「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

ドローンショーJ ドローン安全推進協と安全運用で基本合意

国内ドローンショー実績No.1のドローンショー・ジャパン(本社:金沢市)は8月10日、一般社団法人ドローン安全推進協議会(所在地:東京都港区)との連携によるドローンに関連する技術およびサービスにおける安全運用に関するガイドライン策定に向けて、協定を締結したと発表した。また、これに合わせ無線LAN規格における5GHz帯の屋外実験局免許を取得し、国内最大級となる1,000台規模のドローンショーの提供を開始した。
日本の電波法では屋外での利用制限がある5GHz帯の無線LAN通信で、ドローンショー分野で実験局を開局したのは国内初。

「コーチ」Gが「ヴェルサーチ」を買収 年商120億ドル企業誕生

米国・ニューヨークを拠点に高級ブランド「コーチ」などを展開するタペストリーは8月10日、傘下にイタリア発祥の「ヴェルサーチ」などを持つカプリ・ホールディングスを買収することで合意したと発表した。買収額はおよそ85億ドル(約1兆2,000億円)という。買収が実現すれば、両社が展開する6つのブランドが統合され、年間売上高が120億ドル(約1兆7,200億円)を超える世界有数のファッションブランドグループが誕生する。

長瀬産業, ゼロボード ベトナムGHG排出実証事業がジェトロに採択

長瀬産業(本社:東京都千代田区)とゼロボード(本社:東京都港区)は8月9日、脱炭素に向け共同で取り組むベトナムでのGHG排出量報告システム構築の実施事業が、日本貿易振興機構(ジェトロ)の第4回「日ASEANにおけるアジアDX促進事業」に採択されたと発表した。
同事業は、令和4年度補正予算で措置された経済産業省から日ASEAN経済産業協力委員会への拠出金に基づき実施するもので、事業実施事務局としてジェトロが事業の公募・採択・事業実施支援等を行うもの。

北大阪急行の延伸で新運賃 160円と180円を追加 申請通り認可

北大阪急行電鉄(所在地:大阪府豊中市)は8月9日、2023年度末予定の延伸に伴う新たな運賃設定を発表した。箕面船場阪大前と箕面萱野の2駅の新設で160円と180円の基本運賃を追加する。
同車は現在、江坂ー千里中央間の営業キロに比例して100円、130円、140円の計3つの基本運賃がある。近畿運輸局に延伸部の基本運賃と加算運賃の上限設定を申請。同日に同局から申請通り認可された。

パナソニックエイジフリー 介護向けの歩行車市場に参入

パナソニックグループ100%出資のパナソニックエイジフリー(本社:大阪府門真市)は8月9日、要介護者が買物用と室内用で使用する歩行車2種を、31日から販売すると発表した。福祉介護用品店など法人向けに販売し、消費者は店舗からレンタルで使う。買物用「カウサポ」、室内用「カジサポ」それぞれ初年度1万台の販売を見込む。希望小売価格はカウサポが8万1,000円(税抜き)、カジサポが同5万9,800円(同)。かご位置を高くすることで荷物などを取り出しやすくしたほか、重心を手前にして操作しやすくした。

東急建設, 帝人 水素エネルギー実用化へ建設現場で水素発電機を検証

東急建設(本社:東京都渋谷区)と帝人(本社:大阪市北区)は8月9日、東京・渋谷で建設工事現場における電源として活用する水素燃料電池発電機の有効性と有用性に関する検証を実施したと発表した。
両社は建設工事現場への水素エネルギーの普及を目指し、東急建設が施工中の渋谷駅周辺開発に伴う建設工事現場で、帝人グループが開発した水素燃料電池発電機の、燃料電池ユニットと同ユニットに水素を供給する圧力容器ユニットを用いて、電気設備機器の電源としての水素燃料電池発電機の有効性と有用性を検証した。

エア・ウォーター 天然ガス活用CO2フリー水素案件がNEDOに採択

エア・ウォーター(本社:大阪市中央区)と戸田工業(本社:広島市)は8月8日、北海道豊富町で両社が進める、未利用天然ガス活用の地域CO2フリー水素サプライチェーンの構築事業案件が、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の水素社会構築技術開発事業に採択されたと発表した。同日、同事業に向けた取り組みを開始した。今回両社が進める「メタン直接改質(DMR)法」により、CO2が発生しない水素を商用規模で生産するのは国内初の取り組み。

脱炭素へコマツ, 日立, デンヨーが水素混焼発電機 最大50%混焼可能

脱炭素へコマツ、日立製作所、デンヨーの3社は8月8日、開発を進めていた250KW水素混焼発電機の製品化に成功したと発表した。同発電機は、燃料に水素を最大50%混合した発電が可能で、軽油のみを燃料とした場合に比べ、発電時の二酸化炭素(CO2)排出量を最大50%削減できるという。コマツは同発電機の初号機を小山工場に導入し、2023年9月中の本格稼働を目指している。

地上64階 高さ330m 東京・港区に日本一高いビル完成 11/24開業 

東京都港区にオフィスや住宅などが入る高さ330mの超高層ビルが完成した。2023年11月24日開業予定の「麻布台ヒルズ森JPタワー」で、大阪市の「あべのハルカス」を抜き、日本一の高さのビルになる。
このビルを含め開業予定の3棟の高層ビル(うち2棟が64階建て、1棟が54階建て)群、麻布台ヒルズと名付けられたエリアは、敷地面積がおよそ6万4,000㎡で、東京ドームおよそ1.4個分に相当する広さ。施設の延床面積は86万㎡で六本木ヒルズを上回る規模となる。

三井物産 エクアドルのエビ養殖事業者IPSPに500億円出資, 傘下に

三井物産(本社:東京都千代田区)は8月8日、世界最大のエビ養殖事業者、Industrial Pesquera Santa Priscila(所在地:エクアドル、以下、IPSP)に、シンガポールの持株会社を通じて出資参画することで、持株会社およびIPSP創業者との間で契約を締結したと発表した。IPSPの株式取得額は3億6,000万米ドル(約500億円)で、株式取得後、同持株会社は三井物産の持分法適用会社となる。2024年3月期中に実行を予定。