大阪府内のテーマパーク、遊園地などではいずれも休業期間を延長する。5月31日までの緊急事態宣言の延長措置を受けたもの。
大阪市此花区テーマパーク、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)は大阪府の要請が解除されるまで休業期間を延長する。再開時期は未定で、購入したチケットは払い戻しする。大阪府枚方市の遊園地「ひらかたパーク」も休園期間を延長する。再開時期は未定。
大阪市港区の水族館「海遊館」も休園を続ける。このほか、大阪市北区の上方落語の定席「天満天神繁昌亭」は5月31日まで休館を延長する。
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正倉院の屏風・織物の紋様に国内未確認の染色技法 宮内庁
宮内庁正倉院事務所の分析によると、奈良の正倉院に伝わる織物の紋様の染色に、国内ではこれまで確認されていない技法が使われていることが分かった。正倉院事務所は年に一度、秋の点検に合わせて正倉院の宝物を調査している。
今回は江戸時代に当時の東大寺の別当がつくらせた屏風に使われていた織物の紋様に、どのような染色技法が使われているか調査した。紋様の繊維を顕微鏡などで詳しく分析したところ、これまで「ロウケツ染め」という技法が使われていると考えられていたが、実際には何らかのアルカリ性の物質で染まらないように加工されていることが分かったという。
この技法は、中国・新疆ウイグル自治区にあるトルファン・アスターナ古墳群から出土した8世紀ごろのものとみられる織物で使われていることが確認されているが、国内では例がない。
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コロナ患者の自宅療養4倍 福祉施設3.7倍 訪問診療に重い負担
変異株への置き換わりによる全国的な感染急拡大が続く新型コロナウイルス患者。ところが、コロナ病床に空きがないことから4月以降、福祉施設、宿泊施設、自宅などで療養している人が急増している。すでに入院できないまま、自宅や高齢者福祉施設で死亡するケースも相次いでおり、訪問診療の重要度が増している。
厚生労働省の集計では、5月5日時点の全国の療養者数は自宅2万8,823人、宿泊施設1万170人、福祉施設342人。4月7日時点に比べ自宅は4倍、宿泊施設は1.8倍、福祉施設は3.7倍にそれぞれ増えている。
こうした状況を受け、患者の自宅や高齢者施設を回る訪問診療の現場に重い負担がのし掛かっている。感染力の強い変異株の流行も加わって、容体が急変し、重症化するケースも少なくない。しかし、自宅や施設などで対応するには限界がある。それだけに、入院先が見つからなければ即、死が隣り合わせにある。訪問医のスキルと高い救命意識だけではどうしようもない。それがコロナの怖さだ。