「アジア」カテゴリーアーカイブ

「空飛ぶクルマ」安全な運航管理へ夢洲上空で実証実験

「空飛ぶクルマ」の大阪での実用化に向けて、ドローンとヘリコプターを同時に飛行させ、安全な運航管理の手順を確認する実証実験が2月14日、2025年大阪・関西万博会場となる大阪湾の夢洲上空で行われた。
実験は、大阪府の補助金を受けた民間企業など4社が行い、けが人を救出するために八尾空港から夢洲に向かうドクターヘリと、夢洲上空を遊覧飛行中の「空飛ぶクルマ」とがぶつかることがないよう、運航管理する手順を確認した。今後、様々な場面に応じた実証実験を重ね、大阪・関西万博で空飛ぶクルマの飛行を実現させたいとしている。

自衛隊運営の大規模接種 大阪2つ目の会場開始1日2,500人に

自衛隊が運営する大阪での新型コロナウイルスワクチン大規模接種は2月14日から2つ目の会場でも始まった。これにより1日あたりの接種枠が2500人分に拡大された。防衛省は専用サイトと電話で予約を受け付けている。
今回の3回目の大規模接種は2月7日に堺筋八木ビル(所在地:大阪市中央区)で始まったのに加え、14日から同じ中央区内の北浜会場でも接種が始まった。

大阪市 64歳以下の3回目接種前倒し 2/14から接種券発送へ

大阪市は新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を加速させるため、18歳から64歳までの市民についても、2回目からの間隔を6カ月に前倒しして受け付けることを決め、2月14日から順次、接種券を発送する。
大阪市は3回目の接種について、65歳以上の人は2回目の接種から6カ月が経過した人、64歳以下の人は7カ月が経過した人を対象に受け付けている、ただ、2月9日時点で3回目の接種率はわずか5%余にとどまっている。こうした状況を受け、大阪市は18歳から64歳の人についても、2回目からの間隔を1カ月前倒し、6カ月をすぎた人から接種を受け付けることを決めたもの。

大阪天満宮の「梅まつり」 今年も盆栽などの展示のみ

学問の神様、菅原道真が梅をこよなく愛したことから、毎年この時期に開かれる、大阪天満宮(所在地:大阪市北区)で春の訪れを告げる恒例の「梅まつり」が開催されている。例年は「梅酒大会」など様々な催しが開かれるが、今年は昨年に続き、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、梅の木の盆栽などの展示だけが開かれている。
境内ではおよそ60鉢が展示され、このうち樹齢およそ100年の「八重野梅」は、花びらが重なって咲くことからその名がつけられていて、訪れた人らは幾重にも重なった白い花に見入っていた。また、樹齢およそ80年の「古金欄」は荒々しい幹に鮮やかなピンク色の花が連なって咲き、その幹と可憐な花とのコントラストの妙で映える。「梅まつりは」2月28日まで。

大阪府 医療機関に独自協力金支給を発表 病床ひっ迫で

大阪府の吉村知事は2月9日、新型コロナウイルスの感染急拡大に伴う病床ひっ迫を受け、確保病床より多い患者を受け入れたり、症状が安定した患者を自宅や宿泊療養施設に移したりするなどの対応を取った医療機関に独自の協力金を支給すると発表した。
医療機関への協力金は①確保病床を上回る患者を受け入れる②入院から5日以内に症状が安定した軽症・中等症患者を自宅や治療が受けられる診療型宿泊療養施設に移す-などの4パターン。協力金は1人や1施設につき20万~30万円。
今回の措置、新規感染者が拡大する中、病床ひっ迫を抑えることが狙いだが、コロナ対応に追われる医療機関の協力がどこまで得られるのか、全く不透明だ。

大阪知事「まん延防止」延長か「緊急事態宣言」2/14に判断

大阪府の吉村知事は2月10日、20日が期限となっている「まん延防止等重点措置」の延長を国に要請するか、新たに「緊急事態宣言」の発出を要請するか、14日にも判断する考えを示した。
吉村知事は「感染は、とりわけ重症化リスクの高い高齢者に広がっていて、入院している人もほとんどが高齢者だ。非常に厳しい状況にある病床のひっ迫はより厳しくなる可能性が高い」とした。そのうえで、実質的な重症病床の使用率に基づいて、14日にも対策本部会議を開いて、20日が期限となっているまん延防止の延長か、新たに緊急事態宣言の発出を要請するか、判断する考え。

大阪市 コロナで増加の商店街の空き店舗にオフィスなど誘致

大阪市は今秋から、新型コロナウイルスの影響で空き店舗が増えている商店街に賑わいを取り戻そうと、空き店舗をオフィスなどとして借りたい人や企業と、店舗の所有者をつなぐ取り組みを開始する方向で調整を進めている。
不動産関連の業界団体の賃貸情報サイトに、大阪市内の商店街の空き店舗情報を掲載するサイトを新たに設けることにしている。飲食店や小売店中心だった商店街に、オフィスも増やすことで空洞化を防ぐとともに、ビジネス関係者など商店街を訪れる人を増やしていくのが狙い。取り組みに必要な経費を新年度、令和4年度の予算案に盛り込む。
大阪府内の商店街などでつくる団体が、2021年11月にまとめたアンケート調査によると、新型コロナで商店街の空き店舗が全体でおよそ2割増加している。

国の大規模接種 2/14から大阪会場を2カ所体制に 1日2,500人

防衛省は2月7日、新型コロナウイルスワクチンの大規模接種にあたる大阪市内の会場を、14日から2カ所に増強すると発表した。自衛隊が運営する会場を7日に開所した「堺筋八木ビル」(所在地:大阪市中央区)に加え、2カ所目を大阪メトロ北浜駅から徒歩3分ほどの「日経今橋ビル」(所在地:大阪市中央区)に置く。これにより、1日あたりの接種人数を960人から2,500人へと増やす。

近畿の1月倒産13%減の123件 コロナ禍債務で今後継続断念も

帝国データバンク大阪支社のまとめによると、近畿2府4県の1月の倒産件数は、前年同月比13%減の123件にとどまった。これは新型コロナウイルス関連融資などが下支えとなっているため。負債総額も同71%減の94億8,100万円で、1月としてはバブル期の1991年以降で最少だった。倒産件数が前年を下回るのは8カ月連続。業種別ではサービス業が47件で最多だったが、8%減った。
ただ、今後について、帝国データバンクは厳しさを指摘している。公的支援が徐々に減少する中、コロナ禍で急場しのぎの不本意な形で増加した債務を抱え、事業継続を諦める中小企業が増加するとみている。4月以降倒産企業が増える可能性が高いとしている。

大阪府「医療非常事態宣言」発出へ 医療提供体制ひっ迫で

大阪府の吉村知事は2月8日、新型コロナウイルス「オミクロン株」の感染急拡大による医療提供体制のひっ迫を受けて、「医療非常事態宣言」を発出すると語った。
大阪府では新型コロナウイルスの1日当たりの新規感染者数が連日1万人を超えている。その結果、2月7日時点の軽症・中等症病床の使用率が103.5%と、第6波で初めて100%を超えた。基礎疾患のある軽症・中等症患者を含めた実質の重症病床の使用率は2月7日時点で25.7%となっていて、府は7日、医療機関に対して非常事態を示す「フェーズ4」に移行するよう要請した。フェーズ4では、不急の入院や手術を延期するなど一般医療を一部制限し、患者の受け入れ体制を確保することが求められる。