fujishima のすべての投稿

ウクライナの「安全の保証」EUが提供, 米支援で合意

米国のホワイトハウスで8月18日、米国のトランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領による首脳会談および、EU(欧州連合)首脳を加えた協議が行われた。この結果、ウクライナが求めている「安全の保証」についてEUが提供、米国がこれを支援することで合意した。
これは、15日に米国アラスカ州アンカレジで行われたトランプ米大統領とロシアのプーチン大統領の首脳会談で、プーチン大統領がウクライナに対し、欧米がNATO(北大西洋条約機構)の集団防衛に類似した「安全の保証」を提供することを容認したことを受けたもの。

エーザイ 不眠症治療薬「デエビゴ」中国で発売

エーザイ(本社:東京都文京区)は8月18日、同社創製の不眠症治療薬「デエビゴ(R)」(一般名:レンボレキサント)を中国で発売すると発表した。入眠困難、睡眠維持困難のいずれか、またはこの両方の患者が対象。2025年5月に中国国家薬品監督管理局(NMPA)より承認を取得した。
中国では初めての不眠症治療薬となる。同国の不眠症患者は1億7,000万人に上るとされ、大きな需要が見込まれる。

伊藤忠, セブン銀行 資本業務提携協議開始を発表

伊藤忠商事(本社:東京都港区)とセブン銀行(本社:東京都千代田区)は8月18日、幅広い分野での協業を含めた資本業務提携協議を開始すると発表した。出資比率などの詳細は今後協議する。両社は9〜10月ごろの妥結を目指して協議を進める見通し。伊藤忠子会社のファミリーマートのATMを軸にセブン銀行と連携するとみられる。
セブン銀行は、セブン‐イレブンをはじめ、商業施設、、観光地、空港、駅など日本全国に28,000台以上のATMを展開している。

三宅唱監督『旅と日々』スイス映画祭で最優秀賞

スイス南部で開かれたロカルノ国際映画祭で8月16日、三宅唱監督(41)の『旅と日々』が最高賞にあたる国際コンペティション部門の「金豹(ひょう)賞」に輝いた。
日本人監督の同賞受賞は、2007年に受賞した小林政広監督の『愛の予感』以来、18年ぶり。『旅と日々』はシム・ウンギョンさん主演で、堤真一さん、河合優実さんらが共演している。

阪神 石井大智 プロ野球新記録40試合連続無失点

プロ野球、阪神の石井大智投手が8月17日、東京ドームで行われた巨人戦に登板して無失点に抑え、プロ野球新記録となる40試合連続無失点を達成した。石井投手は8月13日の広島戦で、2021年に西武の平良海馬投手がマークしたプロ野球記録の39試合連続無失点に並んでいた。
石井投手の持ち味は、平均球速およそ150キロの伸びのあるストレートと、切れ味鋭いフォークボールで、三振奪取率が高い。

トランプ氏 ”停戦”ではなく”和平”合意目指すべき

トランプ米大統領は8月15日行われたロシアのプーチン大統領との対面による会談を終え、「残虐な戦争を終わらせる最善の方法は、持続しないことの多い停戦合意ではなく、戦争を終結させる和平合意を直接目指すべきと判断した」とSNSに投稿した。
これに対し、欧米メディアは「ロシアに同調する劇的な方針転換だ」などと、批判的に伝えている。

京都 お盆伝統行事「五山送り火」古都の夜空照らす

京都のお盆に迎えた先祖の霊を送る伝統行事「五山送り火」が8月16日行われ、京都市内各所で送り火を見る多くの人でにぎわい、写真に収めたり、幻想的な情景に見入っていた。
午後8時に点火が始まると、山の斜面に「大」の文字が浮かび上がる。そして「妙法」、「船形」、「左大文字」「鳥居形」の順に火が灯される。燃え上がる炎が古都の夜空を照らした。
五山送り火は,京都盆地を囲む5つの山々に文字や形が炎で描かれ、古都の夜空を照らす恒例の伝統行事。

インドネシアの昆虫輸出 仕向け先の97%が日本

インドネシア政府の統計によると、同国から輸出される昆虫の約97%が人気のカブトムシやクワガタなど日本向けであることが明らかになった。
同国はコーカサスオオカブトやスラウェシオオヒラタクワガタなど日本でも人気の高い甲虫類など世界有数の昆虫の生息地として知られる。同国の2021〜2024年の昆虫の総輸出量は約3,400kgで、このうち日本向けが約3,300kgを占めている。統計では4〜8月が出荷のピークだ。
同国では昆虫輸出がこれに関わる人々の生活を支えている側面がある一方、商業目的での昆虫の過剰採集は生態系の破壊につながりかねないとの声が挙がっている。このため、種類ごとに輸出量の上限も設けられているという。

トランプ氏 選考国に”ノーベル平和賞欲しい”直談判

米国のトランプ大統領が7月に、ノルウェーのストルテンベルグ財務相に突然電話し、ノーベル平和賞を受賞したいと伝えていたことが明らかになった。ノルウェーのメディアが8月14日報じた。この報道が事実なら、トランプ氏はノーベル平和賞の選考国に直談判していたことになる。
ノーベル賞は、関係団体や業界関係者などの推挙・推薦などがあってこそ、そして選考会で慎重な審議があってこそ決定するものだろう。こんな要求を伝えられて、びっくり仰天、一番驚いたのはストルテンベルグ氏だろう。型破りどころの話ではない。
トランプ氏が2期目の米国大統領に就任した後、トランプ氏はノーベル平和賞を狙っている。そのためにロシアによるウクライナ侵略戦争の早期停止を実現させると意気込んでいるとの噂があった。今回、直談判の報道があったことを考え合わせると、「なるほど」と思わせる。
トランプ氏の、人として欠けている点を挙げればきりがない。自らの「非」はどのようなことがあっても絶対に認めず、事が成就するまで”攻撃、攻撃、攻撃”。これが人生哲学のようだ。あらゆることを世間や周囲の目を一切考えずにやり通す。これもその一部のようだ。

米ロ首脳会談 停戦への合意なし 終始ロシアペース

米国のトランプ大統領とロシアのプーチン大統領は8月15日(日本時間16日早朝)、米国アラスカ州の最大都市アンカレジで会談した。期待されていたロシアとウクライナの停戦に関しては、合意には至らなかった。
トランプ氏は会談後の共同記者会見で、進展があったことを強調したが、「多くの点で一致したが、大きな課題で完全に解決できていないものもある」と語り、具体的な説明はしなかった。一方、プーチン氏は一方的に併合を宣言しているウクライナ領土の保有など、これまで通りの主張を繰り返した。
会談は米軍のエルメンドルフ・リチャードソン統合基地で、両首脳ほか双方から2人が同席する3対3で行われ、2時間を超えた。米ロ首脳による対面での会談は2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻後、初めて。
両首脳の会見での表情や発言から、終始ロシアペースで行われたとみられる。