阪和興業 中国系4社のインドネシアのニッケル製販事業に参画
阪和興業はこのほど、インドネシアのスラウェシ島で中国のステンレス製造大手、青山鋼鉄集団の関連会社など中国系4社と二次電池の材料となる高純度のニッケルやコバルト化合物の製造・販売事業に参画することで合意、出資契約を締結した。
同プロジェクトの合弁会社「QMBニュー・エナジー・マテリアルズ」に一部出資する。製造された高純度ニッケル・コバルト化合物は、需要の中心である中国を軸に販売される。
デンソー オフィス部門全2万人にテレワーク制度を拡大
デンソー(本社:愛知県刈谷市)は、スピードと現場の活力を高めることを目的とした働き方改革の一環として、社外勤務制度を拡充し、テレワークの利用対象者をオフィス部門の全社員約2万人へ拡大するとともに、IT環境を整え働く時間や場所をより柔軟に選択できるようにする。
これまで同社はこどもの看護や家族の介護に時間を要する社員などに限定し、自宅で勤務可能な終日在宅勤務制度や、一定の資格以上の社員に限定し社外から勤務可能とする社外勤務制度(出社義務あり)を適用してきた。
今後はオフィス部門で勤務する全社員が、理由や資格を限定せずに社外から勤務できるようになる。
ノーベル医学・生理学賞に本庶佑・京大特別教授
今年のノーベル医学・生理学賞の受賞者に京都大学特別教授の本庶佑(ほんじょ・たすく、76歳)氏が選ばれた。免疫の働きを抑えるブレーキ役となる物質を発見し、がんに対して免疫が働くようにする新たな治療薬の開発などに貢献したもの。
日本人がノーベル賞を受賞するのはアメリカ国籍を取得した人を含めて26人目で、医学・生理学賞では2016年の大隅良典氏に続いて5人目となる。
本庶氏は免疫をつかさどる細胞にある「PD-1」という新たな物質を発見し、その後、体の中で免疫が働くのを抑えるブレーキの役割を果たしていることを突き止めた。この発見によって再び免疫が働くようにして、人の体が本来持っている免疫でがん細胞を攻撃させる新しいタイプの治療薬「オプジーボ」という薬の開発につながったという。この薬はがんの免疫療法を医療として確立した。