万博会場の水上ショーを行っているエリア「ウォータープラザ」の海水から健康被害を与えるおそれがあるレジオネラ属菌が検出された問題で、万博協会は6月20日、これまでより精度の高い「培養法」で検査した結果、レジオネラ属菌が検出されなかったと発表。この結果を受けて、同協会は水上ショーの再開に向けた準備を進めることを明らかにした。
水上ショーは、国の指針の値の50倍余りのレジオネラ属菌が検出されたことを受けて、6月4日から休止されている。
「アジア」カテゴリーアーカイブ
万博 ネパール館の工事再開 アンゴラ館は見通し立たず 協会
新潟・燕三条の直径約1mの「やかん」万博に出品
万博会場東ゲート横で巨大なプロジェクションマッピング
万博 水上ショー 当面休止 水質検査で再び指針値上回る数値
万博リング 大半廃棄処分案に海外から批判・疑問の声
2025年大阪・関西万博のシンボル・大屋根リングの閉幕後、一部保存・大半廃棄処分案に海外から批判や疑問の声が挙がっている。
海外から指摘を受けるまでもなく、現在の活用案は”お粗末”のそしりは免れない。膨大な量の木材、そして高いコストをかけ、大手ゼネコン3社が担った、他に類を見ない大屋根リングは見事な木造構造物だ。大半廃棄処分案は、確かに工夫が全く感じられない。限られた資源のリサイクル案を含めて、堂々と海外にも発信できるアイデアを打ち出せるよう、もっともっと時間をかけるべきだ。
柱と梁(はり)を組み合わせる日本の伝統的な貫(ぬき)工法を活用したリングは格子状の幾何学模様を生み出し、海外の人たちに強い印象を与えている。そのため、資源のリサイクルに積極的な海外諸国から「壊すなんて本当にもったいない」などと、大半廃棄処分案を批判、日本に再考を求める声が出ている。
万博ウォータープラザの海水から指針値以上のレジオネラ菌
4月大阪の訪日客 最多の154万人 単月として過去最高更新
大阪観光局は5月28日、4月に大阪府内を訪れた訪日観光客数(推計)が前年同月比24%増の154万7,000人で、単月として過去最高を更新したと発表した。従来の最高は2025年1月の153万5,000人。新型コロナウイルス禍収束後、訪日客は増加しているうえ、開催中の大阪・関西万博も追い風となっている。
国・地域別にみると、中国が45%増の41万2,000人で最多。次いで韓国が6%増の22万1,000人、台湾が16%増の14万3,000人と続いている。欧米や豪州からの訪日客も増えている。2025年1〜4月累計は571万7,000人となった。前年同期より約3割増えており、通年では1,700万人を超えるペースで推移している。
近未来の最先端情報通信社会を体感 万博「EXPOメッセ」
大阪・関西万博の催事施設「EXPOメッセ」で5月26日、総務省主催の情報通信技術が発達した未来社会を紹介するイベント「Beyond 5G ready ショーケース」が始まった。これは現行の高速・大容量通信規格「5G」より省電力・低遅延の情報通信を活用した最先端技術を、映像や展示、体験で紹介するイベント。6月3日まで。
最先端の無線通信によるロボットの遠隔操作の疑似体験などを通じ、離れていても、人やサービスがほとんど遅延なくつながる技術を体感できる。遠隔操作の海中ロボットは、手を振るなど体の動きに連動して海中のゴミを収集する。モノに触れた感覚を伝える特殊なグラブを使い、遠隔地にいる人やAI(人工知能)のアバター(分身)と、仮想空間内でキャッチボールできる展示もある。