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関西空港で万博前に”白タク”営業を一斉取り締まり

関西国際空港で1月28日、4月に開幕する大阪・関西万博を前に、外国人観光客を無許可で送迎して料金を受け取る、いわゆる”白タク”営業の一斉取り締まりが行われた。
取り締まりは警察官50人態勢で行われ、白タク営業が疑われる車を見つけると、道路脇のスペースに誘導した後、ドライバーに違法な営業をしていないか確認していた。同日は、関西空港から京都市まで送迎する途中だった外国籍の30代の容疑者1人を、道路運送法違反の疑いでその場で逮捕したという。

千葉・佐倉市で「バイオ炭」製造の実証実験開始 農研機構

国の研究機関、農研機構(国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構)が千葉県佐倉市の協力を得て1月28日、「バイオ炭」を製造する実証実験を開始した。バイオ炭は、竹や木の枝などを600度程度の高温で長時間熱してつくった炭を加工したもの。
農地に播くことで土壌の水はけが良くなるとされている。また、植物を炭にすることで成長の過程で吸収した二酸化炭素(CO2)を大気中に放出せず固定することになり、気候変動対策としての効果があるとされている。
実証実験では佐倉市が提供する間伐された竹や梨農園で剪(せん)定された枝などを使ってバイオ炭を製造するほか、地域の農家に利用してもらい、農産物の収穫量の変化なども確かめるという。

農林中金の巨額損失 国の有識者会議が法律の見直しを提言

農林中央金庫が外国債券の運用の失敗で巨額の損失を計上したことを受け、要因や背景を検証した国の有識者会議は1月28日の会合で、提言を盛り込んだ報告書を取りまとめた。
提言の要点は、農林中金の運用方針の意思決定機関の理事会のメンバーに、運用に詳しい外部の専門家を加えられるよう、現行の法律で禁止している「理事の兼業」を認めることを求めている。
また、運用対象が特定の金融商品に偏らないようリスク分散させるとともに、農業分野への融資をさらに拡大できるよう、制度の見直しを行うことを提言している

最新ロボ「ダビンチSP」で1カ所の傷口で胃がん手術成功

大阪けいさつ病院消化器外科のチームはこのほど、1月8日、胃がんの治療で最新の手術支援ロボット「ダビンチSP」を使って、患者の体に開ける傷口を1カ所だけで手術することに成功したことを明らかにした。これにより、患者の負担を減らすことが可能となった。
チームによると、手術支援ロボトを使った胃がん手術では、これまで患部の切除などに使う手術器具と、縫い合わせるための器具を体内に入れるため、患者の体に2カ所以上の傷口を開ける必要があった。しかし今回、ロボットの動きを調整するなどした結果、直径3cmほどの1カ所の傷口だけで手術に成功した。患者の術後の経過は順調で、1週間後に退院したという。

茨城・大子町で和紙の原料”こうぞ”の皮剥き作業最盛期

茨城県・大子町で朝晩の冷え込みが強いこの時期、和紙の原料”こうぞ(楮)”を蒸して皮を剥く作業が最盛期を迎えている。
釜で1時間半ほど蒸して柔らかくしたこうぞの枝から皮を丁寧に手で剥き取り、重さ15kgごとの束にした後、さらに丁寧に包丁を使って皮を削ぎ取っていく。こうして集めた繊維部分は数日間、天日で乾燥させ春先、全国各地の和紙生産地の取引先に出荷される。
大子町で生産される”大子那須楮”は繊維が細かく、絹のような滑らかな和紙ができるとして珍重され、福井県の越前和紙などの産地から高い評価を得ているという。

横綱 豊昇龍が誕生 満場一致 モンゴルから6人目

日本相撲協会は1月29日、臨時理事会を開き、豊昇龍(25)(本名スガラグチャー・ビャンバスレン、モンゴル出身、立浪部屋)の第74代横綱昇進を満場一致で正式に決めた。モンゴル出身の横綱は朝青龍、白鵬、日馬富士、鶴竜、照ノ富士に次いで6人目。これで春場所は、初場所途中で引退した照ノ富士で空位のまま、横綱不在となる事態は回避された。

米国 パリ協定から26年1月に正式離脱 米政府 国連に通知

国連は1月28日、米政府から地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」を再離脱するとの通知を27日に受けたと明らかにした。規定により、正式離脱は2026年1月27日になるという。
米国は二酸化炭素(CO2)排出量で中国に次ぐ世界2位だが、トランプ米大統領が就任初日の20日に、再離脱を命じる大統領令に署名していた。

香港投資ファンド 小林製薬前会長らに110億円の賠償求め訴訟

小林製薬の株式の10%余を保有する香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントが、紅麹(べにこうじ)を含むサプリメントを巡る一連の問題を受けて、創業家出身の前会長らにおよそ110億円の賠償を求める株主代表訴訟を起こす方針を明らかにした。
オアシス・マネジメントは当初、会社側に創業家出身の前かいちょう、小林一雅特別顧問、前社長の小林章浩取締役、山根聡社長、、社外取締役4人の合わせて7人にについて、損害賠償を求める訴えを起こすよう求めていた。これに対して、小林製薬は訴えは起こさないとしたことから、オアシスは品質管理体制に注意を払う義務を怠り会社に損害を与えたとして訴訟を起こすことを決めた。

富雄丸山古墳で見つかった木棺の7割腐食せずに残る

奈良県教育委員会によると、4世紀後半の築造とされる奈良県の富雄丸山古墳で「蛇行剣」とともに見つかった「割竹型木棺」と呼ばれる木製の棺(ひつぎ)の7割程度が腐食せずに残っていたことが分かった。
棺は一本の丸太をくり抜いて作った割竹型木棺で、幅がおよそ70cm、長さは5.8m余。内部は2枚の仕切り板で、埋葬された人物と青銅製の鏡など副葬品を納める場所を分ける構造担っていることが確認できた。
古墳時代の棺が、詳細な構造がわかるように残っている例は少なく、当時の権力者の埋葬のあり方を考えるうえで貴重な資料になるとしている。

中国1月製造業景況感4カ月ぶり50割れ 春節, 工場稼働率低下

中国国家統計局がまとめた1月の製造業購買担当者景気指標(PMI)は、4カ月ぶりに好調・不調の境目である50を下回った。長引く需要不足のほか、1月28日からの春節(旧正月)休みを先取りする形で労働者が早めに帰省し、工場稼働率が低下ししていることも影響している。