東京商工リサーチのまとめによると、2024年1月から11月15日までに早期・退職募集した上場企業は53社(前年同期36社)で、前年同期の約1.5倍のペースで推移しており、集計の対象人員は9,219人(同2,915人)と3倍に増加し、すでに2023年の年間企業数と人数を上回った。
このペースで推移すると、2024年は2021年以来、3年ぶりに1万人を超えることが確実となった。これまでに明らかになっている早期・退職募集実施企業には日産自動車、武田薬品工業、富士通、第一生命ホールディングスなどがあり、大手企業でも人数非公開の募集が相次いでいる。
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谷川俊太郎さん死去 92歳「二十億光年の孤独」「生きる」
日本の現代詩を代表する詩人で、作品「二十億光年の孤独」はじめ、「生きる」「朝のリレー」、そして英国の伝承童話の訳詩集「マザーグースのうた」(日本翻訳文化賞)、「ことばあそびうた」「わらべうた」など、ひらがなを使った子供向けの詩も数多く手掛けた谷川俊太郎(たにかわ・しゅんたろう)さんが11月13日、都内の病院で老衰のため亡くなった。92歳だった。
1931年、哲学者・谷川徹三の一人息子として生まれた。東京都立豊多摩高校在学中に書きためた詩のノートを父親が三好達治に見せたのがきっかけ、20歳のとき「二十億光年の孤独」を出版した。詩集に「六十二のソネット」「愛について」などの作品がある。このほか多才で、アニメ「鉄腕アトム」の主題歌はじめ、ラジオドラマのシナリオや戯曲も執筆した。
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「富岳」計算速度 世界6位に後退 前回から順位2つ下げる
理化学研究所は11月18日、富士通と共同開発したスーパーコンピューター「富岳」が、計算速度を競う世界ランキング「TOP500」で6位だったと発表した。米国などの新鋭機に抜かれ、前回発表時の今年5月から順位を2つ下げた。
首位は米国ローレンス・バリモア国立研究所が開発した新鋭機「エル・キャピタン」で、計算速度は毎秒174京(けい)2,000兆回(京は1兆の1万倍)。4位まで米国勢が独占し、イタリアの新鋭機にも抜かれた。ちなみに富岳の計算速度は毎秒44京2,010兆回。
ただ、産業利用で使う計算の処理速度を測る「HPCG」部門では10期連続の首位を守った。理研や文部科学省は富岳の後継機について、遅くとも2030年頃の運転開始を目指して開発する方針を示している。