東京大学宇宙線研究所は6月28日、2028年の実験開始を目指して岐阜県飛騨市に建設中の次世代素粒子観測装置「ハイパーカミオカンデ」で、観測機器を設置するために地下600mに掘削された巨大な本体空洞を報道陣に公開した。空洞は直径69m、高さ94mと圧巻の大きさ。掘削は7月に完了する予定。
実験では、空洞内部に今後設置する巨大な水槽を超純水で満たし、飛来した素粒子「ニュートリノ」が水と衝突する際に発する微弱な光を約2万個の高感度光センサーで捉えるという。
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コメの民間輸入1〜5月約2万㌧ 5月1万余㌧前年の60倍
財務省の貿易統計によると、5月のコメの民間輸入量が前月比5割増の1万607トンに上ったことが分かった。これは単月の過去最高記録。5月の輸入量を主要国別に見ると、米国が最多の7,894トン、台湾が909トン、タイが578トン、ベトナムが500トンと続いている。この結果、1〜5月累計では1万9,628トンと前年同期比で約60倍のペースとなっている。
民間でのコメ輸入は、1kg当たり341円という高額な関税がかかるため、これまでの輸入量は限定的だった。ところが、2025年は国産米の価格が急騰し、関税分を考慮しても輸入米の方が割安となり、輸入米への引き合いが急増する事態となった。
飲食チェーンの業務用だけでなく、大手スーパーが米国産「カルローズ米」を売り出し、家庭向けにも広がりをみせている。
四季に大きな変化 夏が半年間に それでも季節感は大事に!
日本の四季が大きく変わりつつある。地球温暖化の進行に伴い、かつての日本の最大の特徴でもあったその時、折々の季節感はどんどんなくなり、生活環境が激変しつつあるといってもいい。
アパレルメーカーなど、ものづくりの企画担当者などによると、もう日本にはかつての四季はなくなり、夏がおよそ6カ月間、冬が3カ間、春と秋がおよそ1カ月半といった区分になるという。温暖化、いや”温熱化”に伴い、夏が長くなり、その前後の春と秋が短くなってしまったというわけだ。冬と春、春と梅雨を挟んだ夏、秋と冬の境目なども明確にはなくなり、日本独特の季節の風情もなくなり、熱帯化している。アパレルに限らず、季節に関わりのある様々な職業・職種で否応なしに、対応の見直しが求められている。
このため、様々な風習・慣習などもこれまでのままの形では継承できなくなっている。ただ、だからといって決して旧習をすべて否定してしまってはいけないのではないか。全国各地には数百年も続く、〇〇祭をはじめ各種の四季のイベントがある。もちろん、熱中症や低体温症などから身を守るための措置は講じてのことだが、その時候に合わせて、やり方に工夫を加えて、実施し続けたいものだ。折々の季節感がなくなりつつあるからこそ、大事に遺していきたいものだ。それこそが、日本独自のものなのだから。