日本政府は6月17日、新型コロナウイルス対策の基本的対処方針分科会で、10都道府県で発令中の緊急事態宣言について、沖縄を除く9都道府県は20日までで解除する方針を諮問し、了承された。うち北海道、東京、大阪、京都、兵庫、愛知、福岡の7都道府県は21日から「まん延防止等重点措置」へ移行し、沖縄の宣言延長とともに3週間後の7月11日を期限とする。広島、岡山両県はまん延防止措置には移行せず、6月20日で全面解除する。
現在、まん延防止措置を適用している千葉、神奈川、埼玉3県については7月11日まで延長。岐阜、三重両県は6月20日の期限で解除する。
この結果、6月21日~7月11日の間、緊急事態宣言発令は沖縄1県、まん延防止措置の適用は10都道府県となる。
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5月輸出49.6%増 41年ぶり高い伸び 輸入もコロナワクチンで増
財務省が6月16日発表した5月の貿易統計速報によると、輸出額は前年同月比49.6%増の6兆2,612億円だった。米国や欧州向けの自動車輸出が大幅に伸びた。前年同月が新型コロナウイルスの影響で大きく落ち込んでいた反動もあるが、1980年4月以来の高い伸びを記録した。3カ月連続の増加で、コロナ感染拡大前の2019年5月と比べても7%上回った。
地域別にみると、米国向けは前年同月比87.9%増の1兆1,044億円、欧州連合(EU)向けは同69.6%増の6,169億円、中国向けは同23.6%増の1兆3,926億円、アジア向けは同32.5%増の3兆6,386億円だった。
輸入は同27.9%増の6兆4,484億円に上った。新型コロナワクチンを大量に輸入したことで、医薬品が大幅に膨らんだほか、原油価格の上昇も影響した。この結果、貿易収支は1,871億円の赤字だった。貿易収支が赤字になるのは4カ月ぶり。