fujishima のすべての投稿

和歌山・九度山町で恒例の「真田まつり」勇壮 武者行列

和歌山県九度山町で5月5日、関ケ原の合戦(1600年)で西軍に与(くみ)し敗れ、同地に幽閉され、大坂冬・夏の陣(1614〜1615年)では敗れた豊臣軍にに与(くみ)し、歴史の表舞台から姿を消した戦国武将、真田昌幸・幸村(信繁)親子ら真田氏をしのぶ恒例の「真田まつり」があった。沿道では観光客らが歓声を上げていた。
道の駅「柿の郷くどやま」の芝生広場で出陣式の後、甲冑(かっちゅう)を身に着け、馬にまたがった真田昌幸・幸村・大助の真田三代に扮した関係者を先頭に、真田十勇士、子ども武者、鉄砲・なぎなた隊など総勢約150人が九度山町の中心部に向け出発。約2kmを練り歩き、勇壮な戦国絵巻を演出した。

和歌山・白良浜海水浴場で5/3 ”本州一早い”海開き

和歌山県白浜町の白良浜海水浴場で5月3日、”本州でいちばん早い”と銘打った、恒例の海開きが行われた。同日は砂浜で安全を祈願する神事が行われた後、観光客や子どもらおよそ200人が集まり、テープカットを合図に一斉に海に飛び込む姿がみられた。午前10時の気温と海水温がともに22度で、訪れた人たちは一足早い夏を楽しんでいた。白良浜海水浴場は8月末まで開設される予定。

唐十郎さん死去, 84歳 アングラ演劇で絶大な人気誇る

アンダーグラウンド演劇の騎手として絶大な人気を誇り、数多くの独創的な舞台をつくり上げた劇作家で演出家、俳優の唐十郎さんが5月4日、東京都内の病院で急性硬膜下血腫のため亡くなった。84歳だった。
2003年に長崎・諫早湾の干拓問題から着想した「泥人魚」で多数の戯曲賞や演劇賞を受賞。小説家としては1983年に「佐川君からの手紙」で芥川賞を受賞している。また、2021年には文化功労者に選ばれている。

京都 下鴨神社で流鏑馬神事 糺の森で人馬一体の妙技披露

京都・下鴨神社(所在地:京都市左京区)で5月3日、疾走する馬に乗って、豪快に的を射る「流鏑馬(やぶさめ)神事」が行われた。境内の、新緑に包まれ木漏れ日が降り注ぐ「糺(ただす)の森」で、約3万人の参拝者に、迫力ある人馬一体の妙技が披露された。
色鮮やかな伝統装束の射手20人が糺の森に設えられた約500mの馬場を疾走。100m間隔で並んだ約50cm四方の3つの的を狙い、次々に矢を射る。「カーン」という乾いた音とともに的が割れると、大きな歓声と拍手が起こっていた。
流鏑馬神事は京都三大祭の一つ、「葵祭」(5月15日)の平安を祈り、毎年5月3日に行われている。

ミャンマー軍政の労働省が男性の海外就労手続き一部停止

ミャンマー軍事政権が男性国民の海外就労のための手続きを一部停止したことが分かった。複数の送り出し機関によると、軍政の労働省が地元の送り出し機関などを通じた求人票の処理を5月1日から凍結した。同省は一時的な措置とし、理由は明らかにしていない。
ただ、この停止が長引くと、日本との間で増えている旧「技能実習」や「特定技能」の資格に基づく渡航に影響が出る。同国では国軍が徴兵制を発効し、若者の国外流出が広がる中だけに、今回の措置、今後の見通しが不透明だ。

西田凌佑 初の世界挑戦でIBFバンタム級新チャンピオンに

国際ボクシング連盟(IBF)バンタム級のタイトルマッチが5月4日、大阪市内の会場で行われた。世界ランキング1位で挑戦者の西田凌佑選手が、チャンピオンでプエルトリコのエマヌエル・ロドリゲス選手に3−0で判定勝ちし、新チャンピオンとなった。
27歳の西田選手はフットワークを生かしたボクシングが持ち味だが、戦前は圧倒的に西田選手に不利な予想が多く、苦戦するとみられていた。

カブスの今永昇太 月間最優秀新人賞受賞 4勝, 防御率0.98

米大リーグの3.4月月間表彰選手が5月3日発表された。今季メジャー移籍したカブスの今永昇太投手がナ・リーグの最優秀新人賞を受賞した。5試合に登板して負けなしの4勝を挙げ、防御率0.98の好成績を挙げた。日本選手の同賞受賞は、チームメートの鈴木誠也外野手が2022年4月に受賞して以来。

子どもの数1,401万人, 43年連続減少 総人口比最低の11.3%

総務省の人口推計によると、15歳未満の子ども(男女)の数は4月1日時点で前年より33万人少ない1,401万人となった。減少は43年連続で、比較可能な1950年以降の減少記録を更新した。また、総人口に占める比率は0.2ポイント低下し、11.3%と過去最低となった。
子ども数を3歳ごとの区分でみると、年齢が低いほど少なくなっている。12〜14歳は317万人で、0〜2歳は235万人となっている。
総人口が減少をたどる中、生涯未婚者が増加し婚姻率が減り続けることを考え合わせると、出生率が低下し子どもの数は今後とも減少傾向が続くとみられる。
子どもの数は、1950年には総人口の3分の1を超えていた。その割合は1975年から50年連続で低下し、過去最低となった。一方、65歳以上の高齢者数の割合は29.2%に達し、最も高くなった。1950年の高齢者の割合はわずか4.9%だった。

日本・ブラジルが首脳会談 HV普及で政策協調の枠組み

岸田文雄首相は5月3日、訪問先のブラジル・ブラジリアでルーラ大統領と会談した。同国が生産するバイオ燃料と、日本が強みを持つハイブリッド車(HV)などの普及に向けた政策協調の枠組みをつくる方向で協議が行われた。脱炭素で協力を深める。
ブラジルは国際社会で発言力が増す新興・途上国の有力国の一つ。2024年の20カ国・地域(G20)で議長国を務める。

日本とEU ”脱中国”念頭に半導体やレアアース調達で協力

日本と欧州連合(EU)は5月2日、経済分野の課題を話し合う閣僚級の会合を開き、”脱中国”を念頭に半導体やレアアースをはじめとする重要鉱物などの戦略物資の調達で協力することで合意した。
フランス・パリで開かれた「ハイレベル経済対話」に上川陽子外相と斎藤健経済産業相、EUの担当幹部が出席し同日、共同声明を取りまとめた。特定の国に依存しない供給網(サプライチェーン)の構築を目指す。名指しはしなかったが、中国が電気自動車(EV)の生産に欠かせないレアアースなどの戦略物資の輸出規制を外交カードにしていることを踏まえたもの。