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日本版GPS衛星「みちびき」4号機打ち上げ成功

日本版GPS衛星「みちびき」4号機打ち上げ成功

宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は9月10日、政府の測位衛星「みちびき」4号機を搭載したH2Aロケット36号機を種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げ、成功した。
みちびきは、日本独自の衛星測位システムを構築するための人工衛星で、米国の全地球測位システム(GPS)を補完して誤差を小さくするのが目的。
現在のGPSの精度は約10㍍の誤差があるが、みちびきで得られる高精度の位置情報により誤差は6㌢以下となり、現在の100分の1以下で高い精度を誇る。これにより、自動車や建機・農機などの自動運転システムのほか、小型無人機ドローンを使った物流輸送などへの活用も期待される。

JICA ラオス・ルアンパバーン地区の管理保全を支援

JICA ラオス・ルアンパバーン地区の管理保全を支援

国際協力機構(JICA)は10月9日、ラオス・ルアンパバーンで同国政府との間で「ルアンパバーン世界遺産の持続可能な管理保全能力向上プロジェクト」に関する討議議事録に署名した。
同事業はルアンパバーン県で世界遺産に指定されている地区の管理保全体制強化および同県地方部の観光を通じた地域振興に関する実証事業実施等を通じて、主に県政府職員の地域開発に関する能力の向上を図るもの。
このプロジェクトでは、伝統的な町並みを生かしたまちづくりについて、日本で先進的な取り組みを行ってきた岐阜県高山市の協力を得て、ルアンパバーンの世界遺産地区の管理保全体制強化および世界遺産地区外での新規観光地開拓、観光客向けの工芸品や農作物の品質向上に関する実証事業の実施を支援する。実施予定期間は2018年2月~2021年2月。

比例代表 定員28人の近畿ブロックに127人が立候補

比例代表 定員28人の近畿ブロックに127人が立候補
衆院選の公示があった10月10日、定員が28人の比例代表の近畿ブロックには、合わせて8つの政党と政治団体が候補者名簿を届け出て、小選挙区に重複して立候補した人を含めて、合わせて127人が立候補した。
政党別の立候補者は届け出順に公明党8人、社民党2人、自民党40人、日本維新の会22人、希望の党28人、幸福実現党6人、立憲民主党10人、共産党11人となっている。

豪華11屋台に観光客感嘆の声 秋の高山祭始まる

豪華11屋台に観光客感嘆の声 秋の高山祭始まる

飛騨路の秋の風物詩、秋の高山祭が10月9日、岐阜県高山市で始まった。
晴れ渡った秋空のもと、金色の装飾や様々な彫刻が施された、きらびやかな11台の屋台が市中心部の桜山八幡宮の境内と参道に並ぶと、訪れた観光客、見物客らから感嘆の声が挙がっていた。境内では36本の糸で操られた人形が妙技を見せる「からくり奉納」が披露された。
祭りは10日までで、市は2日間で計20万人の人出を見込んでいる。
高山祭は国の重要無形文化財に指定されているほか、2016年秋、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産「山・鉾(ほこ)・屋台行事」に登録された日本全国33祭りの一つ。

阪和興業 ベトナムでレジ袋製造で3社合弁

阪和興業 ベトナムでレジ袋製造で3社合弁
阪和興業は、ベトナムでAAB HARVEST CO.,LTD.および製袋メーカーのテライ(大阪市東淀川区)との3社合弁で新会社「AAB PLASTIC CO.,LTD.」を設立した。
ベトナム政府より9月に設立に必要な新会社の認可を取得しており、年内にはレジ袋等のポリエチレン製品を主体に製造開始する予定。製造能力は月間500MT。同製品は日本国内で阪和興業とテライが販売する。テライはフィルム成形・製袋の一貫メーカー。

