日産自 中国湖北省で新工場建設
日産自動車が中国の合弁相手の東風汽車集団とともに、年間生産能力30万台規模の新工場を湖北省に建設することが分かった。実現すれば中国での9カ所目の完成車工場となる。
日産自動車は、中国全体で2022年までに600億元(約1兆円)を投じ、2017年に152万台だった年間販売台数を、7割増の260万台に引き上げる目標を掲げている。
イオン ベトナムに福島県産”梨”を出荷
イオンは、グローバルに事業を展開するグループインフラを活用して、日本の梨を旬のタイミングでベトナムに8月下旬から11月下旬まで、福島県産「幸水梨」「豊水梨」「二十世紀梨」「新高梨」を継続販売する。
今回の梨輸出は福島県の梨生産者、調達・輸出を担うイオンリテール、販売を担うイオンベトナム、そして販売支援の日本貿易振興機構(ジェトロ)がタッグを組み、オールジャパンで旬の梨をベトナムの顧客に届ける。
1回目は8月20日、幸水梨を出荷。ベトナムのイオン、Citimart約30店舗で順次販売する。22日から空輸、26日から現地で販売開始する。出荷量は10kg箱で1200ケース(12㌧)を予定。価格は幸水梨で2Lサイズ1個400~450円。
幕末の徳川将軍、家茂・慶喜使用の印「経文緯武」の実物確認
徳川記念財団などによると、幕末の14・15代将軍、徳川家茂と慶喜が西洋諸国との間で交わした外交文書に使用した印の実物が確認された。
今回見つかったのは「文武両道の政治を行う」という意味の「経文緯武」と彫られた縦・横9.2㌢、重さ2.7㌔㌘の銀印で、徳川家に伝わる資料などを管理する徳川記念財団が蔵を整理した際、漆塗りの箱の中に残されていた。
東京大学史料編纂所の調べにより、家茂と慶喜が国の代表として外交文書などに使用していた印の実物と確認された。この印は安政5(1858)年に結ばれた日米、日英、日仏間の修好通商条約の批准書などに、将軍の署名とともに押されたことが、残されている書面から確認できるが、実物がどこにあるのか、わかっていなかった。
この印は9月15日から新潟県立歴史博物館で開かれる「徳川の栄華」展で、9月30日までの期間限定で公開される予定。
自治体で未就学児の医療費の窓口減免広がる
安倍政権の少子化対策の一環として、4月からの罰則廃止に伴い、小学校入学前の子どもの医療費助成で、自治体による医療機関の窓口負担を減らしたり、免除したりする取り組みが広がっている。2019年度までに計43都道府県の全市区町村で患者が窓口で支払う医療費は減免される。
未就学児の医療費の自己負担割合は原則2割だが、子育て支援のため独自に助成する市町村は多い。ただ、国は肥大化する医療費抑制のため、窓口減免する市町村に対し、これまでは国民健康保険(国保)の財源のうち、公費負担分を減らす罰則を設定。減額幅は最大約14%で、総額年75億円規模に上っていた。
しかし、安倍政権は重視する少子化対策に逆行するとの判断から、未就学児について4月からこの罰則を廃止した。
日本初の有人月面着陸機開発へ JAXAが構想
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、日本初の有人月面着陸機を開発する構想がこのほど明らかになった。構想によると、着陸機は4本脚のテーブルのような形状で、上部に欧州が開発する離陸船と連結させる。月の上空を周回する基地に係留し、飛行士4人が船内に乗り移り降下。エンジンを逆噴射して月面に軟着陸する。
カナダの探査車に乗って2日程度滞在し、月面を探査。帰還時は着陸機を月に残し、離陸船だけが上昇し基地に戻る。基地出発から帰還まで4、5日の予定で、ほぼ年1回計5機程度の着陸を見込んでいる。
欧州と連携し、2030年ごろに月面着陸を目指す。機体は米国のロケットで打ち上げる。2020年代に建設を目指す米国の月基地への参加を念頭に置いたもの。
イオン 中国で小中学生の環境学習「チアーズクラブ」全国大会
イオンおよび永旺(中国)投資有限公司は、中国・北京市で8月8~10日の3日間にわたり、第1回「中国イオン チアーズクラブ全国大会」を開催した。
小中学生を対象に環境学習の場を提供する「中国イオン チアーズクラブ」は、日本で1996年に開始した「イオン チアーズクラブ」の活動をもとに、中国で2014年に本格的に活動を開始した。現在、中国各地の店舗を拠点に77クラブ、約2000名の子どもたちが活動している。各クラブは毎年1つの環境テーマに沿って活動し、その成果を壁新聞にまとめている。
今回、中国で初開催になる全国大会に参加したのは、壁新聞の発表会で選抜された7エリア(北京・天津・青島・蘇州・武漢・広州・香港)、13クラブの代表者27名。全国大会では、壁新聞セッションはじめ、様々な体験プログラムを通じて自然環境への理解を深めた。