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ユネスコ 家康寄進 仏教叢書 増上寺聖典「世界の記憶」登録

国連教育・科学・文化期間(ユネスコ)は4月17日、歴史的な文書類の保存を目的とする「世界の記憶」(国際登録)に、日本から申請した「増上寺が所蔵する三種の仏教聖典」を登録することを正式に決めた。日本関連の「世界の記憶」は10件目となる。
これは、浄土宗と浄土宗大本山の増上寺(所在地:東京都港区)が登録申請した。12〜13世紀に中国の南宋・元、朝鮮半島の高麗の各時代に、当時最高の技術で制作された版木による木版経典群だ。徳川家康が収集し、増上寺に寄進したもの。総数は約1万2,000点に及ぶ。
このほか、日本からは広島市と5つの報道機関が「広島原爆の視覚的資料ー1945年の写真と映像」も共同申請したが、登録されなかった。

はしか累計患者66人で昨年超え 半数以上は海外で感染

国立健康危機管理研究機構(JIHS)によると、感染力が強い麻疹(はしか)の感染拡大が続いている。今年に入って4月6日までの累計感染者数は66人(速報値)で、すでに2024年1年間の45人を上回っている。このうち半数以上の37人は流行している海外で感染したとみられる。国別ではベトナムが29人を占め、タイは3人、フィリピンは2人。都道府県別の感染者数は大阪が10人、神奈川と兵庫は8人、東京が7人などとなっている。
麻疹はウイルス感染により、発熱や発疹などの症状が表れる。脳炎や肺炎を起こし死亡することもある。

競馬の皐月賞 ミュージアムマイルが鋭い末脚でG1初V

競馬の3歳馬のクラシック3冠レースの第1弾、第85回皐月賞(G1,2000m芝、18党出走)が4月20日、千葉県・中山競馬場で行われた。3番人気のミュージアムマイル(ジョアン・モレイラ騎乗)が1分57秒0で制し、G1初勝利を挙げるとともに、1着賞金2億円を獲得した。モレイラ騎手、同馬を管理する高柳大輔調教師ともにこのレース初勝利。モレイラ騎手は前週のG1、桜花賞に続く2週連続のG1制覇の快挙。
このレースは、圧倒的1番人気に支持されていたデビュー3連勝馬、クロワデュノールが好位で先行馬をマークしつつ追走し、最後の直線で先に抜け出したことで、これで決まりと思われた。だが、中団を追走していたミュージアムマイルが、外から鋭い末脚で交わし、ゴールでは1馬身半差つけて快勝した。3着に4番人気のマスカレードボールがさらに首差で入線した。

北極海 冬の海氷面積 観測史上最小に 極地研, JAXA

国立極地研究所と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4月18日、北極海やその周辺で今年の冬季に観測された海氷の最大面積が、観測を開始した1979年以降で最小となる1,379k㎡にとどまったと発表した。北極の海氷はとくに近年、地球温暖化の影響で減少傾向が続いている。
北極では年間を通じて最小となる夏季の海表面積も減少傾向にあり、2024年9月には過去5番目に小さい407万k㎡を記録している。

円 一時140円台に上昇 年初来高値更新 金融市場に不透明感

東京外国為替市場で4月21日、対ドルの円相場が一時1ドル=140円台まで上昇した。年初来高値を更新し、2024年9月以来の円高・ドル安水準を付けた。トランプ米大統領が早期の利下げを求め、利下げに慎重な米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長を批判、解任を口にしたことを受けて、米金融市場の不透明感から円買い・ドル売りの動きが強まった。

神戸空港で国際チャーター便運航開始 韓, 中, 台 週40便

神戸空港(所在地:神戸市中央区)で4月18日から、国際チャーター便の運航が始まり、新たな玄関口となるターミナルビルで午前9時半頃の台北からの第1便の到着に合わせて、関係者らが記念式典を開き国際化を祝った。
運航される国際線は韓国、中国、台湾の5つの都市との間を往復する1日最大6往復、週計40往復する予定。神戸空港の国際化によって、観光やビジネスで兵庫県を訪れる外国人の増加や経済効果に期待されている。

万博1週間 来場者60万人突破 混雑, 通信障害, 暑さ対策に課題 

大阪・関西万博は4月20日で13日の開幕から1週間となった。万博協会は19日の約10万4,000人を加え、7日目までの総入場者は60万人を超えたと発表した。そして、この間、課題も浮き彫りになってきた。
協会は”並ばない万博”を掲げ、インターネットによる入場券販売や事前予約制を導入した。しかし14万1,000人が訪れた開幕日は東ゲート付近で通信障害が発生し、スマートフォンで電子チケット(QRコード)を表示できないトラブルが起きた。このためWiFi(ワイファイ)を急遽、設置し、移動基地局も配備した。
今後、日陰が少ない会場で、暑くなる季節を控え日傘やミスト、給水用マイボトルなど熱中症対策も大切になる。会期中は1日最大22万7,000人の来場が予想されるだけに、会期序盤のこれまでに浮き彫りになった課題への対策、改善・解消は、円滑な運営のカギを握る。

「力は正義」振りかざすトランプ氏の”暴走”にブレーキを

トランプ米大統領の一期目に感じたことだが、今回も就任時から矢継ぎ早に打ち出す政策に共通しているのは、「力は正義」という絶対的強者の信念だ。民主主義は自由競争を是とする限り、やむを得ないことなのか。パレスチナガザ地区、ウクライナについても、軍備力の弱小国・勢力は強い国に、交渉で全面的に譲歩するほかないのか?これでは時代を何百年も戻すのと同じではないか。
いま起こっていることは、19世紀の領土帝国主義の復活ではないのか。「米国を再び偉大に」のスローガンの下、カナダを米国51番目の州に、パナマ運河の奪還、グリーンランド領有構想を、ためらいなく口にするトランプ氏の”暴走”に、違和感や怒りを感じる米国民はいないのか、何とか止めないと「米国は世界の笑いものになる」という気持ちは起こらないのか。

東洋エンジ 持分会社がFPSO事業でマレーシア新拠点開所

東洋エンジニアリング(本社:千葉市、以下、TOYO)は4月16日、MODECとの合弁で設立している持分適用会社、Offshore Frontier Solution Pte.Ltd.(本社:シンガポール、以下OFS)が、15日にマレーシアの首都クアラルンプールに新拠点を開所したと発表した。
新拠点は、TOYOがグローバルに展開するFPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)事業で、EPCI(設計から機器購入、建造、据付までの一括工事)プロジェクトの実行を支える戦略拠点として重要な役割を担う。
新拠点ではすでに約200人の専門スタッフを採用しており、今後数年間で800人以上に増員する予定。

ライオン ベトナムの持分会社の全株式を取得し子会社化

ライオン(本社:東京都台東区)は4月17日、ベトナムで医療品、医療機器製造販売を手掛ける持分法適用会社、Merap Lion Holding Corporation(本社:ホーチミン市、以下、メラップライオン)の全株式を取得し、100%子会社化すると発表した。株式譲渡実行日は7月1日の予定。今後もベトナム市場で、メラップライオンの持つ強みを活かしながら、社会価値、経済価値の創出を図り、ライオングループの連結業績の拡大を目指す。