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19年の日本のODA実績1兆6,909億円 5年連続世界4位

経済協力開発機構(OECD)は4月16日、2019年(暦年)のOECD開発援助委員会(DAC)メンバーのODA実績(暫定値)を公表した。これによると、日本のODA実績は米ドルベースで前年比9.5%増の155億672万ドル(円ベースで前年比8.1%増の1兆6,909億円)となった。この結果、DACメンバーのうち、EUを除く29カ国の中で日本は米国、ドイツ、英国に次ぐ第4位だった。世界4位は2015年以来5年連続。

日本の新型コロナ国内感染者1万人突破 増勢が加速

日本でも新型コロナウイルス感染者の増勢が加速している。全国の自治体のまとめによると、国内で感染が確認された人は4月18日、1万433人となり1万人を突破した。9日前の5,000人超から1万人超へ倍増した。感染者はこのほか、クルーズ船の乗客・乗員712人を加えると1万1,145人となる。また、亡くなった人は国内で感染した人が224人、クルーズ船の乗船者が13人の合わせて237人となっている。

三菱ガス化学 タイ子会社の電子材料の生産能力増強

三菱ガス化学(本社:東京都千代田区)は4月14日、BT積層材料の生産子会社、MGCエレクトロテクノ(所在地:福島県白河郡、以下、ET)の子会社、MGC ELECTROTECHNO(THAILAND)CO.,LTD.(所在地:タイ・ラヨーン県、以下、ETT)における半導体パッケージ用BT材料の生産能力を増強すると発表した。増設工事は2020年10月に着工し、2022年4月に営業運転を開始する予定。
三菱ガス化学グループは、今回の生産能力増強により、ETはマザー工場としての機能強化を図り、ETTは量産品の生産体制を増強していくことで、今後もグローバルに拡大する半導体市場に向けて、多様化する要求に迅速に対応するとともに高機能な製品を安定的に供給していく。

MHPS 中国の包頭鋼鉄向け高炉ガス焚きGTCC発電設備2系列受注

三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は4月14日、中国の包頭鋼鉄向けで高炉ガス焚き16.5万KW級ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備2系列を受注したと発表した。包頭鋼鉄グループ向けでは第3期の増設工事で、2021年から順次中国に向けて出荷する予定。
今回のプロジェクトは内モンゴル自治区包頭市に位置する包頭鋼鉄製鉄所のグループ企業、内蒙古包鋼鋼連股份有限公司に導入される。今回受注した設備の主要明細はガスタービン、排熱回収ボイラー、蒸気タービン、発電機、ガスコンプレッサー、各種補機など。

三菱重工 インドネシアに現地法人 インフラ整備へ本格活動開始

三菱重工業は4月15日、インドネシアの首都ジャカルタに現地法人PT.MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES INDONESIA(尼国三菱重工)を設立、本格活動を開始したと発表した。新会社の資本金は50億ルピア(約4,000万円)で、シンガポール現地法人Mitsubishi Heavy Industries Asia Pacific Pte.Ltd.(MHI-AP)と同社が出資した。
社会インフラ整備プロジェクトへの参画はじめ、より地域に根差した営業・アフターサービスの提供・推進などを統合的に実践できる体制を整えていく。

大和ハウス 中国・大連の「大和中盛」を解散・清算へ

大和ハウス工業(本社:大阪市北区)は4月15日、中国の持分法適用関連会社の大連大和中盛房地産有限公司(所在地:遼寧省大連市、以下、大和中盛)について、中国の会社法に基づき強制清算の申立を行い、会社清算が行われることになったと発表した。同社の運営について、昨年来合弁先から派遣されている人材による不正を巡り、内部統制の強化を目的に進めていた協議が不調に終わった。

日産と三洋化成 APBに「全樹脂電池」の技術ライセンス供与

日産自動車(本社:横浜市西区)と三洋化成工業(本社:京都市)は4月16日、三洋化成の子会社APB(本社:東京都千代田区)に、次世代リチウムイオン電池「全樹脂電池」の技術ライセンスを供与すると発表した。ライセンス料は非公表。今回の契約締結により、APBは国内外における自動車用途を除く全樹脂電池の開発、製造および販売の権利を取得する。APBは全樹脂電池の量産を2021年に開始する計画。

大手ゼネコンなど全国の建設現場の工事原則中止へ 緊急事態拡大で

日本政府の4月16日の緊急事態宣言の対象区域拡大を受けて、大手ゼネコンの鹿島や大林組、大和ハウス工業は17日、全国の建設現場の工事を原則中止すると発表した。期間は5月6日(大和ハウスは5月10日)まで。このほか、清水建設は16日に新たに指定された6道府県に工事の中止対象を広げる。大成建設は大型連休をはさみ4月25~5月10日、全国の工事を可能な限り中止するとしている。

祇園祭 山鉾巡行中止へ “密集”避けられず実施困難と判断

日本三大祭りの一つで、京都の「祇園祭」のハイライト、山鉾巡行について、例年通りの実施は困難と判断、取りやめる方向で調整していることが分かった。巡行や、歩行者天国となる宵山、宵々山などでは大勢の人が”密集”し、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されるため。巡行が中止となれば、昭和37年以来58年ぶりとなる。
祇園祭の山鉾巡行は、前祭(さきまつり)で7月17日に山鉾23基が、後祭で7月24日に山鉾11基がそれぞれ京都市中心部を巡行する。

日本光電 人工呼吸器を増産 6カ月で1,000台の供給目指す

日本光電(本社:東京都新宿区)グループは4月15日、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大により人工呼吸器の需要が高まっていることから、富岡生産センタ(所在地:群馬県富岡市)における人工呼吸器「NKV-330」の増産体制を構築すると発表した。自動車メーカーなどのパートナーの協力を得て、日本政府とも連携しながら、今後6カ月間で1,000台の供給を目指す。