「アジア」カテゴリーアーカイブ

大阪市議会 IR整備計画と土地改良費用負担の議案可決

大阪市の定例市議会は最終日の3月29日、大阪府とともに誘致を目指すカジノを含むIR(統合型リゾート施設)の整備計画と会場の夢洲土地改良費用など790億円を大阪市が負担する議案を、大阪維新の会と公明党など賛成多数で可決した。自民党や共産党などは反対した。
本会議では、一般会計の総額でおよそ1兆8,400億円の新年度予算案も賛成多数で可決された。
IRの整備計画の議案は3月24日に府議会でも」可決されていることから、大阪府は4月中に国に対して計画の申請を行うことにしている。

大商新会頭にサントリーHDの鳥井副会長が正式就任

大阪商工会議所は3月29日、尾崎裕会頭の後任にサントリーホールディングスの鳥井副会長を充てる人事を正式に決定し、記者会見を開いた。鳥井新会頭は「中小企業の若い人たちの背中を押す場をつくることが、将来の日本経済を引っ張っていくことにつながるのではないか」と抱負を述べた。また、2025年の大阪・関西万博については「関西や日本経済にとって起爆剤になると思うし、様々なネットワークを使って機運を醸成していくことが最も重要だ」と語った。

近畿の2月有効求人倍率1.06倍 2カ月連続で前月上回る

大阪労働局によると、近畿地方の2月の有効求人倍率は1.06倍で、1月に比べ0.01ポイント上回った。この結果、2カ月連続で前の月を上回った。ただ、これは新型コロナウイルスの感染拡大で休校が出るなどした影響で、在宅を余儀なくされ仕事を探す女性が減ったためとしている。
府県別では多い順に、奈良県が1.33倍(前月比+0.05)、和歌山県が1.22倍(同ゼロ)、滋賀県が1.19倍(同+0.05)、京都府が1.10倍(同+0.01)、兵庫県が1.08倍(同ゼロ)、大阪府が0.97倍(同0.01)だった。

51年目「新婚さん」4/3放送から2代目藤井隆へ

テレビ朝日系の長寿番組『新婚さんいらっしゃい!』の司会者が、4月3日放送の1時間スペシャルから2代目の司会者、お笑い芸人・藤井隆(50)と8代目アシスタント、井上咲楽(22)に代わる。このほど新コンビによる初収録が、大阪・ABCテレビ本社スタジオで行われた。
51年目の今年、桂文氏枝(78)が3月27日放送を持って勇退。1997年から7代目アシスタントを務めてきた山瀬まみも同時に卒業した。
藤井はネイビーのスーツ姿、井上は緑のワンピース姿でセットに入った。藤井は文枝の代名詞”イスコケ”を連発。さらに井上とともに番組史上初の”ダブルイスコケ”も披露した。

吹田・万博記念公園で「桜まつり」9品種・5,500本

大阪府吹田市の万博記念公園で恒例の「桜まつり」が開かれている。桜まつりは3月19日から開かれており、26、27日は園内の東大路と呼ばれる並木道が、多くの花見客でにぎわっていた。桜まつりは4月10日まで。
同公園にはソメイヨシノなど9品種の桜およそ5,500本が植えられており、全国の「さくら名所100選」にも選ばれている。

リクルート「住みたい街2022関西版」梅田1位

リクルート(本社:東京都千代田区)がWEBアンケートをもとにまとめた「SUUMO済みたい街ランキング2022関西版」によると、総合ランキングでは「西宮北口」を抑え「梅田」が1位となった。
昨年よりランキングが10以上上がった駅は「神戸」(21位→11位)、「烏丸」(25位→15位)、「明石」(27位→16位)、「心斎橋」(29位→18位)、「福島」(39位→22位)など。
昨年と比べて最も得点が上昇したのは「なんば」(452点→542点)。ほか大阪市内中心部では「梅田」「福島」「本町」など。大阪府民ランキングでは、10位以内に入った駅のうち「天王寺」「高槻市」「心斎橋」「福島」が過去最高位となった。
男性では「梅田」が1位、女性では「西宮北口」が1位。年代別にみると、20代では「梅田」が1位、30代・40代では「西宮北口」が1位となった。このほか、住みたい自治体ランキングではすべての年代で「西宮市」が1位、「大阪市北区」が2位となった。

未来の医療など体験型展示に 万博「大阪パビリオン」

2025年の大阪・関西万博の大阪府・大阪市、経済界などが出展する「大阪パビリオン」について3月24日、3者による協議が開かれ、基本計画が取りまとめられた。
2050年の未来都市の生活をテーマに、医療や健康分野での体験型の展示をメインに据える。具体的には、健康状態を自動でチェックし、結果に応じた食事や運動メニューなどを提示する円盤形の乗り物の体験や、再生医療やAIによる診療、それにサプリメントなどを使った未来の食事の体験などが盛り込まれている。
パビリオンは2023年4月に着工し、2024年10月の完成を目指しており、建設費として70億~80億円、展示費用として60億円程度が見込まれている。

大阪府議会 IR整備計画 維新・公明・自民で可決

大阪府の定例府議会は閉会日の3月24日、府と大阪市が誘致を目指しているカジノを含むIR(統合型リゾート施設)整備計画の議案を大阪維新の会、公明党、自民党などの賛成多数で可決した。
IR誘致を巡っては、大阪市が会場の「夢洲」の土地改良や液状化対策などの費用として、790億円を新たに負担する方針を決めたことなどへの批判の声も出ている。24日の採決では立憲民主党、共産党のほか、先に自民党会派を離脱した3人の議員らがそれぞれ反対した。
なお24日の本会議では、一般会計の総額で3兆7,800億円近くに上る新年度・令和4年度の予算案の採決も行われ、賛成多数で可決された。

空飛ぶクルマ 産学官で商用運転へ 大阪版行程表公表

大阪府や産学官一体でつくる「空の移動革命社会実装 大阪ラウンドテーブル」は3月23日、大阪での「空飛ぶクルマ」実装に向けた行程表を公表した。2025年の国際博覧会(大阪・関西万博)で商用運航を開始し、万博後もビジネス拡大やサービス創出を地域の経済発展につなげる「都市型ビジネス創出都市」の実現を目指すとしている。
大阪版ロードマップは事業拡大のステップとして、2022年度を「地固め・下準備」、2023~2024年度を「ビジネス開発・実証期間」と位置付けている。まずは万博での実装を目標に、インフラ整備を進める。
万博後の2025~2029年度は「事業立ち上げ」、2030年度以降を「事業拡大」の期間としている。ロードマップで定めた事業を着実に実施するため、府や地元自治体、事業者の年度ごとの取り組みを示したアクションプランも策定している。

大阪メトロ「オンデマンドバス」4月から運行エリア拡大へ

大阪メトロは3月23日、大阪市内で4月1日から「オンデマンドバス」の運行エリアを北区と福島区に広げていくと発表した。同日、大阪市内で記念の式典が行われた。
オンデマンドバスは、決まった運行ルートがなく、利用者が乗りたい場所や時間をスマートフォンで指定することで、人工知能(AI)が自動でルートを設定するもので、大阪メトロが2021年から生野区と平野区で運行している。
オンデマンドバスを利用するには、まずおよそ300m間隔で設定されているバス停の中から、乗りたいバス停や時間をスマートフォンの専用アプリなどで選ぶ。すると、エリア内を走る最大8台のバスのルートをAIが自動で設定して利用客を迎えに行く仕組み。運賃は1回300円。運行時間は午前6時から午後11時まで。