マクセルと国立長寿医療研究センターは4月3日、日立製作所が開発したAI(人工知能)技術を用いることで、指の運動で認知症の前の段階の軽度認知障害(MCI)を検知できるシステムを開発したと発表した。指の運動パターンを解析することで、検知できる制度は約8割まで高まったという。
MCIを放置すると、認知症に進行する事が多い。認知症のリスク、MCIを早期に発見することは認知症を遅らせ、認知症者を減らすためにとても重要だ。
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有事の避難シェルター設備 天井厚さ確保施設は61%
有事の際、避難先となる地下駅舎や公民館、学校などのシェルターについて、国が昨年度初めて行った国内の地下施設の実態調査によると、ミサイル攻撃に耐えるとされる天井の厚さ30cm以上を確保し基準を満たしていたのは61%にとどまった。
地下駅舎は100%だったが、地下街は78%、地下駐車場は51%だけだった。出入り口が複数あるのは73%だった。地下施設を含め、食料を備えていたのは57%、飲料水は50%で、簡易ベッドは24%、エアコンなどの冷房機器は16%にしか配備されていなかった。
政府は2026年3月までに自治体や民間事業者を対象にシェルターの数を増やすとともに、既存施設の強化や備蓄の充実化を進めた考え。
今回の調査は東京23区や政令市、県庁所在地を含む計228市区町村の施設を抽出して実施された。
感染性胃腸炎患者数 過去10年で最多 2種のノロウイルス流行
中国 対米報復関税34% 全輸入品4/10発動 WTO提訴も
世界同時株安 NY株一時1,700㌦下落 円高一時144円台
米国のトランプ大統領による「相互関税」の発表を受け、世界の株式市場が動揺している。4月4日、日本、米国、欧州など世界各国で主要株価指数が軒並み下落し、世界同時株安の様相となった。
ニューヨーク株式市場ではダウ平均株価(30種)が一時、前日の終値から1,700ドル超下落し、4万ドルを割り込んだ。3日には終値が前日比1,679.39ドル安の4万545.93ドルと約7カ月ぶりの安値を記録。
中国政府が4日、34%の報復関税を発表すると、世界の景気悪化への景観が更に強まった。欧州株式市場ではドイツ、フランス、英国が軒並み4〜5%下落している。東京株式市場では4日、日経平均株価(225種)が一時、1,400円超下落した。終値は前日比955円35銭安の3万3,780円58銭で、過去最大の暴落となった2024年8月5日以来、8カ月ぶりに3万4,000円を割り込んだ。
こうした株式市場動向を受け、ロンドン外国為替市場では、対ドルの円相場は一時、1ドル=144円台となった。2024年10月初旬以来、およそ半年ぶりの円高・ドル安水準となった。
関西テレビ 大多亮社長辞任 中居問題で「女性に謝りたい」
関西テレビの大多亮社長は4月4日、社長の職を辞任すると発表した。中居正広氏とフジテレビのアナウンサーだった女性Aさんとのトラブルを巡り、フジテレビの第三者委員会が報告書で、フジテレビの編成担当の専務取締役だった当時の対応で、社長の港浩一氏と同様、厳しい指摘を受けたため。その指摘を真摯に受け止め「これ以上、関西テレビの社長を続けるのは不適切」と理由を説明した。
大多氏は「女性Aさんに対してまず謝りたい。今回の問題の対応にあたっては、中居氏や番組を守ろうという意思は全くなかったが、私に入った情報から、プライベートな問題」と即断。そのため「Aさんの心情に寄り添うことができず、彼女を苦しめたことを本当にお詫びしたい」と述べた。
米ウィスコンシン州判事選 民主系勝利 トランプ氏勢い陰り
信長築城の安土城 城下町の石垣発見 滋賀・近江八幡市
滋賀県近江八幡市が2024年8月から10月にかけて行った発掘調査の結果、織田信長築城の安土城の城跡から南西およそ1kmの「西の湖」の湖岸で、新たに城下町のものとみられる石垣が見つかったことが分かった。
調査前の時点で、湖岸から50mほど離れた畑に石が並ぶように埋まっているのが見えていたが、地面を深く掘り進めたところ、幅およそ17m、高さおよそ1.6mの石垣が見つかったという。石垣は4段ほど積み上げられているが、下の2段は大きな石を整列させたような積み方をしていることや、湖東流紋岩と呼ばれる付近から採られる石が多く使われていることなどから、安土城の城下町のもとみられるという。
これらの石垣は①湖からの敵の侵入を防ぐ防御の役割②湖の水の浸食を防ぐーーなどの役割があったと考えられるという。
市によると、安土城の城下町のものとみられる本格的な石垣が、湖岸で見つかったのは今回が初めて。