中国の李克強首相が公賓として訪日 5/8~11日
中国の李克強首相が5月8~11日まで、日中韓サミットに合わせ公賓として訪日する。滞在中、安倍首相と日中首脳会談を行うほか、天皇陛下と会見する。
日中平和友好条約締結40周年を機に、日中の親善関係が一段と深まることが期待される。
幕末、高島秋帆が製造した国産初の西洋式大砲 高知で公開
海防意識が高まりをみせた幕末、西洋式砲術を国内に広めた砲術家・高島秋帆(たかしま・しゅうはん)が鋳造した国産初の西洋式大砲(国重要文化財)が、高知県立高知城歴史博物館(高知市)で県内初公開されている。5月28日まで。
独学で西洋の兵法書やオランダ人から、西洋式砲術を学んだ長崎の役人、高島は幕末、西南雄藩をはじめ開明派の諸藩や幕府などから、西洋式大砲の製造法や兵法指南を依頼される砲術家だった。現実に佐賀の鍋島氏や、韮山の幕臣、江川英龍らに大砲の製造技術や兵法を伝えている。
列強諸藩の近代兵器導入の先駆けとなった史料として、注目を集めるとみられる。
パナソニック 介護デイサービス向けに配車システム
パナソニックは、AI(人工知能)を活用し、デイサービスなどの利用者の送迎を効率化する配車システムを開発し、6月から介護事業者向けに提供を始める。
デイサービスを利用するため施設に通う高齢者らの情報を入力すると、それぞれの自宅を回って送り迎えするのに最適なルートや乗り合い者を選定してくれる。AIが最適なルートを作成、カーナビゲーションの画面などに表示してくれる。介護職員の業務の負担を減らし、施設の人手不足に対応する。
事業者が支払うシステムの料金は、利用者が30人規模の施設では月1万2000円前後、システムと連動したカーナビの市場想定価格は16万2000円前後。2~3年以内に1000施設まで利用を拡大することを目指す。
外国人技能実習生6人が福島第一原発で作業
日本で働きながら技術を学び、修得する技能実習制度で来日した実習生6人が、福島第一原子力発電所でがれきなどを焼却する施設の建設工事に携わっていたことが分かった。
東京電力は2017年4月以降、福島第一原発の廃炉に関わる作業に従事させることは、技能実習制度の趣旨にそぐわないとして、実習生を同敷地内で働かせないことを自主的に定め、元請けの企業にルールを守るよう求めてきた。
しかし今回、技能実習制度で来日した外国人技能実習生6人が大手建設会社の下請け企業に雇われ、2017年11月から福島第一原発の敷地で始まったがれきなどを焼却する施設の建設工事に携わっていたことが分かったもの。ただ、この工事場所は放射線防護が義務付けられている管理区域の外だった。