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経産省 タイ工業標準局と製品安全向上で協力文書締結

日本の経済産業省は2月12日、タイのバンコク市内でタイ工業省工業標準局(TISI)と日本の経済産業省産業保守グループとの間で、製品安全に関する協力文書(MOC)を締結したと発表した。タイ製品安全当局と日本の製品評価技術基盤機構(NITE)とのこれまでの取り組みを踏まえて、今後も両国内に流通する製品の更なる安全性向上を目指す。

JALと住友商事「空飛ぶクルマ」でBellと業務提携

日本航空(本社:東京都品川区、以下、JAL)と住友商事(本社:東京都千代田区)は2月12日、米国のBell Textron Inc.(本社:米国テキサス州、以下、Bell)と、エアモビリティ分野における市場調査や事業参画などの共同研究推進に関する業務提携を締結したと発表した。
滑走路が不要かつ環境性能に優れるeVTOL(電動垂直離着陸機)は「空飛ぶクルマ」として近年注目を浴び、短中距離を安価かつ容易に移動できるエアモビリティとして期待されている。今回の提携により、3社は日本を中心にアジア地域でBellが開発するeVTOL機材を用いたサービス提供の検討を開始する。

「さっぽろ雪まつり」来場者71万人減の202万人 新型肺炎響く

北海道の冬の風物詩「さっぽろ雪まつり」の実行委員会によると、今回の来場者数は2019年の273万7,000人より71万6,000人少ない202万1,000人にとどまった。新型コロナウイルスの感染拡大の最中で、中国政府が海外への団体旅行を禁止したこと、地元の小学校や幼稚園が感染を懸念し、団体での来場を取りやめたことなども響いた。

大阪府の特殊詐欺19年は過去最悪の1,807件、被害25億円超

大阪府警察本部によると、2019年に大阪府内で発生した特殊詐欺の件数は1,807件で、前年を36件上回り過去最悪となった。また、被害金額は25億1,000万円余りとなった。「口座が不正に利用されている」などと巧みにうそを言ってキャッシュカードを騙し取るといったカードを狙った事件が1,012件と全体の半分を占めた。このほか、架空請求が前年の1.5倍の739件、還付金詐欺が同3倍の285件と大幅に増えた。一方、オレオレ詐欺は443件で前年の半分以下に減少した。

セブン銀行 フィリピンで6月からATM事業 2,726店舗に設置

セブン銀行(本社:東京都千代田区)は2月10日、フィリピン子会社Pito AxM Platform,Inc.(本社:フィリピン・マカティ市)が、フィリピン最大手のコンビニエンスストアPhilippine Seven Corporation(本社:フィリピン・マンダルヨン市)との間で、フィリピン国内のセブン‐イレブン店舗でのATM(現金自動預払機)設置・運営・保守事業等の展開を目的とした業務提携契約を締結したと発表した。2020年6月までにフィリピン国内にある2,726店舗(2019年9月末時点)のセブン‐イレブンに紙幣還流型ATMを設置する。

1億6,000万人の移動で再び感染拡大リスク高まる中国

企業活動が再開される中国で、再び新型コロナウイルスの感染拡大リスクの高まることが懸念されている。今後1週間でおよそ1億6,000万人が帰省先などから都市部に移動するとみられるからだ。春節休暇に加えて、新型コロナウイルスの拡大に伴い、中国政府は企業活動の再開時期を見合わせるよう指導してきたが、2月10日から徐々に再開させる方針。北京、上海、広東省深圳市などで一部、企業活動が再開している。
しかし、新型肺炎患者の拡大傾向は一向に収まりそうにない。こうした中で、企業活動を再開させて本当に大丈夫なのか?企業関係者だけでなく、一般市民も思いは同様だろう。厳戒態勢の解除は歓迎しつつも、ひとつ間違えば完全封鎖により、今度は都市そのものが廃墟と化す可能性さえある。中国および湖北省の保健当局によると2月11日現在、中国本土の新型ウイルス感染患者数は4万2,638人、死者1,110に上っている。

エアロセンスと住友商事 ドローン活用の次世代建設分野で提携

エアロセンス(本社:東京都文京区)と住友商事(本社:東京都千代田区)は2月10日、ドローンを活用した次世代建設分野への進出に向けて資本業務提携契約を締結したと発表した。エアロセンスは、ドローンおよびAI技術を取り入れた自動化システムの開発を手掛け、建設分野で活用が進んでいるドローン測量では自律飛行ドローンによる計測からクラウドコンピューターによるデータ解析までのワンストップサービスを提供している。また、点検、輸送、空撮分野でのソリューション開発も手掛けている。
今回の提携を通じて、エアロセンスのドローンおよびAI画像解析の技術力と、住友商事の建設市場における営業力を活用し、非GPS環境下におけるドローン技術による建設現場の作業の自動化、および屋内点検作業の自動化を図るサービスのビジネスモデル構築を共同で手掛けていく。

東京都市大 破砕型の歯を持つ海生爬虫類化石を宮城・気仙沼で発見

東京都市大学(所在地:東京都世田谷区)知識工学部自然科学科の中島保寿准教授らは2月10日、宮城県気仙沼市の中生代初期(約2億5,000万年前、三畳紀前期)の地層から発掘された化石が、まだ日本で発見されていない海生爬虫類の一種である可能性を明らかにした。これまで破砕型の歯を持った海生爬虫類の発見は、ヨーロッパや北米のみに限られていた。
今回発見された化石は頭骨の一部で顎には、2019年に流行した「タピオカ」を連想させる球状の黒い歯が並んでおり、この歯を使って貝や甲殻類などの硬い殻を割って中身を食べていたと推測されるとしている。