に「即位礼正殿の儀」
天皇陛下の即位に伴う「即位礼正殿の儀(そくいれいせいでんのぎ)」が10月22日、皇居・宮殿であいにくの雨の中、皇族方11人および各界の代表や外国の元首などおよそ2,000人の参列者を前に、即位を国内外に宣言された。 天皇陛下は「黄櫨染御袍(こいろぜんのごぼう)」に身を包んで、皇后さまとともに儀式に臨み、「松の間」に設(しつら)えられた「高御座(たかみくら)」でお言葉を述べられた。この中で、天皇陛下は「国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら、憲法に則(のっと)り、日本国および日本国民統合の象徴としての務めを果たすことを誓います」と述べられた。夜には祝宴にあたる「饗宴の儀」も行われた。
ジョリーグッド 外国人労働者の育成をVRで、第一弾は介護
医療・介護福祉分野を中心にVR人材育成サービスを展開するジョリーグッド(本社:東京都中央区)は10月21日、国内産業の人材不足対策として急増する外国人労働者の職業教育をVRで体験学習することができる「外国人労働者教育VRサービス」を開発し、ベトナムや中国をはじめとするアジアの教育機関や国内の外国人材受け入れ企業向けに提供していくと発表した。第一弾として、日本が世界で高いレベルを誇る介護スキルのVR教育サービスを、大阪の3つの社会医療法人が連携して展開している外国人向け介護教育プログラム「大阪A・P・Sコンソーシアム」(以下、大阪APS)らと提携し、共同開発することで合意した。 このサービスは、ベトナムの人材教育で豊富な実績を持つ「菅沼グループベトナム」をビジネスパートナーに迎え、年内はベトナムや中国での試験提供を実施し、2020年2月から正式にアジア各国の大学や日本語学校(送り出し機関)、国内の外国人労働者受け入れ企業向けにサービスを提供していく予定。