「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

大阪・関西万博入場券の販売1,866万枚に 黒字超え

大阪・関西万博の博覧会協会の石毛事務総長は8月18日、入場券の販売枚数について、収支が黒字となる目安を超える、およそ1,866万枚に達したと発表した。今回の万博の収支計画では、1,160億円の運営費のうち、およそ8割を入場券収入で賄うことにしており、入場券をおよそ1,800万枚販売すれば、黒字化の目安を超えるとされていた。協会では、今後災害による予定外の閉場などの可能性もあるとして、「現時点で運営費が黒字になったとは言えず、収支均衡に向けて努力を続ける」としている。

石破首相のコメ増産方針表明に「賛成」76%

コメの安定供給に向けて、石破首相が増産に舵(かじ)を切る方針を表明したことについて、「賛成」が76%、「反対」が13%だった。NHKが8月9日から3日間、全国の18歳以上を対象に行った世論調査の結果、分かったもの。
調査は固定電話と携帯番号に電話する「RDD」による。対象は2,739人で、42%にあたる1,137人から回答を得た。

三宅唱監督『旅と日々』スイス映画祭で最優秀賞

スイス南部で開かれたロカルノ国際映画祭で8月16日、三宅唱監督(41)の『旅と日々』が最高賞にあたる国際コンペティション部門の「金豹(ひょう)賞」に輝いた。
日本人監督の同賞受賞は、2007年に受賞した小林政広監督の『愛の予感』以来、18年ぶり。『旅と日々』はシム・ウンギョンさん主演で、堤真一さん、河合優実さんらが共演している。

阪神 石井大智 プロ野球新記録40試合連続無失点

プロ野球、阪神の石井大智投手が8月17日、東京ドームで行われた巨人戦に登板して無失点に抑え、プロ野球新記録となる40試合連続無失点を達成した。石井投手は8月13日の広島戦で、2021年に西武の平良海馬投手がマークしたプロ野球記録の39試合連続無失点に並んでいた。
石井投手の持ち味は、平均球速およそ150キロの伸びのあるストレートと、切れ味鋭いフォークボールで、三振奪取率が高い。

トランプ氏 ”停戦”ではなく”和平”合意目指すべき

トランプ米大統領は8月15日行われたロシアのプーチン大統領との対面による会談を終え、「残虐な戦争を終わらせる最善の方法は、持続しないことの多い停戦合意ではなく、戦争を終結させる和平合意を直接目指すべきと判断した」とSNSに投稿した。
これに対し、欧米メディアは「ロシアに同調する劇的な方針転換だ」などと、批判的に伝えている。

京都 お盆伝統行事「五山送り火」古都の夜空照らす

京都のお盆に迎えた先祖の霊を送る伝統行事「五山送り火」が8月16日行われ、京都市内各所で送り火を見る多くの人でにぎわい、写真に収めたり、幻想的な情景に見入っていた。
午後8時に点火が始まると、山の斜面に「大」の文字が浮かび上がる。そして「妙法」、「船形」、「左大文字」「鳥居形」の順に火が灯される。燃え上がる炎が古都の夜空を照らした。
五山送り火は,京都盆地を囲む5つの山々に文字や形が炎で描かれ、古都の夜空を照らす恒例の伝統行事。

インドネシアの昆虫輸出 仕向け先の97%が日本

インドネシア政府の統計によると、同国から輸出される昆虫の約97%が人気のカブトムシやクワガタなど日本向けであることが明らかになった。
同国はコーカサスオオカブトやスラウェシオオヒラタクワガタなど日本でも人気の高い甲虫類など世界有数の昆虫の生息地として知られる。同国の2021〜2024年の昆虫の総輸出量は約3,400kgで、このうち日本向けが約3,300kgを占めている。統計では4〜8月が出荷のピークだ。
同国では昆虫輸出がこれに関わる人々の生活を支えている側面がある一方、商業目的での昆虫の過剰採集は生態系の破壊につながりかねないとの声が挙がっている。このため、種類ごとに輸出量の上限も設けられているという。

米首都ワシントン司法長官 トランプ政権を提訴

米国の首都ワシントンのブライアン・シュワルブ司法長官が8月15日、首都警察を「敵対的に乗っ取った」として、トランプ政権を提訴した。
トランプ大統領は今週、首都警察を連邦政府の管理家に置き、首都に州兵800人を動員した。さらにパム・ボンディ米司法長官が14日、麻薬取締局(DEA)長官を「緊急」の首都警察本部長として任命した。
ブライアン・シュワルブ氏は連邦裁判所の訴状の中で、連邦法は「このような大胆な地方政府の権限の簒奪(さんだつ)を認めていない」としている。

310万人の御霊に”不戦・恒久平和”誓う戦没者追悼

戦後80年、太平洋戦争(1941〜1945年)で戦禍に散った日本人およそ310万人におよぶ全国戦没者追悼式が天皇皇后両陛下参列のもと、日本武道館(所在地:東京都千代田区)で8月15日、行われた。
冒頭の式辞で石破首相は、戦争を知らない世代が大多数となった今、「戦争の惨禍を決して繰り返さない。進む道を二度と間違えない。あの戦争の反省と教訓を改めて深く胸に刻まねばなりません」とし、不戦・恒久平和への行動を貫いていくことを、「祖国の行く末を案じ、家族の幸せを願いながら散った」英霊に誓った。