「アジア」カテゴリーアーカイブ

「大阪国際がんセンター」が4/28からコロナ患者を受け入れ

がんの治療などを専門に行う大阪・中央区の「大阪国際がんセンター」で4月28日から新型コロナ重症患者の受け入れを行うことになった。同センターの病床数は500床で現在およそ400人が入院している。同センターは、ICU(集中治療室)の病床をすべて新型コロナウイルスの重症患者用に振り向けることになった。

東京・大阪に大規模ワクチン接種会場5月中にも運営開始

日本政府は、新型コロナウイルスのワクチン接種を加速させるため、東京と大阪に大規模な接種会場を開設し、医師などの資格を持つ自衛隊の協力も得ながら、5月中にも運営開始する方針を固めた。接種会場は、東京・大手町と大阪の中心街に設け、1日当たり1万人の接種が行えるよう準備する方向で調整を進めている。
政府によると、3,600万人の高齢者が2回接種するのに必要な量のワクチンを6月中に確保できるという見通しを示しており、菅首相は高齢者の接種を7月末を念頭に終えられるよう取り組む考えを示している。

大阪市で救急搬送に待機47時間 24時間以上2件 医療ひっ迫で

大阪市消防局は4月23日、新型コロナウイルスに感染し症状が悪化した自宅療養者の救急搬送で、この1週間に受け入れ病院の決定まで24時間以上かかったケースが少なくとも3件あったと明らかにした。最長は46時間53分で、患者はほぼ2日間、自宅で待機を強いられた。コロナ患者の救急搬送が滞る事案は4月に入って急増しており、12~18日の1週間では、6時間以上かかったケースが20件あった。

関西3府県知事 国に変異ウイルス対策強化訴える 全国知事会

大阪、兵庫、京都の関西3府県知事は4月24日開かれた全国知事会会合で、感染の急拡大を食い止めるためには変異ウイルスへの対策の強化が不可欠だとして、ワクチン接種の迅速化や知見の共有などを国に求めるよう指摘した。
大阪府の吉村知事は「変異ウイルスの感染拡大力は凄まじいものがある。既存株とは違うものだという理解のもとで対策を考えねばならず、知見の共有を行いたい。オールジャパン体制でワクチンの迅速な接種を行う必要があり、市町村をこえた枠組みなど従来の発想に捉われない方法も検討すべきだ」と述べた。

USJ 4/25から臨時休業発表 府への緊急事態宣言発令受け

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(所在地:大阪市此花区、USJ)は4月23日、25日から臨時休業すると発表した。大阪府に国から、東京都、京都府、兵庫県とともに4月25日から5月11日までの期間、緊急事態宣言が出されたことを受けたもの。
この期間中のチケットの取り扱いなどについて、4月23日の夜にホームページで案内する。

JR西日本 6月から200~300人をグループ外に出向 最長2年間

JR西日本(本社:大阪市北区)は、6月から200~300人の社員を飲食店やホテルなどのグループ外の企業に出向させることを決めた。期間は最長2年間。給料は受け入れ先の企業が負担する。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で鉄道利用客が大きく減少し、引き続き鉄道利用客の回復が見込めない状況にあることから、社員の出向により人件費の削減と雇用の維持を図る。
同社の2021年3月までの1年間の最終的な損益は2,400億円の赤字を見込んでおり、財務状況の改善が喫緊の課題となっている。

大阪府で変異ウイルス感染者新たに308人 累計4,101人に

大阪府は4月21日、府内で新たに308人が新型コロナの変異ウイルスに感染したと発表した。この結果、府内の変異ウイルスへの累計感染者は4,101人となった。
タイプ別ではこれまでに、感染力が強く重症化しやすいとされる英国型の変異ウイルスに464人が感染したことが確認されている。また、変異ウイルスに感染して亡くなった人は累計30人に上っている。

大阪メトロG 市内3エリアでオンデマンドバスの社会実験

大阪メトログループは3月30日から大阪市生野区と平野区の合わせて3エリアで、利用者が予約した日時や乗降場所に合わせて運行する「オンデマンドバス」の社会実験を始めている。運賃は大人210円、小児110円と市内を走る路線バスと同金額。使用している車両は、最大で8人乗りの乗客が乗れるワンボックス車。同実験は9月末までの予定。
オンデマンドバスは、運行する時間とルートが決められている路線バスとは違って、利用者が希望する乗車日時や出発地、目的地に応じて柔軟に運行するバス。複数の利用者が乗車する際、AI(人工知能)によって最適なルートを割り出して運行する。
社会実験が行われているのは生野区西部、平野区加美周辺、平野区長吉東部の3エリア。利用者はスマートフォンのアプリや電話を使って配車予約するときに、乗車したい時間やバス停、目的地のバス停などを指定する。運行時間は午前6時から午後11時までの間。バス停は各エリア内におよそ300m間隔で設置されており、生野区西部に73カ所、平野区加美に66カ所、平野区長吉東部に51カ所ある。
大阪市は、自宅から最寄りのバス停までの移動が困難な高齢者が増え、買い物や病院への通院が思うようにできない「ラストワンマイル問題」の解決策として、自宅近くまで配車できるオンデマンド交通(バス・タクシー)の導入を検討している。

大阪・関西万博にドイツ・フランスなど新たに6カ国参加

日本政府は4月20日、2025年の大阪・関西万博にドイツ、フランスなど新たに6カ国から参加表明があったと発表した。両国のほか、アルジェリア、インド、ヨルダン、ロシアの各国。G7からの参加表明は今回が初めて。この結果、これまでに参加表明したのは25カ国と3つの国際機関となった。日本政府は150カ国と25の国際機関の参加を目指し、今後も参加を呼び掛ける方針。

国から大阪府へ約90人の看護師の派遣 医療崩壊回避へ

大阪府の吉村知事は4月20日、国から合わせておよそ90人の看護師の派遣を受けることを明らかにした。このうちおよそ50人は重症者専用の医療施設「大阪コロナ重症センター」に、およそ40人は患者を受けている府内の医療機関で、それぞれコロナ患者の治療にあたるという。
吉村氏は「看護師の派遣に本当に感謝している。これで大阪コロナ重症センターは今週にはフル稼働できる状態になると思う」としている。