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関西テレビ 大多亮社長辞任 中居問題で「女性に謝りたい」

関西テレビの大多亮社長は4月4日、社長の職を辞任すると発表した。中居正広氏とフジテレビのアナウンサーだった女性Aさんとのトラブルを巡り、フジテレビの第三者委員会が報告書で、フジテレビの編成担当の専務取締役だった当時の対応で、社長の港浩一氏と同様、厳しい指摘を受けたため。その指摘を真摯に受け止め「これ以上、関西テレビの社長を続けるのは不適切」と理由を説明した。
大多氏は「女性Aさんに対してまず謝りたい。今回の問題の対応にあたっては、中居氏や番組を守ろうという意思は全くなかったが、私に入った情報から、プライベートな問題」と即断。そのため「Aさんの心情に寄り添うことができず、彼女を苦しめたことを本当にお詫びしたい」と述べた。

米ウィスコンシン州判事選 民主系勝利 トランプ氏勢い陰り

米国のトランプ政権への評価が最大の争点となったウィスコンシン州の最高裁判事選挙が4月1日、投開票された。民主党が支援する候補スーザン・クロフォード氏が、トランプ大統領や実業家イーロン・マスク氏の全面支援を受けた共和党系候補のブラッド・シメル氏に勝利した。
この選挙結果を受け、州最高裁は左派系判事が4対3で多数派を維持することが確定した。
これにより、昨年11月の大統領選から続いたトランプ氏の勢いに陰りが見え始めたとも指摘されている。

信長築城の安土城 城下町の石垣発見 滋賀・近江八幡市

滋賀県近江八幡市が2024年8月から10月にかけて行った発掘調査の結果、織田信長築城の安土城の城跡から南西およそ1kmの「西の湖」の湖岸で、新たに城下町のものとみられる石垣が見つかったことが分かった。
調査前の時点で、湖岸から50mほど離れた畑に石が並ぶように埋まっているのが見えていたが、地面を深く掘り進めたところ、幅およそ17m、高さおよそ1.6mの石垣が見つかったという。石垣は4段ほど積み上げられているが、下の2段は大きな石を整列させたような積み方をしていることや、湖東流紋岩と呼ばれる付近から採られる石が多く使われていることなどから、安土城の城下町のもとみられるという。
これらの石垣は①湖からの敵の侵入を防ぐ防御の役割②湖の水の浸食を防ぐーーなどの役割があったと考えられるという。
市によると、安土城の城下町のものとみられる本格的な石垣が、湖岸で見つかったのは今回が初めて。

韓国 憲法裁 尹大統領を罷免 60日以内に大統領選

韓国の憲法裁判所は4月4日、2024年12月の「非常戒厳」を巡り国会に弾劾訴追された尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に「弾劾は妥当」で、罷免する決定を言い渡した。これにより、尹氏は即時失職し、60日以内に大統領選挙が行われる。同国の大統領の罷免は2017年の朴槿恵(パク・クネ)元大統領以来、2度目。尹氏は約2年の任期を残して退場するものの、与野党の対立や社会の混乱が収拾されるかは不透明だ。

2月 有効求人倍率1.24倍で微減 失業率2.4%でわずかに改善

厚生労働省によると、2月の有効求人倍率は全国平均で1.24倍と前月比0.02ポイント下回った。企業の人手不足は続いているものの、物価や光熱費の高騰で新規の求人を抑える動きが続いている。求人倍率が前月を下回るのは、2024年8月以来6カ月ぶり。
一方、総務省によると、2月の全国の完全失業率は2.4%で前月比0.1ポイント改善した。改善するのは2024年9月以来5カ月ぶり。
2月の就業者数は6,768万人で前年同月比40万人増え、31カ月連続で増加している。また、完全失業者数は165万人で、前年同月比12万人減少している。

ミャンマー地震 死者3,085人, 住宅倒・損壊2万1,783棟

ミャンマーで3月28日発生した大地震から4月4日で1週間となった。国軍によると3日現在、死者数は3,085人、負傷者は4,715人、行方不明者は341人。国営メディアによると、2日現在、住宅の倒壊や損壊は2万1,783棟に上るほか、1,041カ所の学校と48の病院や診療所が被災したという。
ただ、首都ネピドーやマンダレーなど国軍が支配する地域以外では全容把握は困難で、実際の被害はさらに大きいとみられる。

日本 大地震被害のミャンマーに9億円の緊急無償支援発表

日本政府は4月2日、ミャンマー中部を震源とする大地震に見舞われ、大きな被害が出た同国に600万ドル(約9億円)規模の緊急無償資金協力を給与する方針を発表した。国際機関を通じて実施する考え。
同国にはすでに緊急支援物資としてテントや防水シートなどは提供済みで、今後浄水器なども支援する方針。

東芝エネ 中国の拠点 東芝水電の新工場が移転先で竣工

東芝エネルギーシステムズは3月31日、グループの中国拠点、東芝水電設備(杭州)有限公司(所在地:浙江省桐廬県、以下、東芝水電)が、移転先の新工場で竣工式および会社設立20周年記念式典を行ったと発表した。
新工場は旧工場から南西に約3kmの地点に立地する。新工場の敷地面積約6万6,600㎡。新工場は「デジタル×スマート化」をコンセプトに先端技術を取り入れ、製造コストの削減およびリードタイムの短縮を図っている。

東京ガス 米シェブロンからガス権益取得 総額785億円で

東京ガスは4月1日、米石油大手シェブロンから米テキサス州東部のシェールガス権益の70%を取得すると発表した。段階的に取得する計画で、総額約5億2,500万ドル(約785億円)を投じる。
100%子会社、東京ガスアメリカ社が約93%出資するTGナチュラル・リソーシズ社(本社:テキサス州ヒューストン)を通じて、シェブロン社とテキサス州東部のシェールガス共同開発契約を締結した。取得する鉱区の面積は201k㎡で、埋蔵量は液化天然ガス(LNG)換算で年間150万トンを見込む。採掘したガスは米国市場での販売を想定しているが、将来的にはLNGとして日本への輸入も検討する。

東大 水素とベンゼン環を同時合成 安価な金属触媒開発

東京大学の山口和也教授らは、安価なニッケルを使い、ベンゼン環を持つ有機分子と水素を同時につくる触媒を開発した。これまでは高価なパラジウムが必要だった。この成果は、英科学誌『ネイチャー・コミュニケーションズ』に掲載された。
研究チームは、酸化セリウムとニッケルの微粒子からなる固体の触媒を開発した。開発した触媒を使った反応で、原料として使える物質は45種類以上見つかった。
ベンゼン環を持つ有機分子は医薬品などの原料として、水素は燃料として使えると期待される。