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大阪のテーマパーク・遊園地・水族館・寄席 休業期間延長

大阪府内のテーマパーク、遊園地などではいずれも休業期間を延長する。5月31日までの緊急事態宣言の延長措置を受けたもの。
大阪市此花区テーマパーク、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)は大阪府の要請が解除されるまで休業期間を延長する。再開時期は未定で、購入したチケットは払い戻しする。大阪府枚方市の遊園地「ひらかたパーク」も休園期間を延長する。再開時期は未定。
大阪市港区の水族館「海遊館」も休園を続ける。このほか、大阪市北区の上方落語の定席「天満天神繁昌亭」は5月31日まで休館を延長する。

EV充電スタンド 住宅地以外の設置数は初めて減少 ゼンリン

地図制作のゼンリンの調査によると、電気自動車(EV)用の充電スタンドの数が2020年度に初めて減少したことが分かった。公共施設や商業施設など住宅地以外の場所に設置されたEV充電スタンドの数は20年度、全国で2万9,233台で、前年度と比べ1,087台減少した。調査を開始した10年度以降、右肩上がりで増えていたが、初めて前年を下回った。
これは、中国や欧米自動車メーカーのEV化の掛け声をよそに、日本国内での新車に占めるEVの比率がおよそ1%にとどまる中、充電スタンドがあまり使われず、古くなった設備を更新しなかったり、設置をやめたりする施設が増えていることが背景にあるとみられる。

正倉院の屏風・織物の紋様に国内未確認の染色技法 宮内庁

宮内庁正倉院事務所の分析によると、奈良の正倉院に伝わる織物の紋様の染色に、国内ではこれまで確認されていない技法が使われていることが分かった。正倉院事務所は年に一度、秋の点検に合わせて正倉院の宝物を調査している。
今回は江戸時代に当時の東大寺の別当がつくらせた屏風に使われていた織物の紋様に、どのような染色技法が使われているか調査した。紋様の繊維を顕微鏡などで詳しく分析したところ、これまで「ロウケツ染め」という技法が使われていると考えられていたが、実際には何らかのアルカリ性の物質で染まらないように加工されていることが分かったという。
この技法は、中国・新疆ウイグル自治区にあるトルファン・アスターナ古墳群から出土した8世紀ごろのものとみられる織物で使われていることが確認されているが、国内では例がない。

都道府県に大規模接種会場の設置 積極的に検討を要請 厚労省

厚生労働省は5月7日、新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場の設置を、積極的に検討するよう都道府県に要請した。承認申請中の米モデルナ製を2~3カ月程度継続して接種することや、これとは別に市区町村が行う接種で医療従事者の確保に支障が出ないようにすることが条件になる。
大規模接種会場は東京、大阪ですでに設置が決定。国が運営し、自衛隊の医官や看護官らを活用する。ただ、他自治体の類似施設について、自衛隊の医官を含めて国から人員派遣をせず、医療従事者の確保は自治体に委ねると説明している。

緊急事態宣言延長による経済損失約1兆円 失業者約7万人増

野村総合研究所は、緊急事態宣言が4都府県で5月31日まで延長され、愛知、福岡両県も追加されることで、さらに1兆620億円の経済損失が生じるとの試算を明らかにした。個人消費が落ち込むことが主な要因で、GDP(国内総生産)は年率で0.19%押し下げられるとしている。4月25日から5月31日までの合計でみると、経済損失は1兆7,600億円に上り、失業者は約7万人増加するとみている。

アジア開銀 石炭火力発電新設への融資停止を検討 脱炭素に舵

アジア開発銀行(ADB)が、石炭火力発電所の新設などへの融資を今後停止する検討に入ったことが分かった。先進国をはじめ世界的に温室効果ガスの排出削減への動きが高まり、脱炭素に向けた取り組みが進んでいるのに足並みをそろえる。アジア・太平洋地域には化石燃料に頼る新興国・地域も多い中、再生可能エネルギーの導入を促すのが狙い。

インドの日系企業 コロナ感染拡大・高水準で工場停止延長

インドの日系自動車メーカーが、同国の変異型新型コロナウイルスの拡大・高水準で医療体制が危機的状況にあることを受け、工場停止期間を延長すると発表した。
乗用車最大手のマルチ・スズキは5月8日、北部ハリヤナ州の工場の停止期間を16日まで延長すると発表した。当初は1日から9日までの予定だったが、コロナの拡大を受けて延長した。ホンダの四輪車法人、ホンダカーズ・インディアは7日、西部ラジャスタン州タプカラの工場の稼働を同日から18日まで停止する。5月中に予定していた保守作業に伴う休止措置を、コロナ拡大を受け前倒し実施する。

コロナ患者の自宅療養4倍 福祉施設3.7倍 訪問診療に重い負担

変異株への置き換わりによる全国的な感染急拡大が続く新型コロナウイルス患者。ところが、コロナ病床に空きがないことから4月以降、福祉施設、宿泊施設、自宅などで療養している人が急増している。すでに入院できないまま、自宅や高齢者福祉施設で死亡するケースも相次いでおり、訪問診療の重要度が増している。
厚生労働省の集計では、5月5日時点の全国の療養者数は自宅2万8,823人、宿泊施設1万170人、福祉施設342人。4月7日時点に比べ自宅は4倍、宿泊施設は1.8倍、福祉施設は3.7倍にそれぞれ増えている。
こうした状況を受け、患者の自宅や高齢者施設を回る訪問診療の現場に重い負担がのし掛かっている。感染力の強い変異株の流行も加わって、容体が急変し、重症化するケースも少なくない。しかし、自宅や施設などで対応するには限界がある。それだけに、入院先が見つからなければ即、死が隣り合わせにある。訪問医のスキルと高い救命意識だけではどうしようもない。それがコロナの怖さだ。

抗原検査キット活用しクラスター発生防ぐ 最大800万回分配布

日本政府は5月9日、新型コロナウイルスのクラスター(集団感染)の発生が相次いでいる医療機関や高齢者施設で、早期に感染者を見つけられるよう抗原検査の簡易キットを活用する方針で、最大800万回分配布する。企業はじめ大学でも運動部や合唱部などでクラスターが発生しており、同検査キットの活用を促す。
西村経済財政担当相は、抗原検査キットは「短時間に安価で手軽にできるので、早期に感染者を見つけられる仕組みを広げていきたい」としている。

緊急事態の解除「ステージ2」まで落ち着いた段階で 尾身会長

政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は、現在の緊急事態宣言の解除の要件について、感染状況が4段階の指標で2番目に低い「ステージ2」相当にまで落ち着いた段階で解除することが望ましいとの考え方を示した。
また、全国各地の開業医に向け、自宅やホテルで療養するコロナ患者の対応に「直接もう一歩関与してもらえばいい」とさらなる関与を求めた。