「タイ」カテゴリーアーカイブ

タイ2月乗用車BEV新規登録台数 前月比60.3%減

タイの2月のバッテリー式電気自動車(BEV)の新規登録台数は前年同月比15.9%減、前月比60.3%減の6,335台と急減した。これはタイ運輸省陸上運送局(DLT)のデータをもとに、日本貿易振興機構(ジェトロ)が集計したもの。
主な内訳は乗用車が前年同月比33.5%減、前月比73.3%減の3,628台と大きく落ち込んだ。一方、二輪車は前年同月比40.4%増、前月比14.8%増の2,587台と増加した。ハイブリッド電気自動車(HEV)は51.4%増の1万1,991台(乗用車1万1,966台、二輪車25台)、プラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)は28.4%減の894台(乗用車のみ)だった。
なお、BEV(乗用車)の2月の新規登録台数で、中国メーカー8社を合わせるとシェア68.8%を占めている。

米テスラ タイに進出, 生産施設建設で現地政府と協議

ロイター通信などによると、米電気自動車(EV)大手テスラが、タイ政府とEVや車載電池などの生産施設建設に向けて、競技していることが3月6日、分かった。タイはEV産業を成長戦略の柱と位置付けている。テスラの誘致が実現すれば、東南アジアにおけるEVの生産・輸出の拠点化が一段と進む見通し。

在留中国人が多い国トップはタイ 日本は10位 増える移住

米投資情報サイト「インサイダーモンキー」のまとめによると、中国人の国外移住状況が明らかになった。その結果、世界で最も多い在留中国人の多い国はタイで、約930万人に上った。米ブルームバーグ通信が報じた。これは世界各国の入国管理資料などを調査し、富裕層の移住者、企業や政府機関の駐在員を含むすべての在留中国人数をまとめたもの。
タイは中国人の流入が顕著で、タイの不動産や経済活動に大きな影響を与えている。中国人にタイが人気の要因として①ビジネスチャンス②文化的親和性③投資の可能性ーを挙げている。タイの人口は2022年統計で6,600万人。すでに7人に1人が中国人となっている。
2位はマレーシアで在留中国人は688万4,800人。マレーシアの華人コミュニティは同国の経済界を支配し、株式所有率は1969年の22.8%から1990年には45.5%へ倍増。現在も富裕層の多くは華人系。3位は米国で502万5,817人、4位はインドネシアで283万2,510人、5位はカナダで179万9,195人、6位はミャンマーで172万5,794人、7位はオーストラリアで139万639人、8位はフィリピンで127万3,125人、9位は韓国で107万566人、10位は日本で92万2,000人だった。
11位はベトナムで74万9,466人、12位はフランスで約60万人、13位は英国で48万8,847人、14位はシンガポールで45万481人、15位はブラジル約25万人、16位はニュージーランドで24万7,770となっている。

サイボウズ バンコクにタイ法人 東南ア2カ所目の拠点

サイボウズ(本社:東京都中央区)は3月1日、バンコクにタイ法人「Kintone(Thailand)Co.,Ltd.」を設立し同日、営業を開始すると発表した。2020年から活動していたタイ駐在員事務所の機能を引き継ぐ。東南アジアではマレーシア法人についで2カ所目の営業拠点となる。2025年までにタイ国内でのkintoneの契約社数500社の目標を新たに掲げ、タイの日系企業および現地企業に向けてkintoneの販売・マーケティング活動を強化する。

アースと花王 タイで「蚊ケア」領域で協業 7月から発売

アース製薬(本社:東京都千代田区)と花王(本社:東京都中央区)は2月29日、虫(蚊)領域での協業を開始すると発表した。花王が開発した「蚊の翅や体を濡らすことで蚊の飛翔行動を妨げる技術」を応用し、スプレー駆除剤「「ARS Mos Shooter(アースモスシューター)」を共同で商品化。タイで7月より発売する。

大阪アジアン映画祭3/1開幕 計63作品上映 タイ政府協力

最新のアジア映画を紹介する「大阪アジアン映画祭」が3月1日、開幕した。19回目となる今回は24カ国・地域から計63作品が集まり、10日までの期間中、大阪市内の各会場で上映される。コンペティション部門では14作品がノミネート。タイ政府の協力でタイ映画8作品を特集する企画も、同映画祭を盛り上げる。

スギHD タイORとヘルス&ビューティーケア事業で合意

スギホールディングス(HD)(所在地:愛知県大府市)は2月19日、タイ石油公社PTTの子会社PTT Oil and Retail Business Public Co.,Ltd.(所在地:バンコク)とのタイでのヘルス&ビューティーケア事業を開始することで基本合意書を締結すると発表した。ORは国営エネルギー会社、タイ石油公社(PTT)の子会社で、タイ国内で約2,000店舗のガソリンスタンドを含むサービスステーションと、タイ国内で約4,000店舗、海外で約400店舗のコーヒーチェーン等を運営している大手ライフスタイル・モビリティ事業者。
今回の合意により、スギHDとORはタイでのヘルス&ビューティケア市場を切り開いていくことを目指す。タイの消費者にとってアクセスしやすく、便利で多様なニーズに応じる新たな業態開発を計画しており、2024年6月ごろにタイ国内1号店の開店を目指している。

タイのタクシン元首相が仮釈放 入院生活から自宅へ

タイのタクシン元首相(74)が2月18日、仮釈放された。同氏は汚職などの罪で禁錮1年の刑が確定しているが、2023年8月に国外逃亡先から帰国して以来、収監されることなく、バンコクの警察病院に収容され、入院生活を続けてきた。現地メディアによると、同日早朝、病院を退院し、バンコクの自宅に入った。

タイ政府 タクシン元首相の近く仮釈放を発表 服役せず

タイ政府は2月13日、タクシン元首相が近く仮釈放されると発表した。タウィー法相が同日、近く仮釈放される対象者930人の中にタクシン氏が含まれていることを明らかにしたもの。タクシン氏は禁錮1年の実刑が確定しているが、2023年に帰国して以来、首都バンコクで入院生活を続けており、一度も刑務所に入らず釈放されることになる。

タイ23年自動車生産2.2%減の184万台 商用車7.0%減

タイ工業連盟(FTI)のまとめによると、2023年の自動車生産台数は前年比2.2%減の184万1,663台だった。部門別では乗用車が同8.0%増の64万8,803台、ピックアップトラックなどの商用車が同7.0%減の119万2,860台だった。輸出向けが同11.4%増の115万6,035台、国内向けが同19.0%減の68万5,628台だった。