武田薬品工業(本社:大阪市中央区)は12月21日、中国で販売している高血圧治療薬「エブランチル」を含む循環器疾患など医薬印5品目を、同国の製薬会社ハステンバイオファーマシューティックに売却すると発表した。売却額は3億2,200万ドル(約330億円)で、2021年6月末までに完了する。販売に関わる人員も移籍するが、製造は武田が引き続き担う。
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関西広域連合が年末年始の行動に自粛求める「緊急宣言」
近畿の2府4県などでつくる「関西広域連合」は12月19日、大阪市内で新型コロナウイルスの対策本部会議を開いた。全国で広がる感染者と重傷者の増加で医療現場がひっ迫する中、広域連合として市民にこれまでとは違った、帰省や忘年会などの自粛を求める「関西・年末年始緊急宣言」を採択した。
宣言では、帰省はできるだけしないこと、感染拡大地域への不要不急の外出、とくに飲食を目的にした往来を控えること、そして忘年会や新年会はできるだけやめるよう求めている。また、カウントダウンイベントや成人式の前後に、集団での飲食を控えることなども盛り込まれている。
会議には、12月に新たに連合長に就任した和歌山県の仁坂知事や大阪府の吉村知事らが出席した。
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明治の「淀川大洪水」の被災時の生々しい模様記した石碑見つかる
大阪教育委員会によると、1万7,000戸の家屋が流されたり損壊、27万人以上が被災したと伝えられている、明治18年に起きた「淀川大洪水」の様子を記した石碑が大阪市内で見つかった。これは、被災した地元の名士が106年前の大正3年に建立した石碑で、大阪市東成区の蔵から見つかった。
石碑は高さ1.8m、幅50㎝ほど。深江郷土資料館や専門家が調べたところ、「濁流は滔々と流れ込み」、「財産を集めるいとまもなく」など大洪水に見舞われた当時の様子が、生々しく刻まれていたという。また、家を失った人たちが寺の境内や旧家の門前で仮住まいをして、堤防の復旧工事で生計を立てていたことなど、被災した人たちの厳しい暮らしぶりがうかがえる記述もあった。