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イグ・ノーベル賞に武部教授ら ブタにお尻から呼吸の能力

ノーベル賞のパロディで、ユニークな研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」の今年の受賞者が日本時間の9月13日、発表された。受賞したのは東京医科歯科大学と大阪大学で教授を務める武部貴則さんらの研究チームで、生理学賞を受賞した。日本人の受賞は18年連続。受賞対象となったのは、ブタなどの動物に「お尻から呼吸する能力があることを発見した」こと。
研究チームは、肺による呼吸が難しくなったブタなどの動物の腸に、高い濃度の酸素を含んだ特殊な液体を、お尻から送り込む実験を行った。その結果、どの棒物も血液中の酸素が大幅に増え、このうちブタは一定の条件のもとで、呼吸不全の症状が改善することが確認できたという。

東京都の梅毒感染者数 過去最多の昨年に迫るペースで増加

東京都によると、梅毒の感染者数が9月8日までの1週間で69人増え、今年の累計は2,549人となり、過去最多の3,701人を記録した昨年に迫るペースで増えている。梅毒感染者は、男性は20代から50代、女性は20代で多く、都は出会いの多様化で不特定多数の人との性的接触の機会が増えていることや、感染しても気付かず、いつの間にか感染が広がっていることなど要因とみている。
梅毒は主に性交渉で感染する細菌性の感染症で、薬で治療できるが、放置すると重大な症状を引き起こすこともあり、妊婦から胎児に母子感染する「先天梅毒」につながることもある。

警察庁 25年3/24から「マイナ免許証」の運用開始の方針

警察庁はマイナンバーカードと運転免許証を一体化させた「マイナ免許証」の運用を2025年3月24日から開始する方針を固めた。ただ、免許証保有者はマイナ免許証を取得するか、引き続き従来の運転免許証を使うかは選択することができ、両方使うことも可能という。警察庁は今後、周知していく。

ヤクルト青木宣親選手が今シーズン限りで現役引退を発表

プロ野球ヤクルトは9月13日、青木宣親選手(42)が今シーズン限りで引退すると発表した。青木選手は2004年に早稲田大学からヤクルトに入団。」巧みなバットコントロールでヒットを量産、首位打者を3回、最多安打を2回獲得し、プロ野球史上初となる2回のシーズン200本安打を記録。
2012年にポスティングシステムで米メジャーリーグ、ミルウォーキー・ブルワーズに移籍。ロイヤルズなど6年間で合わせて7つの球団でプレーした。2018年にヤクルトに復帰し、2020年からのリーグ優勝連覇に貢献した。これまでに日米通算2,723安打(うちメジャーリーグ774安打)をを放ち、歴代5位、現役選手として最多の記録を持つ。

25年万博会場のシンボル”大屋根リング”つながり記念式典

2025年大阪・関西万博の会場のシンボル”大屋根リング”が、3社に分割して建設が進められていたが、リングとしてつながったことを祝う催しが9月13日、会場の夢洲で開かれた。
記念式典には、博覧会協会のトップを務める経団連の十倉会長や、リングのデザインを担当した建築家の藤本壮介氏らが出席。式典の後、建設に関わった人たちや博覧会協会の職員などおよそ3,000人が、リング上で輪をつくり祝った。大屋根リングは今後、植え込みやトイレなどの整備が進められ、2025年2月に完成する見通し。

今年の世界文化賞に建築家 坂茂さん 紙で仮設住宅など製作

世界の優れた芸術家に贈られる「高松宮殿下記念 世界文化賞」が9月10日、東京で発表された。今回建築部門で選ばれたのは坂茂さん。坂さんは紙でできた素材を使ったシェルターや仮設住宅を世界各地でつくり、、難民の救済や災害支援に取り組んでいることで知られる。
同賞は日本美術協会が絵画や音楽など5つの分野で世界的に活躍する優れた芸術家に毎年贈っているもの。

ベトナムの台風被害 死者,行方不明296人, 日本緊急援助物資

ベトナム政府は、9月7日に同国を襲ったスーパー台風(台風11号)による被害状況を明らかにした。11日時点で死者・行方不明者は296人、負傷者は811人、被害家屋は14万418戸に上っている。
同国政府からの要請を受け、日本政府は国際協力機構(JICA)を通じて、緊急援助物資(浄水器、プラスチックシート)を供与することを決めた。

ispace 12月に月面探査「HAKUTO-R」ミッション2打上げへ

ispace(本社:東京都中央区)は9月12日、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッションの打上げを12月に予定していると発表した。このミッション2でRESILIENCEランダー(月着陸船)が着陸予定となる月の地点を「Mare Frigoris」(寒さ・氷の海、Sea of Cold)の中央付近とすることも併せて明らかにした。
ミッション2の目的は、ランダーの設計・技術、および月面輸送サービス・月面データサービスの提供という事業モデルのさらなる検証と強化。また、資源探査の初期的な取り組みを自社開発のTENACIOUS(テネシアス)ローバー(月面探査車)を用いて実施する。

キリンHDのファンケルTOB成立 ビール偏重→健康産業に”舵”

キリンホールディングス(HD)は9月12日、健康食品関連産業に強みを持つファンケルへのTOB(株式公開買い付け)が成立し、同社を年内にも全額出資子会社化すると発表した。これにより、ビール事業偏重型から健康関連産業へ幅を広げる経営に”舵(かじ)”を切ることになる。
キリンHDは、まず2030年までにヘルスサイエンス事業で売上収益3,000億円を目指すとしている。