トクヤマ 台湾現法に電子工業用IPAの第2工場

トクヤマ 台湾現法に電子工業用IPAの第2工場
トクヤマ(本部:東京都千代田区)は、電子工業用の高純度IPA(イソプロピルアルコール)の台湾市場における需要増に対応するため、台湾の現地法人、台湾特亞瑪股份有限公司(以下、台湾徳亞瑪)の第2工場を建設する。新工場は雲林県雲林科技工業区内に建設し、2019年1月の営業運転開始を予定。
台湾では、高純度IPAは半導体・電子デバイスの精密洗浄材としての需要拡大が見込まれている。

オムロン シンガポールにオートメーションセンタ

オムロン シンガポールにオートメーションセンタ
オムロン(本社:京都市下京区)のアジア・パシフィックエリアにおける制御機器の販売、顧客サポート・サービスを統括する、オムロンアジアパシフィック社(所在地:シンガポール)はこのほど、シンガポールに世界9拠点目の「オートメーションセンタ」(以下、ATC)を開設した。オートメーション技術で顧客企業各社とともに、製造現場の課題を解決する。
今回開設したATCは研究開発機能を備えたショールームで、シンガポールで今後2年間に行う1350万シンガポールドル(約11億円)のロボティクス関連投資の一部で、製造現場の知能化や見える化を加速させる、最先端のモノづくりを推進するための取り組み。

信越化学 中国2合弁の光ファイバー用生産能力倍増

信越化学 中国2合弁の光ファイバー用生産能力倍増
信越化学工業(本社:東京都千代田区)は、総額180億円を投じ光ファイバー用インゴット(以下、プリフォーム)の生産能力を大幅に増強する。
同社は現在、鹿島工場(茨城県神栖市)、中国の合弁子会社、信越(江蘇)光棒有限公司(江蘇省江陰市、以下、信越光棒)および長飛信越(湖北)光棒有限公司(湖北省潜江市、以下、長飛信越光棒)の3拠点でプリフォームを生産している。
合弁相手はいずれも光ファイバーのメーカーで、今回の設備投資で合弁会社2社のそれぞれの生産能力を倍増し需要の伸びに応える。両社の増強はともに2019年前半の完成を目指す。
また、国内の鹿島工場のプリフォームの工場棟を増設し、将来の需要増に備える、増設工事は2018年後半の完成を目指す。

ITの理経子会社がシンガポールに駐在員事務所開設

ITの理経子会社がシンガポールに駐在員事務所開設
ITおよびエレクトロニクス業界のソリューションベンダー、理経(本社:東京都新宿区)の子会社、Rikei Corporation(HK)Ltd.は、このほどシンガポールに駐在員事務所を開設した。
同事務所は今後成長が見込まれるASEANで、主として電子部品などエレクトロニクス関連製品のマーケティング活動を行う。

完全養殖「近大マグロ」海外へ輸出 近大・豊田通商

完全養殖「近大マグロ」海外へ輸出 近大・豊田通商
近畿大学と豊田通商は、持続可能な完全養殖魚を海外へ本格的に輸出開始する。まず両者が生産する完全養殖クロマグロ「近大マグロ」と、近畿大学が技術支援する社食縁(本社:和歌山県新宮市)で取り扱う完全養殖ブリの輸出を始める。
まずは東南アジアから輸出開始し、2020年に約2000尾の輸出を目指す。幕張メッセで10月11~13日開催される「第1回”日本の食品”輸出EXPO」に出展し、国内外バイヤーとの間で完全養殖マグロおよび完全養殖ブリの商談を行う。
今後は他魚種の取り扱いも視野に入れるなど、日本が誇る高品質で美味しい完全養殖魚の認知度を高め、海外での市場を切り拓き、日本の一次産業の活性化に一層貢献する。
両者は2010年7月、クロマグロの完全養殖事業における技術協力提携を結び、世界初となるクロマグロの中間育成事業を開始。2014年7月には両者で水産養殖事業水深に関する覚書を締結。今回の輸出事業は同覚書で合意した取り組みの一つ。