競馬の3歳牝馬クラシックレースの初戦、第85回桜花賞(1600m芝、G1)は4月13日、兵庫県宝塚市の阪神競馬場で行われた。混戦が伝えられた中、3番人気のエンブロイダリー(ジョアン・モレイラ騎乗)が鋭い末脚を発揮し、G1初勝利を飾り、1着賞金1億4,000万円を獲得した。
ブラジルのモレイラ騎手は昨年のステレンボッシュに続いて、このレース2連覇を果たした。厩舎開業2年目の森一誠調教師(美浦)はG1レース初挑戦で初勝利を挙げた。雨が降り続く重馬場だったが、走破タイムは1分33秒1の好時計だった。
2着に2番人気のアルマヴェローチェ、3着に4番人気のリンクスティップが入線。1番人気に推されたエリカエクスプレスは5着だった。
「つなぐ」タグアーカイブ
ミャンマー地震 倒壊マンションで日本人1人の死亡確認
スマホ「半導体関税対象」1, 2カ月内導入示唆 米商務長官
「1万人の第九」Adoさんライブ, 水上ショー饗宴 万博初日
大阪・関西万博は開幕初日の4月13日、あいにくの雨だったが、早朝から入場ゲートは大混雑し、人気のパビリオンにも長蛇の列ができた。予定されていた航空自衛隊の曲技飛行隊「ブルーインパルス」の展示飛行は、天候不良で注視となったが、開幕を祝う多彩なイベントで盛り上がった。
開場時刻の午前9時、大屋根リングでベートーベンの「交響曲第9番」第4楽章を1万人で合唱する「1万人の第九 EXPO2025」があり、公募で選ばれた1万263人(6〜93歳)による歌声で祭典の幕を開けた。午後7時過ぎには会場南側のウォータープラザで会期中、毎夜ある水上ショー「アオと夜の虹のパレード」があった。午後7時45分ごろからは会場西側の屋外ステージ・EXPOアリーナで、素顔を見せずに活動し、国内外で人気を誇るAdoさんのライブがあった。
東京消防庁 乳幼児の誤飲で救急搬送5年間で5,000人超
東京消防庁によると、管内で2023年までの5年間に、5歳以下の乳幼児が食べ物などを喉に詰まらせるなどして窒息し、医療機関に救急搬送されたケースが計5,528人に上ったことが分かった。年齢別で多いのが0歳児で2,021人、1歳児が1,432人、2歳児が799人となっている。
窒息が起こった場所は、自宅などの居住場所が全体の9割を超える5,120人で、時間帯は夕方から夜にかけてが最も多かった。窒息の原因は食品や菓子、おもちゃなどを「誤飲」、「誤えん」するもの。多いのが食品や菓子で1,208人、続いておもちゃが970人だった。
治療にあたる小児科医は、これらの誤飲や誤えんは窒息死の危険性があり、重い後遺症が残ることもあり、注意が必要と指摘している。
台湾で旧人・デニソワ人の骨 人類との交雑解明に期待
馬インフル発生 熊本県の農場3カ所で 国内では17年ぶり
纏向遺跡で出土の織物は最古級の矢入れの一部と判明
奈良県立橿原考古学研究所の調査によると、邪馬台国の有力候補地とされる奈良県桜井市の纏向遺跡で、1971年に出土した3世紀中頃(古墳時代初め)の織物が、箱形の矢入れ「ゆき」の一部とみれらることが分かった。
織物は用途不明のまま同研究所付属博物館で保管され、マイクロスコープで調べ直した。長さ20.2cm、幅7.9〜8.2cmで、細い絹糸を使ったとみられる。経糸と緯糸を交差させた”綾織り”で”杉綾文様”をつくり出していた。絹の綾織りは、中国の技術とみられる。
ゆきは3世紀後半〜4世紀(古墳時代前期)の古墳の副葬品として知られ、中央から地方に配布されたと考えられている。また、ゆきは普通の繊維製品ではなく、古墳時代の三角縁神獣鏡と同様に政治的な意図が込められていた。
今回判明した国内最古級のゆきの出土で、同研究所では纏向遺跡が古代王権の中心地だったことを改めて示す発見としている。