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日本 インドのICT製品の関税引き上げでWTOに協議要請

日本 インドのICT製品の関税引き上げでWTOに協議要請

日本政府は5月10日、インドのICT(情報通信技術)製品を対象とした関税引き上げについて、WTO(世界貿易機関)協定に基づく協議をインドに対し要請したと発表した。
インドは、メイク・イン・インディア政策推進のため、平成26年以降、ICT製品で6回にわたり関税引き上げを実施。その結果、日本はWTOでインドが約束している関税の上限を超え、GATT(関税および貿易に関する一般協定)に違反する可能性があると考えている。

帝人 AMEDとフレイル創薬の委託研究開発契約締結

帝人 AMEDとフレイル創薬の委託研究開発契約締結

帝人(本社:大阪市北区)は5月14日、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)の医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE)に申請していた「フレイルの予防薬・治療薬の研究開発」が2018年10月に採択されたことを受け、このほどAMEDと委託研究開発契約を締結し、産官学連携の研究開発を本格的に開始したと発表した。
今後、CiCLEの支援のもと、代表研究機関として大阪大学大学院医学系研究科、東京大学、神戸医療産業都市推進機構、国立循環器病研究センター、オリエンタル酵母工業、島津製作所、Meiji Seikaファルマ、帝人ファーマと共同で、創薬に向けた研究開発に注力していく。
フレイルは、2014年に日本老年医学会が提唱した「加齢に伴う予備能力低下のため、ストレスに対する回復力が低下した状態」を表す概念で、要介護状態に至る前段階として位置付けられている。

フクビ化学 10億円投じベトナムドンナイ省に新工場竣工

フクビ化学 10億円投じベトナムドンナイ省に新工場竣工

フクビ化学工業(本社:福井市)は5月10日、連結子会社のフクビベトナムが約10億円を投じ、2018年からドンナイ省のアマタ工業団地で建設していた新工場がこのほど竣工し同日、現地でオープニングセレモニーを執り行ったと発表した。
新工場の敷地面積は1万5,773㎡、建築面積は7,708㎡。当初は12ラインで住宅建材、家電用部材などを生産する。これまでの賃借工場は閉鎖した。
同工場をベトナム・ASEANエリアでの製造および販売の中核拠点と位置づけ、今後も大きな市場拡大が見込まれる東南アジア地域の新規市場開拓の戦略基地とする。

北川鉄工所 インド・バンガロールで4億円投じ生産拠点

北川鉄工所 インド・バンガロールで4億円投じ生産拠点

工作機械や自動車・建設機械向けの鋳造部品を手掛ける北川鉄工所(本社:広島県府中市)は5月10日、インドカルナータカ州バンガロールに4億円を投じ、生産拠点を新設すると発表した。
持分適用子会社、Kitagawa Europe Ltd(同社50%出資)の子会社、KITAGAWA INDIA PVT LTDが、工作機器事業関連の生産拠点を建設、運用する。2019年9月に建設完了し、11月のチャックの製造を開始する予定。2022年度に6,000台の生産、10億円の売り上げをそれぞれ見込む。

みずほ銀行 台湾貿易センターと日台企業の連携で覚書

みずほ銀行 台湾貿易センターと日台企業の連携で覚書

みずほ銀行は5月9日、台湾貿易センター(以下、TAITRA)との間で、日台企業の連携に関する覚書を締結したと発表した。これにより、同行は日台双方の企業の橋渡し役として、日台企業の連携機会の創出をさらに推進するとともに、TAITRAと協力・連携関係を深めていく。
TAITRAは1970年、台湾政府と業界団体の支援により設立された非営利公的貿易振興機構。台湾内5カ所(台北、新竹、台中、台南、高雄)、海外約60カ所にネットワークを持つ。

