「明治日本の産業革命遺産」を選定 世界遺産推薦へ
内閣官房の有識者会議は8月27日、2015年の世界文化遺産登録を目指す「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」を、国連教育科学文化機関(ユネスコ)へ推薦する候補に決めた。ただ、すでに文化審議会が「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」(長崎県、熊本県)を選定。各国の推薦枠は年1件で、2候補が競合したため政府内で絞り込み、9月中に結論を出す。
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ベルリンで森鴎外の元恋人の写真発見「舞姫」モデル
ベルリンで森鴎外の元恋人の写真発見「舞姫」モデル
明治の文豪、森鴎外の小説「舞姫」に登場する悲恋のヒロイン、エリスのモデルとみられるドイツ人女性「エリーゼ・ヴィーゲルト」の写真が見つかった。ベルリン在住の作家、六草いちか(50)が、写真を持っていた子孫を捜し出した。保管されていた写真には夫とともに写っていた。本人の直筆で妹へのメッセージが書き込まれており、エリーゼが41~52歳の間に撮ったものと推定できるという。
エリスのモデルは、ドイツから鴎外を追って来日した際の乗船者名簿などで、実在が確認された。六草さんは、教会に残された記録などから1866年生まれの「エリーゼ・マリー・カロリーネ・ヴィーゲルト」と特定し、その説を2011年の著書で発表していた。
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京都・五塚原古墳「ミニ箸墓」でスロープを確認
京都・五塚原古墳「ミニ箸墓」でスロープを確認
京都府向日市埋蔵文化財センターは8月22日、邪馬台国の女王、卑弥呼の墓説がある箸墓古墳(奈良県桜井市)の3分の1サイズで築造されたとされる京都府向日市の五塚原古墳(3世紀後半、全長約91㍍)の発掘で前方部から後円部へせり上がるスロープが確認されたと発表した。後円部で遺体を埋葬する儀式を行った後、前方部で後継者が王位継承を宣言したとする説があり、スロープは埋葬資材を運んだり、葬列が通ったりするために設けられたとみられる。
確認されたスロープは幅約1.5㍍、長さは2㍍以上。墳丘は後円部が3段、前方部が1段の構造だが、前方部と後円部の接続部分はスロープになっていた。2012年に実施された箸墓古墳の、レーザー光を使った航空測量でも同様のスロープがあると推定されている。
キトラ古墳 石室見納め 埋め戻し墳丘一部復元へ
キトラ古墳 石室見納め 埋め戻し墳丘一部復元へ
文化庁は8月16日、「朱雀」などの極彩色壁画を保存のためはぎ取った国特別史跡、キトラ古墳(奈良県明日香村、7世紀末~8世紀初め)について、石室の入り口部分を報道陣に公開した。18日からは初めて一般公開する。石室は今後、埋め戻して墳丘の一部を復元する計画で、事実上これが見納めとなる。石室内には殺菌用の紫外線ライトが置かれ、青紫の光が幻想的な雰囲気を醸し出す。南側の盗掘穴から石室内をのぞくと、高さ約1.2㍍、幅約1㍍の狭さが実感させられる。壁石のあちこちには壁画のはぎ取りの痕跡が残り、作業の苦労がしのばれる。はぎ取った壁画は、古墳近くに2016年度に完成する保存展示施設で展示される予定。
「清水の舞台」支える柱の修理公開 9月中に終了
「清水の舞台」支える柱の修理公開 9月中に終了
京都市東山区の清水寺で、国宝・本堂の「清水の舞台」を支える柱の修理が始まり、報道陣に8月22日、公開された。9月中に終了する予定で、修理中も拝観できる。根元が湿気で腐ったり、虫食いの被害に遭ったりしているため、舞台の下にある78本の柱のうち9本を修理する。9本の修理は約380年前の再建以来初めて。作業しやすいように油圧ジャッキで柱を約1.5㌢持ち上げながら、新しい木材を差し入れる。直径60~80㌢で長さは最長14㍍。傷んだ根元部分を切り取り、新しい木材を継ぎ足す「根継ぎ」という伝統的な工法を使う。この日は、継ぎ目部分に深さ20㌢、12㌢四方の大きさの穴をノミで彫る作業が公開された。