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9月訪日外客287万人, 1〜9月2,688万人で23年間累計上回る

日本政府観光局(JNTO)の推計によると、2024年9月の訪日外国人旅行者数は前年同月比31.5%増の287万2,200人で、新型コロナ禍前の2019年9月比でも26.4%増となり、8カ月連続で同月過去最高を記録した。この結果、1〜9月累計で2,688万200人に達し、2023年の年間累計2,506万6,350人を上回った。
9月の訪日外客を地域別にみると、23市場のうち18市場(韓国、台湾、香港、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、オーストラリア、米国、カナダ、メキシコ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、北欧地域、中東地域)で、9月として過去最高を記録した。

外客の1〜9月訪日消費61.7%増の5.8兆円で過去最高

観光庁のまとめによると、訪日外国人による1〜9月消費額(速報)は前年同期比61.7%増の5兆8,582億円だった。過去最高だった2023年の年間消費額の5兆3,085億円を早くも上回った。4〜6月期の消費額が2兆1,402億円と四半期で過去最高を記録したのに続き7〜9月期も1兆9,489億円で過去2番目に多かった。
歴史的な円安で訪日客が増加したほか、高騰している宿泊費が全体の消費額を押し上げた。

俳優・西田敏行さん死去 76歳 東京・世田谷区の自宅で

俳優の西田敏行さんが10月17日正午過ぎ、東京・世田谷区の自宅で死亡しているのが見つかった。76歳だった。病死とみられている。
西田さんは1947年生まれ。福島県郡山市出身。中学卒業後に上京。1970年に「劇団青年座」に入団。『釣りバカ日誌』シリーズ、『ドクターX』シリーズなど映画やテレビドラマに、コミカルなものからシリアスなものまで幅広い様々な役柄で多数出演、俳優として活躍した。日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、同助演男優賞を複数回受賞している。
また、一時は歌手としても活躍。「もしもピアノが弾けたなら」が大ヒットし、「紅白歌合戦」にも出場している。
主な出演作品は映画『敦煌』『学校』、テレビドラマ『西遊記』、NHK大河ドラマ『翔ぶが如く』(西郷隆盛役)など。北野武監督の映画『アウトレイジ』シリーズでは暴力団幹部役を好演した。

CTC 介護老人保健施設で見守りカメラ活用の実証実験開始

伊藤忠テクノソリューションズ(本社:東京都港区、略称:CTC)は10月16日、医療・介護サービスを提供するウェルグループ(本部:奈良県大和郡山市)と共同で、見守りカメラによるIoTカメラソリューションを活用した実証実験を開始すると発表した。ウェルグループが保有する介護老人保健施設「ウェルケア悠」での実証実験で、記録映像のOJTでの活用や介護状況の確認など、介護・ケアの質の向上につながるIoTカメラソリューションの活用方法について検証する。

厚労省 食品ロス削減へ 食べ残しの持ち帰りガイドライン案

厚生労働省は10月16日、食品ロスを減らすための検討会で、飲食店などで食べ残した料理を衛生的に持ち帰るためのガイドライン案を公表した。料理の持ち帰りはどうしても食べきれない場合に、基本的に消費者が自己責任で行うものとしたうえで、①使い捨て手袋を使ったり、手指を消毒したりして、衛生的に詰め替えを行うこと②水分はできるだけ切り、温度管理がしやすい容器に小分けすること③箸をつけた料理は原則、持ち帰った後に、本人が食べることーなどを求めている。
食品ロスは2022年度に472万トンに上ると推計され、このうち半分の236トンは外食での食べ残しや商品の売れ残りなど”事業系”の分野で廃棄されている。

IEA 35年に新車販売の55%がEVに エネルギー市場を分析

国際エネルギー機関(IEA)は10月16日、世界エネルギー市場に関する最新の分析、報告書を公表した。電気自動車(EV)について長期的な分析見通しを行い、2035年に世界の新車販売の55%超を占めると予測している。中国や新興国での堅調な販売を見込み、IEAは現行の政策に基づいたシナリオでは、EV販売は2030年に約45%、そして2035年には55%超に達すると分析した。一方で、米国などで政策変更でEV販売が減速するリスクも明示している。

くら替えで参院議員7人が自動失職 衆院選立候補で

衆院選に立候補した与野党の参院議員7人が10月15日、公選法の規定により自動失職した。今回失職したのは自民党の丸川珠代(東京)、公明党の山本香苗(比例)、日本維新の会の音喜多駿(東京)、東徹(大阪)、梅村聡(比例)、共産党の田村智子(比例)、自民党を離党した無所属の世耕弘成(和歌山)の各氏。

日本 ラオス・ビエンチャン空港整備に28億円を無償支援

日本政府はラオス・ビエンチャン国際空港整備に28億3,600万円を限度に無償資金協力する。同国の喫緊の課題となっている同空港の整備を支援する。
ASEAN(東南アジア諸国連合)唯一の内陸国で、国土の8割が山岳部であるラオスにとって、航空交通は最重要インフラの一つ。とりわけ首都ビエンチャンに位置するビエンチャン国際空港は、ラオスの玄関口および経済活動の拠点として重要な役割を担っている。こうした中、同空港のターミナルビルはすでに旅客処理能力不足となっているほか、誘導路とエプロンは経年劣化による損傷がみられるなど、舗装改修が喫緊の課題となっている。

キトラ古墳 東アジア最古の「天文図」公開 奈良明日香村

奈良県明日香村のキトラ古墳の国宝の壁画のうち、東アジアで最古とされる「天文図」が一般に公開されている。公開は11月10日まで。事前の申し込みが必要だが、空きがあれば当日でも受け付ける。
およそ1,300年前の飛鳥時代に描かれたキトラ古墳の国宝の壁画は、明日香村の専用の施設で年4回、一般公開されている。今回は石室の天井に描かれた天文図が紹介されている。この天文図は、金箔で表現した300個以上の星を朱色の線でつないで、古代中国の70個余りの星座を描いたもので、東アジアで最も古い天文図とされている。