JR西日本(本社:大阪市北区)は7月14日、ローカル線を主に走るディーゼル車両にバイオ燃料を使う走行試験を、7月下旬から山陰線(下関ー小串駅間)で開始すると発表した。2024年1月下旬まで3シーズンに分けて実施する。気温の影響を確認する。2024年度に予定する1日約200kmの長期走行試験につなげる。
JR西日本は2030年度までにグループ全体の二酸化炭素(CO2)排出量を2013年比で50%削減する目標を掲げている。
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東レ 米国・韓国の炭素繊維生産設備増強 全体で年産3.5万トンへ
東レ(本社:東京都中央区)は7月13日、米国の子会社Toray Composite Materials America Inc.(本社:ワシントン州、以下、CMA)および韓国の子会社Toray Advanced Materials Korea Inc.(本社:ソウル特別市、以下、TAK)で、レギュラートゥ炭素繊維の生産設備を増強すると発表した。
米CMAのスパルタンバーグ工場(所在地:サウスカロライナ州)とTAKの亀尾工場(所在地:慶尚北道グミ市)の生産設備を増強する。これにより、東レグループ全体で現行の年産2万9,000トンから3万5,000トンに増強する計画。2025年から同規模で生産開始の予定。
大林組 100%バイオディーゼル燃料の活用で実証実験
大林組(本社:東京都港区)は7月13日、自社施設や一般家庭などから出た廃食用油を回収、100%バイオディーゼル燃料(以下、B100燃料)に精製し、同社が手掛ける2025年大阪・関西万博の建設工事で稼働する建設機械の燃料として活用する実証実験を行うと発表した。
この実証実験では松林(本社:京都府宮津市)、西尾レントオール(本社:大阪市)と協働し、大林組大阪本店および西日本ロボティクスセンターの食堂で使用した食用油を回収し、一般家庭などから出た廃食油とともに、製造委託先でB100燃料を精製、松林が配送を担当。大阪・関西万博の大林組が施工を担う工事で、西尾レントオールから借り受ける建設機械(油圧ショベル。発電機)に軽油に代わる燃料として使用する。