トヨタ紡織 インド・グルガオン市に営業・開発事務所

トヨタ紡織 インド・グルガオン市に営業・開発事務所

トヨタ紡織(本社:愛知県刈谷市)は5月9日、インドの子会社、トヨタ紡織オートモーティブインディア(所在地:インドカルナータカ州)が、ハリヤナ州グルガオン市に事務所を開設すると発表した。
新事務所は営業と開発機能を備え、自動車メーカーの車両開発段階から連携してシートや内装品を提案することで、インドをはじめとする新興国小型車事業の営業活動を強化する。

縄文人の全遺伝情報を解読 日本人のルーツに迫れるか

縄文人の全遺伝情報を解読 日本人のルーツに迫れるか

国立科学博物館、国立遺伝学研究所、東京大学などの研究グループは5月13日、縄文人の全遺伝(全ゲノム)情報を解析し、縄文人に関する様々なことが分かったと発表した。これにより、アフリカで生まれた人類集団がどのようにして東アジア各地に広がったのか?日本人の祖先がどこから来たのか?こうした謎に迫る貴重なデータとなるはずだ。
同グループは、北海道・礼文島の船泊遺跡で発掘された3,800年前の縄文人女性の人骨の歯からDNAを取り出して、最先端の解析装置を使い30億対の塩基配列すべての遺伝情報を解読。現代人のゲノム解析と同じ精度でDNA上の配列を特定した。
この結果、縄文人の祖先となる集団が東アジアの大陸に残った集団から分かれた時期が約3万8,000年前から1万8,000年前であることが分かった。また、今回の解析で国内の地域ごとに、縄文人から現代人に受け継がれたゲノムの割合が大きく異なることも分かった。
東京でサンプルを取った本州の人々では縄文人のゲノムを約10%受け継ぎ、北海道のアイヌの人たちでは割合が約7割、沖縄の人たちで約3割だった。
同グループは、詳細を5月末にも学術誌で発表する。

百舌鳥・古市古墳群 世界遺産登録へ イコモスが勧告

百舌鳥・古市古墳群 世界遺産登録へ イコモスが勧告

ユネスコの諮問機関、イコモスはこのほど、世界文化遺産への登録を目指していた大阪府南部の「百舌鳥・古市古墳群」について、登録することがふさわしいとする勧告をまとめた。これにより、今年アゼルバイジャンで開かれる世界遺産委員会で正式に世界文化遺産に登録される見通しとなった。
同古墳群は、堺市、羽曳野市、藤井寺市にまたがる2つの古墳群で、宮内庁が「仁徳天皇陵」として管理する国内最大の前方後円墳など4世紀後半から5世紀後半ごろに築造された49基が構成要素になっている。大阪府からの登録はこれが初めて。

連休の関空国際線利用者17%増の84万2,000人で最多

連休の関空国際線利用者17%増の84万2,000人で最多

大阪出入国在留管理局関西空港支局のまとめによると、4月26日から5月6日までの11日間に関西空港国際線を利用した人は、出発がおよそ43万6,000人、到着がおよそ40万6,000人の合わせて84万2,000人で前年同期より17%増え、1日あたりの利用者は7万6,560人で、この時期としては開港以来最も多くなった。平成から令和への改元をはさみ、今年に限っての祝日を合わせ初の10連休で、長い休みが取りやすかったためだ。
利用者の内訳は日本人が40万6,000人、外国人が43万6,000人で、日本人は前年同期と比べ15万人(58%)増えた。渡航先は中国が最も多く11万6,000人、次いで韓国の10万人だった。このほか、今年は欧州や北米を結ぶ遠距離路線の利用者も前年より増えた。

日精ASB機械 22億円投じインド生産子会社が金型生産能力増強

日精ASB機械 22億円投じインド生産子会社が金型生産能力増強

日精エー・エス・ビー機械(本社:長野県小諸市)は5月10日、全額出資するインド生産子会社、ASB INTERNATIOAL PVT.LTD.の金型生産能力増強のための固定資産の取得等の設備投資を行うことを発表した。
投資総額は約22億円。金型生産設備増設へ2019年8月から固定資産の取得を開始、2020年6月に完了する予定。これにより、増える顧客需要に迅速かつ的確に対応し、金型納期の短縮化、生産効率の向上を図る。